メランコリア

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三国時代

2010-02-23 22:44:56 | 日記
『世界の歴史 学習漫画5 長安の都とシルク・ロード』
監修:木村 尚三郎 漫画:久松文雄

とうとう三国志の時代v これほど有名な物語なのに、実はどんな内容か全然知らないんだよね
まあ、戦争の話にそんなにロマンを感じないってせいもあるんだけど。
前回3巻で「黄河文明→殷→周→秦→前漢→新→後漢→」てとこまできたんだっけ。

前漢+後漢で400年続いたが、宦官らが政治を動かすようになって乱れた。
・黄巾の乱:民衆が黄色い頭巾をつけて反乱を起こした。漢軍の司令官は董卓。劉備・漢羽・張飛の3人が鎮めた。その後、董卓が支配を強め、怒った曹操が攻めたため、洛陽に火を放って、都を長安に移す。董卓は部下に殺された。
諸葛孔明:劉備らが探し求めて軍師として迎える。27歳にして天下の賢人と言われた。呉の孫権と組んで曹操を攻めるため、連なった舟に火をかけ見事成功させる。その後、呉が攻めてきて漢羽は捕らえられ死刑となる。その呪いか?曹操が病死。
●三国時代:漢王朝が滅びたあと生まれた「魏・呉・蜀」王朝。
張飛も家臣に殺され、悲しみから呉を攻めたが負け、劉備は62歳で病死。その劉禅とともに闘う孔明もまた54歳で病死したが、死の報せを聞いて攻める蜀軍の前に木像を走らせ逃げ帰らせた「死せる孔明、生ける仲達を走らす」と謳われた。
蜀は魏に、魏も司馬仲達の孫・司馬炎によって滅び、晋王朝が誕生する。

「後漢→三国時代→晋→南北朝時代→隋→唐→」

・楊堅(ようけん)(文帝):隋王朝を長安にたてた。科挙(試験)で身分にとらわれず役人に就けた。
・楊広(ようこう)(楊帝):隋の二代皇帝。南北を結ぶ大運河を建設。聖徳太子から「日出づる処の天子、書を日没する処の天子にいたす」と手紙をもらう。
●朝鮮の歴史:高句麗・新羅・百済の三国に分かれていた。高句麗は隋軍と何度も闘うが落ちなかったため和平を結んだ。
・唐王朝:隋の長官・李淵(りえん)が反乱を起こして長安を落とし、楊帝は部下に殺され、その孫を皇帝にして実権を握る。
・太宗:唐の第二代皇帝。
玄奘(げんじょう):ほんとうの仏教を学ぶため苦労して天竺に旅立つ。この時の話が後に『西遊記』の元となる。ナーランダ僧院で5年間学び、18年ぶりに長安に戻り、『大唐西域記』を書く。
・則天武后:高宗の皇后で、長い中国の歴史の中で唯一女性の皇帝。ウィキには「漢代の呂后、清代の西太后とともに「中国三大悪女」と称されている。」だって/怖(そいや『西太后』て映画怖かったなあ!
・遣唐使:阿倍仲麻呂・玄(げんぼう)らが乗ってきた。
楊貴妃:玄宗の息子の妃で、玄宗の寵愛を受け高い位を得る。玄宗は楊貴妃のために政治を怠り世の中が乱れた。
・安禄山(あんろくざん):胡人(ペルシア人)。権力を得た楊一族を滅ぼし、長安をのっとるが、彼の死後は玄宗の息子粛宗が奪い返し、各地で反乱が起きたため唐王朝も滅びることとなる。

・唐の詩人たち:李白・杜甫・王維・白居易など。唐詩は日本にも伝わり平安時代の教養のひとつとされた。白居易は楊貴妃を失った玄宗の悲しみを詠った「長恨歌」で有名。

「春望」杜甫の歌
国破れて 山河在り
城春にして 草木深し
時に感じて 花は涙を濺そそぎ
別れを恨んで 鳥は心を驚かす
烽火ほうかは 三月に連なり
家書は 万金に抵あたる
白頭の掻きて 更に短く
渾すべて簪に勝たえざらんと欲す



中国の歴史はけっこう有力者が国を統一しても贅沢しすぎて国が乱れて、部下に「お国のために死んでください!」てみんなの前で殺されちゃうパターンが多いんだな
日本の武士社会ほど主君に対する忠義はなかったのか???
それにしても、どこの国も、いつの時代も、権力を奪い合って戦争を繰り返す歴史ばっかりだ・・・凹凹凹

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