■
大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第47回 「時間よ止まれ」
脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
ナレーター:ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)
もう最終回がきてしまいました
いい映画、いいドラマ、いい本ほど
最後が観たくても、観たくないような気がしてくる
【内容抜粋メモ】
■
1964(昭和39年10月10日) 東京オリンピック
天気はすがすがしい晴れ!
逆に雨の予報だした気象庁をなんとかしようよ
朝一から国立競技場にいるタバタ 四三も来る
タバタ:今日は一番面白いことをやるんだ ここで
自衛隊 入間基地
ブルーインパルス隊長・松下治英らは気合いを入れ直す
(この話もどこかで書いたな
カノウが生前書いた手紙を読んでくれと渡す四三
ベルリンで招致が決まってすぐに書いたエアメール:
ついに念願は叶った
君は熊本で切磋琢磨の日々だろうが
上京してぜひ力を貸してくれ
開会式の聖火ランナーを君に頼みたい
四三:ばってん坂井くんがよかです(足袋履いてるww
■
開会式まであと5時間
東は羽田で不参加を決定したインドネシア選手団を空港まで見送り
東:私は出て欲しかった スポーツで技を競い合って欲しかった
国旗担当の吹浦は泣くが、
参加国94は過去最多記録
吹浦:どの国もメダル3個とってもいいように3枚ずつ作ったのにムダになりました
市川崑:
これは記録映画、ドキュメンタリーでもない
劇映画だと思ってください
カメラを1人1台ずつ持って配置についてもらう
好きなものを撮ってきてくれ
(東京オリンピック2020は映画じゃなくテレビ、いや、スマホ、タブレットの時代か
岩田は日本語で開会式の宣言をしたいというIOC会長 ブランデージにつききり
夫人がストップウォッチのことを聞き、カノウのものだと答える
ブランデージ:
これは彼の鼓動だ 彼がまだ生きている証拠だ
(海外のほうが魂の存在を信じているよね
坂井は人目を避けるため、競技場の脇にある「水明亭」にいるのを四三が訪ねる
店長はカンニング竹山さん!
■
午前10時 開場
大勢の観客が来て、盛り上がるタバタw
観客71715名
NHKが中継開始
水泳の高石勝男らも来ている
カクさん:ブルーインパルスの松下らが二日酔いで飛べないかも・・・
大河原やす子:行方不明で4名がいない
■
午後1時50分 全国旗掲揚
(タバタは行進しないのか
水明亭で坂井はどんより
坂井:金栗先生はなぜ走るんですか?
四三:
今まで何遍聞かれたが分からん
聖火ランナーは敗戦からの復興の象徴ばい
坂井:
僕はタバタさんを怨みます
ただその日に生まれただけで、何者でもないのに
震えが止まらない坂井に頭から水をかける四三
四三:冷水浴たい 落ち着いた? なーんも考えんと走ればよか
■
午後1時58分 天皇陛下御臨席 国家が流れる
四三は野口、カニ(90歳!)らとともに座る
カニさんはカノウの写真を持っている
四三:思い出すね 三島と2人で歩いたストックホルム
インドネシアの通訳・アレン:
これはタバタのオリンピックだから出たかった
逆らわずして勝つ!
タバタ:次は必ず出てもらおう
■
午後2時35分 皇居を発った聖火ランナーが競技場を目指す
日本人選手団入場
小松らを見送った
学徒出陣のどしゃ降りの雨を思い出す面々
タバタ:ここから戦地に向かったんだよ 3万人の若者が!
「バンザイ!」と叫ぶ四三ら
周りも一斉に「バンザイ!」
■
IOC会長の開会宣言
英語から日本語を話し出し、字幕を英語に切り替える
練習の甲斐あって噛まずに喋りきる
坂井が走り出す
ついにローズにカラーテレビが入り驚くマリー
マリー:
占い、わざと反対を言ったんです
だからタバタさんが買ってくださったの カラーテレビ
大空にたくさんの風船が飛ぶ
坂井が入場 7万人の前に現れて大歓声
アナ:
これより、高さ32mの聖火台までのぼる階段は163段
力強くのぼっていきます
無事点火
たくさんのハトが飛ぶ
そしてブルーインパルスが五輪の輪を描く
四三:とつけむにゃー!
OPの曲が流れる
日本橋はまた渋滞
ミツコ:高速道路が開通して渋滞解消されたんじゃなかったの?
ドライバーは
クドカン!!
ドライバー:今日みんなクルマ停めて空見てるんですよ
志ん生:始まったオリンピック 今日「富久」でも演ろうかなあ
ドライバー:おじいちゃん、落語家さん?
■
東京 芝
(オリンピック観ないで、寄席に来るお客さんもいるのねw
「富久」を演りはじめる志ん生
志ん生:
私が満州で「浅草から日本橋に走る」と話したら
それを兵隊(小松)が「せいぜい4~5kmばい 芝まで走ったらどげんですか」と言った
兵隊さんは走るのが好きでオリンピックを目指してたんですけど
後で聞いたら死んじゃったと
なぜかそのせがれが私の弟子になりたいと入って
しくじって、妊娠して、行方不明になって
ワケの分かんないことになっちゃって
2ヶ月前
ミツコは、土木工事をしている五りんを見つけ
聖火リレー参加のチラシを見せるが断る五りん
ミツコ:
開会式の日、お父ちゃん、芝で名人会なの
来たら、詫びが叶うかもしれないよ
ずっと気にかけてるよ
美濃部家一同、今松も
きっと死んだあんたの父ちゃんも
五りんは聖火ランナーに参加しようとするが
正走者1名、副走者2名、随走者20名 計23名で1区間を走る
この説明をしてるのって、もしや
吹越満さん?
