花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

伯母の施設友達の事

2016年01月08日 | 高齢期の生活全般
伯母が「老健施設」に入ってから5ヶ月になるが、3ヶ月程前に友人ができた。
その人は伯母より数歳若いらしい。
話をしている分には、全く違和感は感じられない人なのだそうだ。
彼女には札幌に住む息子が3人いて、それぞれの息子に孫もいるらしいが、老健施設に入って1年半、誰も1度も来てくれないと言っているらしい。

私が花好きの伯母のために、「アザレア」や「ゼラニューム」の鉢花を伯母の部屋に持参して飾っているのを見て、「私も花が好きで、一人で暮らしていた時は沢山育てていたけれど、息子は何も持って来てくれない。」と寂しそうに言ったという。
それを伯母から聞いた私は、彼女のベッドサイドに置く「アザレア」を1鉢持参した。
早速、伯母が彼女の部屋に届けに行った。友人は喜んでいたという。

ところがその3日後に行った時、「友人が、この花がどうしてここにあるのか判らない、と言うので説明して上げたけど不思議だね。」と伯母が言う。
私は「彼女は多分、認知症なんだね。忘れてしまったんでしょう。」と話して置いた。

昨日伯母の所に行くと、「息子さんが迎えに来て、年末から3日間程息子さんの家で過して帰って来たのに、そのことを全く言わないよ。」と伯母が不思議がる。
私は、「認知症の人の多くは、昔の事は覚えているけれど、最近の事や直前にあった事は忘れてしまうらしいよ。」と話したが、伯母には納得できないようだった。

彼女のベッドサイドの「アザレア」がすっかり満開になったらしいので、明日にでも咲き出した別の鉢を届けて上げたいと思っている。

                
       (花が大方咲き終わったので、伯母の部屋から持ち帰った「アザレア」)               
コメント (4)
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