メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『女の座』(1962)111min

2025-02-23 17:20:38 | 映画
監督:成瀬巳喜男

出演
石川金次郎:笠智衆
後妻・あき:杉村春子
六角谷(むすみや)甲(あきの先夫の子):宝田明

長男・ケンタロウ 亡くなって3年になる
芳子(嫁):高峰秀子 息子・健
次郎(次男):小林桂樹 ラーメン屋
妻・蘭子:丹阿弥谷津子
娘・チエ子、タエ子
田村松代(長女):三益愛子 アパート経営
夫・良吉:加東大介 下宿人と駆け落ち
娘・靖子:北あけみ
梅子(次女):草笛光子 花の師匠
橋本路子(三女):淡路恵子
夫・正明:三橋達也
夏子(四女):司葉子
雪子(五女):星由里子 映画館のもぎり
青山豊:夏木陽介 気象庁
金森静子:団令子 ヨシコの妹
小宮:関田裕 川崎製鉄会社
佐々木竜雄:潮田満 ケンの同級生
鈴木美枝:小西ルミ



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美人女優がそろった、大家族の人情話
この世代はきょうだいが多くてほんと面倒だな↓↓↓
口うるさい女きょうだいだとなおさら









【内容抜粋メモ】
雑貨を売る石川屋
父・金次郎が庭の石を運んで倒れて家族が集まる

高速道路ができるから家の半分がなくなる話がある
店の商品を勝手にもらってくって・・・

良吉は若い下宿人と駆け落ちして3か月経つ

長男の妻は他人だと言うウメコ
草笛光子さんて美人さんなのにキツイ性格の役が多いな

ウメコが末っ子ってゆってるから、ミチコから下はあきの実子なのか
複雑すぎて頭に入らない



娘のヤスコに見合い写真を見せるマツヨ
顔を見て断るヤスコ

ラーメン屋をやってる次郎
会社が潰れた夏子が給仕を手伝う

馴染み客の青山豊はジロウらがいないと自分でラーメンを作る!
昭和ってこういうゆるいところあるよね
ユタカはユキコの知り合い









ミチコとマサアキが飛行機で来る
金次郎はマサアキに庭の大きな石を動かしてもらう
2週間も厄介になってて、ウメコは文句を垂れる

アキ:なんだか変じゃない?

ヨシコの妹が金を借りにくる

ラーメン屋は夏子目当ての客が増えた
夏子はユタカが気になり、おかしなほどジロジロ見てる



ケンタロウの3回忌
良吉が帰ってきて、マツヨは拒むが内心ホッとしている

お墓ですれ違った小宮は夏子を後妻に欲しがっているともちかけるお坊さん
石油会社の男も紹介するマツヨ

ウメコと夏子に見合い話をする
ウメコは写真も見ずに断る

ヨシコにもすすめる
ケン:お母さんが結婚したほうが気がラクでいいや

ユタカは知り合いの息子・ササキを次郎のバイトに紹介する

マサアキはお得意さんを殴って仕事を失った
ミチコ:仕事が見つかるまで厄介になる
マサアキ:お義父さんが死ねば遺産がもらえるし

アキ:お前たちがいて一番迷惑なのはヨシコさんだよ

マツヨは下宿人・六角谷甲がアキの先夫の子だと紹介するが、アキも分からない
前の家に置いていって生き別れたままだった
ウメコはひと目見て気に入った様子

ケンは勉強がニガテで高校入試がうまくいかない

ケン:
ササキは頭がいいのに働いている
ああいう奴が大学に行けばいいんだ

ユキコ:夏子姉さんに見合い話がある
ユタカ:僕の月給じゃ結婚はできない




小宮と夏子は音楽会デート
来年ブラジルに転任が決まってるから見合い話を急いでいる

六角谷はヨシコをクルマで送る
ムスミヤ:母を憎んでいたが、会った途端どうでもよくなった

ウメコはムスミヤをはなれの家に案内する
ウメコ:ここ自分で建てましたの
いつもの態度と全然違う!

