初日は朝6時40分に家を出て「夕張」から高速道に乗って「日勝峠」を越え、十勝の「池田町」まで一気に走った。峠の紅葉は、少し遅かったのか、最盛期を越している様だった。
そこから一般道に出て、「浦幌町」を通り、「釧路市」を抜けて「厚岸」に着いた。途中、一輌だけの電車が走っていた。
「厚岸湾」のにかかる赤い「厚岸大橋」を渡り、丁度「牡蠣祭り」をしている会場の「子の日公園」に着いたら12時半になっていた。
「牡蠣祭り」に来たのはかれこれ数回目になるが、今回も結構人出が多かった。厚岸の牡蠣は、他の生産地の牡蠣に比べて身が大きく柔らかく美味しいので人気がある。
ガステーブルなどのバーべキュウセットを借りることもできるが、私達は2人なので焼いた牡蠣貝を買って食べることにした。
焼き立てにレモンを絞ったのを掛けて食べたが、期待通り今回も美味しかった。
「子の日公園」を出て、昭和48年に国が史跡に指定した「国泰寺跡」に向かった。ここは江戸幕府が「和人の定着・慰撫、蝦夷地の教化」などを行うために1804年に建てたものだ。
当時の建物はほとんど改築されているが、「老桜樹」や苔むした前庭に当時を偲ぶ事ができた。
次は「厚岸大橋」を渡って戻り、「味覚ターミナル・コンキリエ」の展望台に行って少し高い場所から遠くまで広がる「厚岸の街」を眺めた。
そこから国道を「根室」方面に向かって少し走ると、「別寒辺牛湿原」を見渡す事ができる「厚岸町水鳥観察館」が見えた。建物の形が水鳥が羽を広げている様なデザインに思われた。
建物の中に入って階段を上り、展望室の望遠鏡で湿原を見たら、大白鳥が4羽、羽を休めているのが見えた。2羽の色が灰色だったので係りの人に聞くと「多分湿原の水で汚れたのだろう。」と応えてくれた。