メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

友だちと食事@樹の花/銀座(2017.5.2)

2017-05-03 10:24:07 | 町歩き
長野の友だちが来るというので、
以前、SNSで見つけたジョンとヨーコが来たという昭和喫茶でお茶した




東銀座駅から直通で「歌舞伎座」のお土産屋さんに通じていて
「歌舞伎座」自体はお休みみたいだったけれども、お土産屋さんは賑やかでひと回りしてみたら
隈取りのホワイトチョコレートがのったパン発見w 面白いから買ってみた(美味しかったv



新しくなってから初めて見た 屋上庭園も良かったと友だちが話していたから
いつかゆっくり見たいかも


flor de cafe 銀座 樹の花



“樹の花の入口には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコのサインが飾ってあります。





 1979年8月4日、樹の花オープン4日目、ジョン&ヨーコ夫妻は突然に来店されました。
 息子ショーン君が映画を観ている間の時間、ふたりで過ごすための喫茶店を探していたようです。

 ジョンはコロンビア珈琲を、ヨーコはダージリンティを飲みながら、静かに語り合っていました。
 その美しい光景は、今も店主の目に鮮やかに焼き付いています。ふたりが座った席も当時のままです。



 現在は、ジョンのたくさんのファンの方々が彼を偲んで来店してくださいます。
 ジョンの命日である12月8日は、ビートルズやジョンの曲を終日流しております。”


樹の花@食べログ





私たちは出入り口に近い席に座ったけど、
後で気づいたら、ジョンとヨーコが座ったという席の隣りだった

「ご予約席」になっていたけど、一般のお客さんは座れないってことなのかな???
それとも予約しなきゃならないほど人気ってことか

落ち着いた雰囲気で、2人のサインや写真、レコード、本などもさり気なく置いてあって
とっても居心地がよかった



オムレツセットが、ポテサラや、パンケーキなどワンプレートにのってて
美味しそうだったけど、人気メニューとのことで完売 残念

けっこうお腹が空いてたけど、シナモントーストとドリンクのセットにしたら
厚切りパンにたっぷりバターがしみてて、たっぷりハチミツをかけて食べて美味しかった



友だちが頼んだ野菜ミニカレーとシナモントースト+ドリンクのセットは
カレーというより、ヘルシーな豆のスープみたいで、私もそっちにすればよかったなあ

ケーキもいろいろと美味しそうだった

久々会った友だちとも、いろんな話ができて楽しかったし

 

 


近所にも昭和喫茶が何軒があって、「喫茶you」も気になった



2日といっても平日だから、サラリーマンがランチアワーで並んでいて
ここも美味しそうなオムレツの写真が出ていた


話題の「GINZA SIX」に寄ろうかとも思ったけど
弥生ちゃんのドットかぼちゃの写真は、友だちから見せてもらったし
オープンしたて&GWでもの凄い混んでいるとニュースでも言っていたから、また今度

グッズもあるみたい



***

駅で友だちと別れて、これまた久々にぶくろに行って、
終わりそうになってたコンタクトを買いに行った

最近、遠くと近くの小さな文字にピントを合わせるとブレたようになって
目眩がする気がするから、もう老眼か?と相談したら
「遠近両用コンタクト」なんてのがあると言って、サンプルをもらってきたv

「ワンデー アキュビュー モイスト」
「遠近両用コンタクト」は店頭の在庫がないから、診察して、料金を支払ったら、自宅配送されるそう

人によっては慣れるまで時間がかかって、見方にも個人差がある
帰りはつけたままだったけど、見え方は大して変わらないような?

いつも買っているのと1000円くらい高いし
もう1つススメられたメーカーは聞いたことがなくて同じ値段
そっちのほうが含水率が高かった
まあ「モイスト」といっても、ドライアイだと、しょっちゅう目薬をつけなきゃ、やっぱり乾いちゃうんだけど

度数は前と同じでも、遠くの見え方は同じだけど、
近くの見え方が3段階あり、一番弱いタイプをもらった
強いのだと違和感を感じる人もいるそう



ジュンク堂
その後、本屋で「母の日」と「父の日」用の本を買ってきた

タイトルだけ調べて、店員さんに探してもらうと、
それがある階のカウンターに並べておいてくれて、じっくり選べるのね

ビニルカバーも外して中を見るのもOKって驚いた
買う時にまたビニルをかけた本が他にあるか調べたらなかったから、それを買った
ラッピングもいろいろ選べたし さすがです





