花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

海外旅行「インド・ラジャスタン州」(11)

2020年03月15日 | 海外旅行「南アジアⅠ」インド

旅の6日目の昼食後は、一旦ホテルに戻って3時間程休息を取った。暑い地域なので、昼間の高温になる時間帯は休むのだろう。

3時半にホテルからバスで「タール砂漠」に向った。途中は民家が何も無い砂漠地帯が続いた。

初めて村があった。休憩しているラクダと老人達がいた。トイレを借りてから今にも壊れそうな「ジープ」に分乗し、砂漠に向った。

      

町外れにコンクリートでできた「水汲み場」があって、女性が2人、水汲みをしていた。飛んで来る砂を防ぐためか、顔もスカーフで覆っていた。30mは離れていたと思うが、走る「ジープ」からシャッターを切った。インドでは水汲みの仕事は子供と女性と決まっていて、水汲みの為に学校へ行けない子供も多い。また、ここで野生の鹿や孔雀も見たが、走り去ったのでカメラでは撮れなかった。

「ジープ」は、砂丘が登りになっている場所ではギアを下げて一気に駆け上がった。ドアがないので、振り落とされるのではないかと心配だった。

    

ラクダのいる場所に着いた。希望者は1人確か3000円を払って30分ラクダで散策していたが、私はラクダに触れたくなくて乗らなかった。

      

このラクダ引きは子供だ。面と向かって写真を取っても良いか訪ねると、チップをくれるならと言われた。

静かに「タール砂漠」に夕日が沈んで行った。薄明かりの中を、また「ジープ」で村に戻り、ホテルに帰った。これで今回の「インド旅行」の全ては終わった。

     

翌朝は8時半にホテルを出て、バスは「ジョードプル」まで6時間走った。「デリー」行きの航空機は1時間遅れて16時に離陸。「デリー」からの「成田」行きも1時間15分遅れて出発したため、「成田国際空港」には1時間遅れて、3月1日の9時過ぎに到着した。北海道への乗り継ぎ便は、少し余裕を見た時刻で予約をしていたために無事に間に合った。

前夜から昼にかけて雪が降ったらしく、帰宅して見たら玄関前の雪を隣家の人が撥ねてくれていた。早速伺い、お礼をした。

私が旅に出られるのも、ご近所の協力があっての事なのだと改めて感謝した。それから2週間になるが、「コロナウイルス」対策で食料品の買い物以外では外出をしないようにしている。

また、日本人の入国を禁じた国が多数あり、「コロナ」が収束しないと次の旅行は考えられないと思う。

これで長かった「インド・ラジャスターン州」の旅行記が完成した。今回も記憶力の低下に愕然とさせられている。

今回は写真をできるだけ大きく掲載してみたが、どうだっただろうか。もしも中に、私の記憶違いがあれば、気づいた方は是非とも指摘して欲しい。

                                    (完 成)

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海外旅行「インド・ラジャスタン州」(10)

2020年03月15日 | 海外旅行「南アジアⅠ」インド

「ジャイサルメール」は、隣国「パキスタン」との国境まで100kmほどしかなく、「タ-ル砂漠」の真ん中にある人口約8万人の町だ。

この町は、「ラージプート」の王「ジャイサル」が東西貿易の要所として12世紀に築いた都市国家だが、スエズ運河が開通し、「パキスタン」がインドから分離独立すると次第に貿易が衰退して、今では観光以外の収入が少ない貧しい町になってしまったという。

朝、バスで「カディサール湖」の船着場に行った。この湖も貯水池として造られたものだ。入り口に立派な門が立つが、上には「クリシュナ寺院」がある。

世界遺産「ジャイサルメール城」は黄色い砂岩で築かれていて、今でも旧市街には大勢の人達が暮らしている。

インド中で色々な動物が野生で暮らしているが、中でも牛が一番多い。資料によると、インドの牛乳・乳製品は品質が良く、生産量も世界第2位だというが、牛を飼う土地がない酪農家が多いので、放し飼いにされてしまうのだそうだ。雌牛は役立つが、牡牛は農耕以外は役立たないので捨てられることが多い。確かに見ると野良牛の大半は牡牛だった。(ヒンズー教では牛は神様なので殺したり食べたりはしない。多分、表向きだろうが)

路上で「ラクダの骨」を削って、人形の体を作っている人。布地の服を着せて売る。

      

「絨毯店」の入り口で、古い衣類や絨毯から使える部品を取り出してリサイクルしている年配の女性達。

女性の傍で、カーテンにタグを縫い付けている男性。

見晴らしが良いレストランで昼食に出された定食「ターリー」

          

 

 

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