最後の最後にまだまだ出るねえ
聖火ではなく、五輪の旗を渡されて走る
五りん:火事だ、火事だ、火事だあ!
「スッスッスッ ハッハッ」と父母と重なる
1名だけが坂井に点火し、他は横にそれていく
五りんは水明亭に入り、四三が注文して食べ忘れた焼き飯を食べるw
木に登り、聖火台への点火を裏から見てから、また芝まで足袋で走る
寄席が終わった志ん生に詫びを入れる五りん
志ん生:どっから走ってきたんだい?
五りん:国立競技場から
志ん生:出入りを許してやる 志ん生の富久はどうだった?
五りん:
絶品でした!
今度は浅草まで走る五りん
チエはもう女の子を出産 富恵と名づける
寄席に戻る五りん
播磨屋でオリンピックを見ている四三、黒坂ら
アベベは足袋じゃない!
テレビ中継をすることで、マラソンをみんなで楽しめるようになったが
カメラは1台だけのため、アベベしか映っていない
日本人が2位で入ってきて驚く
ゴール直前でアメリカ選手に抜かれて銅メダル!
■
10月23日 女子バレーボール決勝戦
大松:
みんな今日で卒業や 鬼の大松は今日で卒業や
お前ら勝って嫁に行け(なぜ絶対結婚せなあかんの?
アナ:日本人の金メダルポイントであります!
ネットで相手がオーバーネットで金メダルが決定
鬼の大松も泣き、胴上げされる
その後、河西の結婚式では父親代わりに親族の列に並んだそう
■
10月24日 閉会式
ザンビアが英国から独立したニュースが届く
選手は新しい国旗じゃないと歩けないと抗議
岩田:旗は間に合わない
タバタ:こういうところを疎かにしないのが平和の祭典じゃないのかね
国旗担当の吹浦が早速持ってくる
全競技を終えた選手らは交じり合い称え合う
入場行進が始まりみんなそのまま出て行く
これが世界中から称賛された
アナ:
そこには国境を越え、宗教を越えた美しい姿があります
このような美しい姿を見たことがありません
満足して去ろうとするタバタの前にカノウの影が現れる
カノウ:
これが君が世界に見せたい日本かね? 実に面白い!
タバタ、私は改めて君に礼を言うよ ありがとう
岩田:最後は、これ(ストップウォッチ)がお守りでした お返しします
タバタ:
オレは改めて君に礼を言おう ありがとう
最高だよ オレのオリンピックがみんなのオリンピックになった
柔道着の前で久々、ストップウォッチを1回転して止める姿が見れると思いきや
花火の音にかわる 聖火は消え、OPにかわる
キクエ:ご苦労さまでした
(このミニチュア人形、フィギュアみたいで可愛い
■
3年後 熊本
四三のもとに手紙が来る
“道をそれてゴールしていないため、まだどこかを走っていると想定されます
マラソン競技の完走を要請致します”
ストックホルムオリンピックを祝う式典に四三はスヤとともに訪れて走った
スヤ:
やっと来られた! ついに見られますね オリンピック
ここでも全裸で水を浴びる
少年の頃、青年の頃の四三がかぶる
この歳でこれだけ走れるってやっぱスゴイ!
アナ:
金栗四三がスタジアムに現れました
足が重たそうですが、決意は固く、まっしぐらに進みます
彼のうしろには何万キロの道のりが
長い長い年月があります
ゴールまで25m
気持ちよくテープを切りそうです 今ゴール!(とってもいい笑顔
タイムは、54年 8ヶ月 6日 5時間32分20秒3
日本から来た 金栗四三
ずいぶん遅れてのゴールですが大変な名誉であります
地元記者が日本語でインタビュー:よくゴールインしました
四三:
実に長い道のりでした
走っている間に妻を娶り、6人の子と、10人の孫が生まれました
(どちらもセンスのあるやりとりだなあ
タバタはカッパに戻り
日本水泳連盟名誉会長として後進の育成に力を注ぐ
(たけしさんもお茶目w
「参加することに意義がある」と唱えたクーベルタン
オリンピックは政治や戦争に影響を受けながらも
参加する国と地域が増えていきました
東京大会では初参加が15カ国
タバタが夢見た多彩な民族が集まる大会が実現
(無宗教の日本だからこそ、世界平和が実現できると思うな
その時、初参加した北ローデシア代表水泳選手チャールズ・フォックスさん:
人数が少なかったので、他の選手団の大きさに圧倒された
16歳だったチャールズさんには、多くの女性ファンができた
チャールズ:
「ファンクラブができたね」と言われたw
北ローデシア人として来日し、ザンビア人として帰った
オリンピックの閉会式が自分たちの新しい国のお披露目の場となるとは
とても特別で感激しました
僕の人生にとって大きな出来事になった
オリンピックに参加して自信と無限の可能性を感じた
前回からは
難民選手団も設けられ、母国から出場出来ない選手も参加
来年、東京は56年ぶりに夢の舞台となります
(難民のいない世の中にすることが先決だ
「麒麟がくる」の番宣もあり 2020年1月19日放送開始
日本もまだまだ内戦をしていた時代
また豪華な俳優が揃う
部長は別の時代劇に出てる 「みをつくし料理帖」
ここにも森山未來さんが出ているのか?
「号泣した」というファンが多い中、私はただただ感無量
人の一生を最初から最後まで観ると
1人ひとりが映画、大河ドラマになる