昨日は夕方頃に雷雨があったみたいだけど、今日は1日晴れて
日中はまた夏のような暑さだった

今日も1日佳き日でした/感謝



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映画『THE SECRET 秘密』(2007 フランス 92min)

2017-05-03 10:23:07 | 映画
映画『THE SECRET 秘密』(2007 フランス 92min)

原作:東野圭吾『秘密』
監督:ヴァンサン・ペレーズ
製作:リュック・ベッソン、ヴィルジニー・シラ、インディア・オズボーン、ヴァンサン・ペレーズ

出演:
デヴィッド・ドゥカヴニー
オリヴィア・サールビー
リリ・テイラー
ブレンダン・セクストン三世
ジェーン・ウィーラー
コリー・セヴィエール
ロランス・ルブーフ
ブランドン・ブルー
ブルース・ラムゼイ

民放テレビで字幕だったから予録してみた
久々デヴィッド・ドゥカヴニーが『X-FILES』以外の映画に出てるの観た

「ドラマのマイベスト」参照

元ネタは東野圭吾さんの原作で、日本版映画『秘密』(1999)の主演は、広末涼子ちゃんと小林薫さん
観たのは2002年あたりだからもうすっかり忘れてるけど、この2人の共演だったか! また観たくなった



あらすじ(ネタバレ注意
眼科医のベン、カメラが趣味の妻ハンナは結婚17年目、娘サム16歳は反抗期



母と娘の旅行で、クルマの中でも険悪な母と娘
「私はもう子どもじゃない!とケンカになる
そこに対向車が来て、あっという間にクルマは転倒



ベンが病院に着くと2人は意識不明の重体
ハンナが先に意識が戻るが、娘の姿を見て自分を激しく責める
サムは心配停止になり、ハンナは興奮して、また意識を失う

必死の心臓マッサージの結果、2人とも死亡と言われるが
奇跡的にサムの脈が戻し、妻だけが亡くなる


サムに母の死を伝えると
「私の母はボストンよ なぜ私をサムと呼ぶの? 鏡を見せて 私じゃない!」



医師:
脳にダメージはないが、PTSDか意識障害の可能性がある
一時的に錯乱しているのでしょう

家に戻るとサムはベンとの最初のデートの話をする
「私はハンナなの あなたの妻よ 娘はどこへ行ったの?」

サムは料理はしないが、ベンのために食事を作る
寝言で「パパはどこ?」とうなされたと話すと
「私の中にサムがいるんだわ」と安心するが
「ママが全部お前に話したんだろ?」と信じないベン
「このことは2人だけの秘密にしておこう」


友だちが来て、サムが大麻を吸ったり、
母に死んでほしいと願っていたことを知ってショックを受けるハンナ

お尻にジャスティンとタトゥーをしているのはカレシ?
ハンナの親友2人には親しくして、いかにも様子がおかしいのを見て
2人が本当に入れ替わったことを信じるベン


図書館に行き、多重人格や憑依などの本を探してもらい
ブレイ博士を訪ねると
「ある女性が生き返ると、同じ日に遠い村で死んだ少女のことを知り尽くしていた事例がある」という
(『X-FILES』のテーマ曲が流れてきそうw


「死ねばよかった サムは眠ってるの? サムが起きたら私はどうなるの?」
「自分の体を大切にして、サムの代わりに学校へも行くんだ サムが戻った時のために環境を整えておこう」
「大学なんて行ったことないわ」と不安になる

廊下ではつるみ友だちイーサンにキスされるし、悪友ジャスティンには急に襲われるし


ベンに電話して、サムがいろんな男と関係を持ってると話す
ベンは進路指導員タラに様子を見てくれと電話する(いろんな役割の人が学校にいるのね




開かなかったロッカーの番号はハンナの誕生日だった(ロッカーにあんなに私物入れてるの?驚
日記を見つけて読むハンナ まずボストンから引っ越したことに怒っているサム
「この町の人間はみんなクスリ漬けのバカだ 私はいつか透明人間になってしまう」

