《釜山の景観と龍頭山公園》
今回の韓国旅行は、短期間だったのにもかかわらずスケジュールがきつめだったので少々疲れた。
私にとっては数回目ということもあって、新鮮味や感動が少なかったのは否めない。
しかし、晴天続きで気温も最高22度程度と季節的には良かった。
また、韓国は初めてという5歳上の従姉と同行したので、彼女の援助もでき、バスやホテルでの他愛無い話も面白かった。
1日目は新千歳空港から12;35発の大韓航空機に乗り、僅か2時間40分後には南の釜山空港に着いた。
着陸前の窓から釜山の町並みが見えた。以前来た時とは違って高層ビルがぎっしりと林立していていたのには驚いた。
そういえば韓国には地震がないので、こんな建物も建てることができるのだ。
入国手続きを済ませて出口を出ると、現地ガイドが待っていた。
早速バスで釜山の「龍頭山公園」に向かった。公園は標高180mの丘の上にあり、かって日本の江戸時代には対馬藩の駐在施設「倭館」が付近にあった所でもある。
公園内には、高さ120mの釜山タワーと韓国の英雄「李舜臣将軍」の銅像がある。
今回のガイドは説明を省いたが、「李舜臣将軍」は豊臣秀吉が1592年4月12日に16万人の兵を率いて朝鮮侵略を狙った「壬申の乱」で、倭軍を迎え撃ち戦った朝鮮水軍の将軍である。
彼は(事実かどうか疑問点が多いとされるが)「亀甲船」で戦い、数箇所で倭軍を敗退させ、日本の朝鮮侵略を挫折させた。
銅像の台座には、彼が造らせたという無敵の亀甲船のモチーフを刻んだレリーフが嵌め込まれていた。
また、公園の一隅には、愛の鍵がぎっしりとかけられていて、日本語で書いてある札も幾つかあった。