メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ねこのホレイショ』 エリナー・クライマー/文 こぐま社

2023-03-13 21:54:39 | 
1999年 初版 阿部公子/訳

エリナー・クライマー
1906年 NY生 幼稚園教諭等を経て、子どもの本の作家となる
対象年齢も幅広く、歴史、ノンフィクションなど多岐にわたる

ロバート・クァッケンブッシュ
1962年からNYで子どもの本の挿絵や自作の絵本を描いて活躍
リノリウム版画で描いたこの絵のモデルは
実際に画家が飼っていた猫で、性格も主人公に似ていたそう



以前から気になってた絵本
リノリウム版画て初耳かも
どんな工程なんだろう?
シンプルな線と独特な色合い

猫って犬とくらべると無表情で
怒ってなくてもいつも生真面目な顔してるのがカワイイw

ケイシーさんみたく、どんな生き物も助けて
受け入れる愛情深さは素晴らしいなあ!

それでいて、自分の時間を大切にして
動物たちに振り回されてないし

ペットがちょっと家出してテリトリーからはずれると
帰り道が解らなくなることってよくあるよね/汗

猫がヒトの前で鳴くには
なにかしら意味があるんだな

追い払うのはもちろんのこと
そういう声を無視したらいけないんだ

私もせかせかと通り過ぎたりしてることに気づいた

そして、いろいろあっても
毎日温かい寝床と食べ物、愛情を向けてくれる存在があることに感謝
慣れて当然になり、見えなくなってる幸せもたくさんあるんだ


【内容抜粋メモ】
抱っこもキライ、のどを鳴らしたりもしないホレイショは
尊敬をこめて扱ってほしいと日頃から思っている

いっしょに暮しているケイシーさんは親切すぎる性格で
雨の日に迷い犬を家に入れて、そのまま飼いはじめる
犬はホレイショを追い回して、怒られるのはホレイショのほう







お隣りが留守の間はウサギを預かり





翼を怪我したハトをホレイショのベッドに寝かせてあげる





一番不愉快なのは、隣りの家のマイケルとベッツィー兄妹
ホレイショをかまいすぎるから






ある日、うんざりして庭に逃げて
遠くまで行くつもりはなかったが







犬に追いかけられ、クルマが来て、道の反対側にわたり







そのまま道路を歩いていくと2匹の親のいない子猫が懐いてくる





雨が降り、地下室に逃げ込み
お腹の空いた子猫のためにネズミをとるが
ミルクが飲みたいと鳴く







なじみの牛乳配達人が玄関に置いたミルク瓶をたおして
子猫といっしょになめる

翌朝、男の人が来て、ほうきで追い払われる
困ってしまい、ケイシーさんなら2匹の面倒をみてくれるとひらめく








マイケルとベッツィーを見つけた時は嬉しくて
足にカラダをすりつける






家に戻り、食べ物をもらって、膝の上に乗せてもらうと
ゴロゴロと大きくのどを鳴らす






ベッツィー:ホレイショが笑ってる!





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