教師から「あなたなら名門校に入れる」と言われて驚くハンナ

酒場でベンと話していると素の自分が出てしまう
「2週間後に友だちとパーティに行くわ」というと反対するベン
眠っている間に声をかけると「パパ」と言うため、混乱する


タラがベンの診察室に来る(完全に再婚狙いだな
診察しているところにハンナが来て、嫉妬する

「心は妻で、体はピチピチの16歳 男の夢でしょ? 私と踊って」




日記「ここでは賢いコはダサくて、人気者だけが評価される」

仕返しなのか、露出した格好でパーティに出かけ「帰りは誰かに送ってもらうからいい」とハンナ
友だちとウイスキーを飲み、イーサンと踊ってると、またジャスティンがきてせまる

ベンに怒られ「子ども扱いね」と以前のサムの口調
「体はホルモンで満ち溢れてるのに、人妻だから禁欲よ!」とケンカ


ハンナはサムの日記に自分の気持ちを書きなぐる
ハンナはサムの日記を「これはプライバシーよ」とベンに見せない
ベンはハンナの墓にくる「君を失う気がする 2度も」




ハンナは写真クラブに入ると、その担当?もイケメンw
 

進路を話すと
「家の近くにもいい学校があるじゃないか」
「でもサムなら名門校を目指してたと思う」

「君が行きたいんだろ?」
「私はいつも自分を後回しにしてきた 進学を諦めて結婚して
 満足してたけど、また巡ってきたセカンドチャンスよ」





ハンナは学校の様子を撮りまくり、担当教師と親しくなる
その電話を別の子機で盗み聞きしてるベン 学校にも隠れて見に来るし(ヤバイね
イーサンをつかまえて、最近のサムの様子を聞く

「サムは事故の前にドラッグはやめた 僕はサムを愛してる」
「愛が何だか分かってるのか?」とまるでライバル視

「人生には落とし穴もある 辛い時に寄り添うのが愛だ
 愛は誠実で、友情と尊敬を伴う セックス抜きで相手を大事にすることなんだぞ!」

(自分を棚に上げてるような?

家でもハンナとケンカ
「君なしではダメだ 気が変になりそうだ」


ドアを蹴破ると、ハンナは窓から抜け出し、友だちのところへ行くと、またドラッグをすすめられる
「少しだけ自分を忘れてみなよ!」

ハンナの友だちから、サムの友だちの住所を聞き出して、ドアまで行くが開けるのを止める


雪の幻覚から母が見え、様子が急変するハンナ
「ケタミンでバッドトリップしたのよ」
(ドラッグをすすめたイーサンもハンパだな

目覚めるとサムに戻ってて、事故後の記憶が消えている
錯乱して気を失い、目覚めるとまたハンナで、昨夜サムが戻ったことを知っている


ベンにサムの日記を見せると、母を愛していたことが分かる
「サムが戻った日からそばにいる気がする 日ごとにハッキリしてくる あの子は戻るわ
 あの言葉を言って」

「15対の美しい目を見たけど、君の目で今日が始まる」



翌朝目覚めるとサムに戻っている
ベン「ママとパパの秘密を教えてあげるよ」と録画したテープを渡す

映っているのはサムだが、喋っているのは母

「あなたのこと、少しも分かってなかった
 少しだけあなたとして生きてあなたを知った
 あなたは素晴らしいわ なんでも好きなことを見つけて全力でやってみて
 それとパパをよろしくね あなたを世界中のなにより愛しているわ」


***

フランス映画なのか 欧米解釈もよかったが
ドラッグでバッドトリップして現実に戻るってオチは欧米的

それに、ドゥカヴニーが性依存症で入院・離婚した経緯を考えるとちょっと複雑

『X-FILES』の新シリーズは去年から始まっているのか!
最近、レンタル屋にも全然行ってないから分からないけど、もうDVDレンタルは始まってるんだろうか?
年を重ねても、やっぱカッコいい



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『テディベアとどうぶつたち』 ミヒャエル・エンデ(岩波書店)

