騒々しい独り言

（誰かが泣いている）

　世界中のひとに愛されたい

（誰かがどこかで泣いている）

　地球上のすべてのひとに愛されたい

（誰かが今夜もひとりで泣いている）

　誰かを愛するまえに　わたしはみんなに愛されたい

（誰かが声を殺して泣いている）

　生きとし生けるものすべてから愛されたい

（宇宙人からだって愛されたい）

　宇宙中のものから愛されたい

（そしてそれから）

　夜、ひとりでしずかに泣いているひとを

　愛してあげたい

甘えたい

いくつになっても成長しない自分に気づかされるとき
このままいっそ自分なんか消えちゃえばいいのにと思う
今夜みたいな満月の浮かんだ宇宙の果てなら本望だ
普段の日常なら気づかないでいられることでも
コアに触れるような大事なときほど、何度も見慣れたブラックホールが
たちはだかって、まったくその先には進めない気がしてくる

わたしが超えようとしても超えられないものって一体何なのだろう
アホなわたしにはいつまでたっても正しい道がわからずに
何年経とうが同じ場面にさしかかるたびに堂々めぐりをしている
わたしを打ちのめすにはほんのささいなことでも充分
自分の中の愛情が枯渇しているのに、ひとに与えられるものが
どれだけ残っているというのだろう
考えるほど疲れて意識がボヤけてくる
それでまた思考を先送りにして忘れてしまう
そしてまた同じ辻に迷い込むという繰り返し

今日は家でこんな日記書いてるはずじゃなかったんだけど…




土曜の夕方って人がいっぱい溢れているんだな
なぜかみんな笑ってしあわせそうに見える
泣いているのはわたしだけだ