『新・七つの大罪』(1962)フランス
とうとうトランティニャン出演作も尽きたか・・・キリスト教の教えを題材に撮られたオムニバス。
第一話:「怒りの罪」(憤怒の罪)シルヴァン・ドム
やたらと明るくていい夫婦たちが、スープにハエが入ってることから大ゲンカ。大量のスープが流れ出すシーンはシュール。
第二話:「ねたみの罪」(嫉妬の罪)エドゥアール・モリナロ
ホテルのオーナーとデキてるメイドは滞在中の我儘放題な女優をうらやむが、すり変わってみたとて幸せになったかといえば。。
第三話:「大食の罪」ダニエル・ボーランジェ&フィリップ・ド・ブロカ
やたらと大食いな家族は大食いだった祖父が消化不良で死んだ葬式に行くにも食べてばかり。ほとんどコントに近い。こんな面白い家族がいたら楽しいじゃないか。
第四話:「色欲の罪」ロジェ・ペルフィット&ジャック・ドゥミ
こちらがトランティニャン出演作。画家の彼はボッシュの本を買って、やたらと女のコに声をかけまくる友人をたしなめるつもりで、少年の頃「色欲の罪って何?」て親に聞いて叱られた話をする。辞書で調べて「肉欲に溺れ・・」で肉屋さんのことだと思うところがかわいい。そしてここでもトランティニャンは惚れ惚れする美しさ(無精ヒゲもステキ
画家が熱く語るヒエロニムス・ボスもかなり好みな感じ。
第五話:「怠惰の罪」ジャン=リュック・ゴダール
なんでも面倒くさくなった監督。靴のヒモを結ぶのにも「100万出すからある仕事をしないかい?」てな具合w
第六話:「高慢の罪」ロジェ・バディム
夫は友人の妻と浮気。「誠実な妻には理解できないだろうよ」その誠実な妻も実は不倫中で駆け落ちをしようとしている。夫の浮気の電話を聞き、悔しいからと残って駆け落ちをやめてしまう。これは色欲じゃなくて高慢に入るのかな?
第七話:「けちの罪」(貪欲の罪)フェリシアン・マルソー&クロード・シャブロル
高級娼婦と夢の一夜を過ごす5万フランを作るため、貧乏学生は1人2千フランを出し合ってクジ引きをしたら、「一番ウブな」男が当たる。その話をあとで聞いた娼婦は感激してお金を彼の分だけ返す。
オムニバスは短時間で与えられたテーマを撮らなきゃならないからインパクトに走るか、
小話風にきれいにまとめるか工夫が必要だが、じっくり観たいときはどこか食い足りなさが残る。
それぞれ素晴らしい監督や役者が揃っているだけに、この話をもっと深く掘り下げて観たいなあってところで時間切れなのが惜しい。
いまカンタンに調べてみたら、「傲慢(Pride)」、「嫉妬(envy)」、「憤怒(Rurth)」、「怠惰(Sloth)」、「強欲(Greed)」、「暴食(Gluttony)」、「色欲(Lust)」が「伝統的な七つの大罪」らしい。外国の宗教は禁止するのが好きだからね。
そのうち生命が持つ自然な感情や喜びまで奪いかねないくらいだ。要は、なんでも過ぎるとよくないってことを言いたいのかな。
とうとうトランティニャン出演作も尽きたか・・・キリスト教の教えを題材に撮られたオムニバス。
第一話:「怒りの罪」(憤怒の罪)シルヴァン・ドム
やたらと明るくていい夫婦たちが、スープにハエが入ってることから大ゲンカ。大量のスープが流れ出すシーンはシュール。
第二話:「ねたみの罪」(嫉妬の罪)エドゥアール・モリナロ
ホテルのオーナーとデキてるメイドは滞在中の我儘放題な女優をうらやむが、すり変わってみたとて幸せになったかといえば。。
第三話:「大食の罪」ダニエル・ボーランジェ&フィリップ・ド・ブロカ
やたらと大食いな家族は大食いだった祖父が消化不良で死んだ葬式に行くにも食べてばかり。ほとんどコントに近い。こんな面白い家族がいたら楽しいじゃないか。
第四話:「色欲の罪」ロジェ・ペルフィット&ジャック・ドゥミ
こちらがトランティニャン出演作。画家の彼はボッシュの本を買って、やたらと女のコに声をかけまくる友人をたしなめるつもりで、少年の頃「色欲の罪って何?」て親に聞いて叱られた話をする。辞書で調べて「肉欲に溺れ・・」で肉屋さんのことだと思うところがかわいい。そしてここでもトランティニャンは惚れ惚れする美しさ(無精ヒゲもステキ
画家が熱く語るヒエロニムス・ボスもかなり好みな感じ。
第五話:「怠惰の罪」ジャン=リュック・ゴダール
なんでも面倒くさくなった監督。靴のヒモを結ぶのにも「100万出すからある仕事をしないかい?」てな具合w
第六話:「高慢の罪」ロジェ・バディム
夫は友人の妻と浮気。「誠実な妻には理解できないだろうよ」その誠実な妻も実は不倫中で駆け落ちをしようとしている。夫の浮気の電話を聞き、悔しいからと残って駆け落ちをやめてしまう。これは色欲じゃなくて高慢に入るのかな?
第七話:「けちの罪」(貪欲の罪)フェリシアン・マルソー&クロード・シャブロル
高級娼婦と夢の一夜を過ごす5万フランを作るため、貧乏学生は1人2千フランを出し合ってクジ引きをしたら、「一番ウブな」男が当たる。その話をあとで聞いた娼婦は感激してお金を彼の分だけ返す。
オムニバスは短時間で与えられたテーマを撮らなきゃならないからインパクトに走るか、
小話風にきれいにまとめるか工夫が必要だが、じっくり観たいときはどこか食い足りなさが残る。
それぞれ素晴らしい監督や役者が揃っているだけに、この話をもっと深く掘り下げて観たいなあってところで時間切れなのが惜しい。
いまカンタンに調べてみたら、「傲慢(Pride)」、「嫉妬(envy)」、「憤怒(Rurth)」、「怠惰(Sloth)」、「強欲(Greed)」、「暴食(Gluttony)」、「色欲(Lust)」が「伝統的な七つの大罪」らしい。外国の宗教は禁止するのが好きだからね。
そのうち生命が持つ自然な感情や喜びまで奪いかねないくらいだ。要は、なんでも過ぎるとよくないってことを言いたいのかな。