2017-05-03 10:22:07 | 
『テディベアとどうぶつたち』(岩波書店)
ミヒャエル・エンデ/文 ベルンハルト・オーバーディーク/イラスト

「読書感想メモリスト1」カテゴリーに追加しました。

作者とイラストレーターの紹介文にもハエにたかられてるイラストが添えられてて可笑しいw
 

ミヒャエル・エンデ
演劇活動のかたわら、戯曲、詩、小説などを試作していたが
『ジム・ボタンの機関車大旅行』で作家としての道を歩みはじめた



あらすじ(ネタバレ注意

あるところに、年をとったテディベアがいました

「洗えるクマ」とタグがついていたので、子どもが「あーえるクマ」と言ってから「アエル」と呼ばれるが
今はもう子どもが学校に行って、アエルとは遊ばない

ひとりの時だけ退屈して飛び跳ねることがあります テディベアは恥ずかしがりやですからね


そこにハエが来て、
君はなんの為に生きてるの? 僕は飛び回ってなんでも舐めるために生きてる」

アエルがそんなことはしないと言うと
「やれやれ、そういうのをおばかさんっていうんだよ ブーンブーン、意味がなーい」と歌って飛んでいった

「僕がなんのために生きてるのか、みんなに聞いてみることにしよう」


地下室でネズミに会って聞くと
「大事なことは、捕まらないようにチーズやベーコンを探して、家族を養うことだよ」


家の前の庭にいる忙しそうに飛び回るミツバチに聞くと
「忙しく働くため 蜜を集めて、巣を作って、私たちの国のために尽くすのよ そんなことが分からないの?」





道にいるアトリ(鳥)に聞くと
「いいことを教えてやるよ 僕みたいに、馬鹿げたことに頭を使うのはやめるんだ
 周りの言うことなど気にせず、図々しくやるのさ」


公園にいる白鳥に聞くと
「生きていくのに一番大切なのは、美しいことだけだよ 他になにかあるかい?」

白鳥はアエルを笑って「君は余計者かもしれないな」



森のカッコウに「何をしてるの?」と聞くと
「数をかぞえてるんだ 木の葉や、日にち、そのほかなんでも 邪魔しないでおくれ 68、69、70・・・」

「それには意味があるの?」

「もちろんさ 数が一番大事なんだ
 数えられるものにだけ意味があるのさ 71,72,73・・・」


(ちょっと『星の王子さま』に似てるね



森の奥のジャングルにいるサルのボスにも聞いた



「一番大事なのは仲間をつくることだ 組合とか、団体とか
 誰かが命令して、他の者がきく そうでないとメチャメチャになってしまう

 めいめいが自分の場所を知っていれば、自分の値打ちもハッキリするだろう
 君は命令ができるかい それとも命令をきけるかい?

「どっちもできないや」

「それじゃ、うちの団体には入れないぞ」



草原にいたゾウの群れにも聞いた



「奥の深い問題は、よく考えなければならない
 君もほかの生き物と同じように魂を持っているんだろ?」

「まだ見たことはないけど、パンヤとかウレタンとかだと思うな」

「それじゃ、君は本当の生き物じゃない 魂を持たない、ただのモノ
 君がもう何の役にも立たないとすれば、捨てるほかはないね」


アエルは、たとえ体の中にパンヤかウレタンしか入っていないにしても
やっぱりとても悲しくなり、誰かに尋ねるのはもうよそうと思いました



砂漠にはヘビがいて
「ほんとに美味しそうだよ、ふとっちょさん」

ヘビにも聞くと
「わたしみたいなものに食べられるためさ」
「食べられないと思うよ 中はパンヤかウレタンみたいなものだもん」

「なんだ じゃあ、お前さんは何の役にも立たないねえ」



野原にはサナギから蝶が現れ、アエルはすっかり感心する

「どうやってやるんだい?」

「よりよいものへと変わっていくのよ あなたは、よりよいものに変われないの?」


その時、道のむこうから貧しい小さな女の子がやって来ました

「クマさんでしょう 私のところへ来ない?」
「よろこんで」



アエルの体の中は、パンヤかウレタンのはずなのに
胸のあたりがとってもあったかくなりました

それから2人とも、とても幸せになりました


何日か経って、あのうるさいハエがまたやってきて
「一体、何の為に生きてるんだい ほんとのおばかさーん」

でも、今度はアエルは、どうしたらよいか、答えをちゃんと知っていました



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