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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

sign

2006-12-27 20:25:18 | lyrics
美に飢える
美に飢える
ああ たったひとつのこの世の奇蹟
創造に飽きる

男は社会そのもので
女は愛そのものだから

透けるほど白い肌が
水色の幻想のむこうで
なにかのsignを送っている
得体の知れない君に
私はこう話しかける

だが君は誰かに似ている
君の顔は私の顔とよく似ている
しかしまったくの他人

私たちは知り合いだと君は云う
全く覚えていない
私たちは何度も愛し合ったのだと
なぜか全然覚えていない
自分さえよく思い出せないでいるのに
他人のことなど覚えていられるはずはない


ある造形との距離を保って
いくつもの微妙なイメッジが甦る
なにかしらもろい霜柱の結晶が
透けて目に見えぬガラスごしに
大切なsignを送っている

それは幾度となく繰り返されてきたideaで
猫の目の高さをくぐってやって来る

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書く

2006-12-27 20:24:20 | 日記
今年の半ばからブログを書きはじめて、日々の雑事のほかにも
ずぅっと書きためていた自作の詩を表に出す機会を持てたことは
とても楽しいことだった

その9割強は、学生や社会人になりたての頃に書いた過去の作で、
当時はケータイなど持ってなかったから(持つのが遅かった)、
メモ帳とペンを持ち歩いてひたすら思うことやアイデアを書き留めては、
あとであーだこーだいじくりかえしてまとめた上で、父から譲ってもらった
旧式のワープロ(懐かしすぎる)で出力したりしてた。
その時のメモ帳はいまでもあるし(なにせ記録魔なのでw

体験に基づいてというよりは、抽象的なイメージで書くほうが好きだから
そのほとんどは架空の事柄。
今となっては、どんな想いでその言葉を書き留めたのかまったく思い出せないものも多いし、
逆に今でも変わらないベースの考え方もあったり。
とにかく。ネットでいろんな人の目に触れて、読んだ人がそれぞれの
体験や記憶などから想いを寄せてくれたらとても嬉しいことだ

詩は特殊な読み物、難しいものなんかじゃないということ。
誰もがつぶやく、そのものがになる。
日々の瞬間を切りとってあとに残る絵のように。
でも、あの頃のいろんな強烈な刺激や混沌、ストレスの中で書いてたようには
今はもう書けないな。
時間が流れて丸くなったのかw、それほど吐き出す毒もなくなったのか。




今日はうってかわって小春日和。まったくおかしな天気だね。
外で火の用心をうながす拍子木を打つ音が聞こえてくる。
あと1日出たら年末年始休暇。

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