フォルクスワーゲンをすすめるムスミヤ










ウメコは雨の日にムスミヤに花を持ってきて
フォルクスワーゲンを買うため20万円を渡す なんだか怪しくないか?
ウメコは告白して逃げる

ヤスコ:聞いちゃった オールドミスってスゴイわねえ!
オールドミスて何歳からなんだろう?

ユタカは夏子と喫茶店で会う ミルクにトーストってw
2人を引き合わせたのはユキコ

ユタカ:
縁談が決まったら、来年、富士山に来ないか?
あそこの観測所に転勤になる
将来は南極や月にも行ってみたい



店番をしながら、売上金を財布に入れてるミチコ
マサアキが買うタバコをそのお金から出してる!

みんなのご飯作ったり、風呂をわかしたり、お嫁さんて忙しい/汗



ムスミヤはケンに家庭教師を紹介するから渋谷に来てくれとヨシコに電話する

アキ:
5万円、あの子に渡してやってほしい
昨夜貸して欲しいって言われた
なに1つ母らしいことしてないから一度くらい騙されてもいいと思って

ウメコ:ムスミヤさんと歩くと“よろめき夫人”に見えるわよ
(すごい当て擦り・・・

シズコ:
自動車のブローカーをやってるけどひっかかっちゃダメよ
友だちも子どもまで生んだのに捨てられた
2、3回警察につかまってる

ウメコはムスミヤとの縁談を親に相談する
金次郎は賛成で、ヨシコに意見を聞く

ヨシコ:もう少し慎重に互いにもっとよく知ってから

ウメコ:
やきもち焼いてるんじゃない?
私の人生は私が決める

アキ:
先々を考えるとこんなに有難い話はないが
あの子のことをどうしても信用できない
あの子の父親は人を騙すことは平気だった
なんとかウメコさん諦めてくれないかね



ヨシコはムスミヤに忠告する

ムスミヤ:あなたにだけは自分を偽ったことはない

ヨシコ:
私には私の立場がある 私には迷惑です
今のアパートも引っ越してください
あなたは自分の不幸を売り物にしている
そういう人、好きじゃありません










ムスミヤが部屋に帰るとウメコが待っている
ウメコ:あなたは義姉さんが好きなのね
ムスミヤ:先日お預かりしたお金は後で送り返します



夏子はユキコがユタカを好きなのを知って、結婚相手は小宮に決める

ウメコ:
姉さんは何が目当てでここにいるの?
ムスミヤさんとコッソリ会ったりして!
私、死ぬほど恥かいたのよ

ヨシコをぶって泣きながら出て行く
アキはヨシコに謝る

ケンが電車に轢かれたと電話がくる  なんてこった!
この頃から勉強疲れで自死する子がいたのかなあ・・・

ケンの葬儀
ヨシコ以外は全然関係ない話ばかりしてる
高速道路は反対運動が通って別の所になった

ランコは1人だけ喪服がないことを言われて次郎に文句を言う
金次郎:どうもウチの子どもはろくなのがおらんのぅ

ヨシコ:
あの子がこんなことになったの、私のせいじゃないかしら
勉強しろってムリをさせた
親もきょうだいもなくて帰る家もない私には仕方がなかった
あの子には私が重荷だったのよ
でも他に何に頼ればよかったの?!
まさかあの子自分から・・・

(そんな事情がここで明かされるのか
 妹さんがいるけど、頼りにはできないのか



ランコはまた妊娠? 子どもを親に預けるつもりの次郎

ランコ:
ケンちゃんがいなくなったんだから
あんたがあそこの跡取りなのよ

すっかり店番をしているミチコとマサアキ
マサアキ:帰る気がしない こっちで頑張ろうと思う
ミチコ:ここをスーパーにしたら?
次郎:九州に帰ったほうがいい

ウメコ:
この家売って、アパートにすればいい
ヨシコさんはどうせお嫁に行くでしょう

夏子:ヨシコ姉さんはこのウチしかないのに可哀想よ!

金次郎:あいつらはアテにせんで、今の家を処分して小さい家でのんびり暮らそう
とヨシコを誘う金次郎とアキ

『東京物語』の逆バージョンだな



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