メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『トゥルーへの手紙』

2007-09-30 23:55:55 | 映画
『トゥルーへの手紙』(2005)アメリカ
監督:ブルース・ウェバー

男と女と1匹の犬と海。これだけあれば天国みたいだ。
以前どこかで見た、自然の緑の中で蝶とたわむれるレトリバーの鮮やかなジャケ写に惹かれて
観てみたいと思いながら機会がなかったけれど、やっと出逢えた。
単にわんこ好きのためのわんこの映画かと思って観たら、もっと深いメッセージがあった。
写真家としてすでに著名な活躍をしている監督が9・11の体験以降考えさせられたことについて、愛犬たちに宛てた手紙という形のドキュメンタリーで、まさに映像の詩。
わんこ目線でとらえた波は、たくさんの命をふくんで、絶え間なく押し上げてくる。
伝説的サーファーも出演。「波がない日はどうするんだい?」「波のない日なんてないさ」

これまで交流のあった著名人らと犬との生活を語る中で、日常にある平和の重要性をとく。
けっこう長いシーンがとりあげられてるエリザベス・テイラーの子役時代の名作
『名犬ラッシー』も近いうちにぜひ観てみよう。
これまであったたくさんの戦争、それを命がけで逐一報道したカメラマンの姿も心をうつ。

ドリズ・デイほかgood old music ばかりのサントラも映像をさらに美しく飾っている。
特典には動物保護団体への寄付金を募る広告ほかわんこ映像もいろいろ入ってて楽しい。
ウェバーのほかのドキュメンタリー映画にある『LET'S GET LOST』て、勝手のニューアルバムのタイトルでもある。
ジャズと映画好きな武藤さんのことだからなにかしら関係があるのかも???

先日、書店の写真集コーナーで見た『戦場に行った動物たち』にも通じる。
生死を身近に見る前線で兵士たちに飼われていたわんこ、実際に戦場で働いていたわんこなどの写真で、兵士たちが人間性を取り戻し、殺し合いの現実を一瞬でも忘れたかのような表情が印象的だった。




DOGS
 for
PEACE!

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yahoo de i-dep

2007-09-30 23:54:55 | 日記
i-dep スペシャル
yahoo動画であいでっぷ特集ってすげいや!♪believe のPVがついにフルで見れたv
夕方だと思ってたけど、朝日なのかな?星空もあるし。これってCG?だったらすごい。
過去の2曲もひさびさ見た。♪Raibow の子どもが踊る姿はいつ見ても幸せな気分になれる。
どこの場所のコもこうして楽しく踊れればいいのにな。
前からレインボーを聴くとサンバの踊りがぴったりだと思ってたから、これを聴いたら
世界中どこの国の人も思わず腰を振りたくなるだろう。


ケイトに「クラッシュも聴いてみたい♪」てリクエストしたら、貸してくれたのがこっちだったw
Crash
たしかに今作はかなり素晴らしい映画だったが。

The Future Is Unwritten
そして彼女いわく「映画観たらサントラを聴きたくなるだろうから」って貸してくれたのがこの1枚。彼女はサイコーの営業マンだな。
裏ジャケ写真に写ってるライブ中と思われるストラマーの腕に「ミッキーマウスを殺せ」と日本語で書いてある。タトゥー?書いた?
ランド好きのF氏が聞いたら怒るかな。

From Here to Eternity- Live
クラッシュ初のライブアルバムとのこと。帯には「8年のライブ活動から選りすぐりの音源を集めた全17曲」て書いてある。
こんなに入って激安!映画でもゆってたけど、ジョーは「レコードは高すぎる」て
2枚で1枚分の値段で売ったりして、かなりレーベルを泣かせたとか。

ライナーノーツを読んでたら、こないだ書いたストラマーのラジオのリスナーの数は
英語圏のリスナーだけでも4000万人、全世界では1億2000万人以上が聴いているとのこと。
だいぶ間違えていたので訂正。失礼しました~

メルマガをチェックしていて見つけた。なんだかわからないけど、ステキ。
■フィリップ・ジャンティ・カンパニー『世界の涯て Lands End』


ところで。今年中にまたBYGでバンバンを聴きたいってずぅっと思っていたのに、
やっと決まったその日はハッチさんとかぶってました
サムズは今野さんとかぶってるし、頼みの?ジロキチもオール明けで体力がもちそうにない・・・
うぅーーーん。。悲しすぎる。。これから年末にかけてまたどかどかといろんな
楽しいイベント増えるもんね。

昨日からずっと雨。
寒いからついホットカーペットを出してしまった。


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『ガラスの墓標~CANNABIS』

2007-09-30 00:19:50 | 映画
『ガラスの墓標~CANNABIS』(1969)フランス/イタリア/西ドイツ
監督:ピエール・コラルニック
出演:セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、ポール・ニコラス ほか

「これはドラッグの話ではない。愛とアクションの映画である」

セルジュとバーキン。この2人が創りだした世界は映像、音楽など幅広いジャンルを超えて、
この時代のカッコよさを伝える象徴的な存在だったんだな。
セルジュのカッコよさはジャン・ポール・ベルモンド同様よく分からないけど、
ヨタった感じが見ているうちに味が出てくる。
でも今作はやっぱりバーキンの美しさにただただ見とれるべきだろう。
自然に揺れる髪、大きくて虚ろな瞳、しなやかな肢体をおしげもなく見せている。
しなやかというのは弱さじゃなくて、むしろ強さなんだ。

story
殺し屋のセルジュはアメリカ人の相棒ポールとともに好き放題、闇の世界で名を馳せていたが
空港を降りたところでハメられて、腕を撃たれたセルジュは機内で出会った大使の娘
ジェーンに電話して助けてもらう(番号をちゃんと聞いてるところがぬかりないw
「傷が治ったら行ってしまうんでしょ?わたしもいっしょに行くわ」
復讐にも手ぬかりなく絶妙のコンビのセルジュとポールだったが、ジェーンと落ち着いた
生活をしたくて「足を洗いたいんだ」と決別をきめたせいでその関係が脆く崩れてゆく。

ノリとしては『太陽にほえろ』とか『Gメン'75』みたいな感じ。
大規模な麻薬取引がらみのマフィアと刑事の抗争、男同士の友情、カーチェイス、
銃撃シーン、そして美しい女。盛り上げる時はテーマ曲が大音量みたいな。
屋根をつたって逃げるところなんて面白い。鶏卵の工場での銃撃戦も見せどころ。

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