3日目は、「ウダイプール」のホテルを8時半に出てからバスで約100kmの距離を2時間半、、東北東の隣町「チットールガル」まで走った。この町を治めていた王が築いた「クンバルガー城」を見学するためだ。
出発後、町の人々の朝の風景に出会った。走るバスから見て写した一瞬の写真なので、何をしているところかは定かには分からなかった。
途中の山裾に豊かな小麦畑があり、4月の収穫を待っていた。小麦は年に2回収穫される。
8時近くに「クンバルガー」に到着した。そこでバスから降りて、オートリク車に乗り換えた。城まで7km乗るという。
細い道を暫く走ると、リク車から下ろされた。そこが「クンバルガー城」の撮影スポットだと教えられた。城は高さ150mの小高い山の上に建っていた。
この城砦は、「チットールガル城」が陥落した後、王「ラーナー・クンパ」は「ウダイプール」に逃げ落ち、そこを首都に決め、1443~1458年にこの城を建てて統治した。
オートリク車で登ったところに最初の分厚い「城門」があり、その前でオートリクシャーから降りて門内に入り、さらに私達は勾配が急な坂道を徒歩で暫く登った。
最初の門の「ラーム・ポール門」
少し登ると、水道が設置されてあり、右側に「シバ神の寺院」が建っていた。今も使われているようだった。
そこから上の城を見上げた。ブーゲンビレアが咲いていた。
更にツヅラ折に傾斜している道を登るとようやく山の頂上に出た。
廃墟の入口には、雨が少ないこの地方で、雨水を溜める装置があった。
小さい中庭に沿って、贅を凝らした居室があった。
更に城の屋上に上がると、遥か下に私達が通った道が見えた。
見学し終わり、城を出た時、中学生らしい一団が登って来た。見学に来たというより、体育の授業で軽登山をしているように思えた。
見学後、「ジョードプル」に戻り、ホテルに向った。