花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

アメリカ西海岸・国立公園巡りの旅(2)

2010年06月18日 | 海外旅行「北アメリカⅠ」西海岸国立公園

ただ今~!16日の夜、無事に予定通り、帰国できた!!
今回の旅ではアメリカの大自然を巡って来たが、一言で言うと、まるで自然食品の高級な料理を出すレストランで優雅にディナーを楽しみ、身体も気持ちもたっぷりと満たされた様な旅だった。ただし、毎日陽光に当たっていたので、凄く日焼けをしてしまったが。
旅日記を行程に沿って書くことにしたい。

《ヨセミテ国立公園・ジャイアントセコイアの森》
先ずは航空機が到着したのは、サンフランシスコ国際空港だ。
成田空港を18;10に離陸後、途中、太平洋上の日付け変更線を通過したので、9時間35分後に到着した時は、同日の11;20だった。
荷物を受け取ってから、現地ガイドの案内で空港2階の売店で携帯食を買った。菓子パン、サンドイッチ、飲み物などが売られていたが、どれも日本の物価の2~3倍はすると思われた。
大型観光バスに乗り込み、サンフランシスコの郊外を抜け、無料の高速道路を通って、東部にある「ヨセミテ国立公園」を目指した。

町を抜けると目の前一面に黄金色の景色が広がり、それがどこまでも続いていて驚いた。
3~10月までのカリフォルニア州はほとんど雨が降らず、川の傍や散水をしている農園を除いては大地の全てが乾燥して枯れてしまうのだという。私のイメージに無かった光景に先ず驚いたのだった。
写真は、帰りの飛行機の窓から写したサンフランシスコ郊外である。①②

 ① ②

バスで4時間かかり、やっと夕方、カリフォルニア中部の渓谷にある「ヨセミテ国立公園」の南口に着いた。
この地域は、「ジャイアントセコイア」が生い茂る天然林だが、私たちは公園の南端入り口からマリポサグローブといわれる森林の緩い傾斜が続く遊歩道を400m奥まで歩いて、標高1500~1700m程の位置迄行った。この道は、今冬、積雪が多く、6月に入ってやっと歩ける状態になったそうである。
「ジャイアントセコイア」は、ビッグツリーの名を持つ杉に近い種類だというが、その太さと高さに圧倒された。
「バチュラーと3人の美女」と名付けられた木肌が赤い4本の木は、美しかった。③
中でも最大の「グリズリージャイアント」と名付けられた木は、推定樹齢2700年、高さ61m、根元の周りは29mにもなる木だったし(④の左の木)、 内部が焦げたり空洞になって根元を通り抜けられる「トンネルツリー」もあった。⑤⑥

 ③ ④ 

 ⑤ ⑥

中には落雷によって火災が起き、真っ黒に焼け爛れた倒木があちこちにあったが、そのまま自然の状態にしてあるのだった。⑦
また、高い木なのに根が浅いため、老木になると自然に倒れるのだという。
「倒れた皇帝」と名付けられた横たわった倒木の大きい根と姿は、まるで芸術品の様に見えた。また、私はその木がやがて腐食して次に育つ若木の栄養源になる事を思い、この世に生きる全ての生命の営みを暗示される様で厳粛な気持ちになった。⑧

 ⑦ ⑧

 その日は、公園の玄関口の町、標高800mにあるオークハーストに宿泊した。








コメント (3)
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