今夏は猛暑と水不足で私も庭の花や野菜もぐったり気味。
7時過ぎ、シャワーを済ませてパソコンに向かっていたら、玄関のベルが鳴った。何時も犬の散歩で家の前を通る方だ。今日も子犬を連れている。
「お宅の車庫の前で、猫が死んでいます。」と告げられた。急いで確認すると、隣家との境界そばに立ててある車庫前の道路端に焦げ茶色の子猫が横たわっていた。どうやら隣の猫のようだ。ひょっとして数匹の猫を飼っている隣の人が、始末に困り、我が家の前に置いたのかも知れないと。その隣家とは付き合いがないので、「お宅の猫ではないですか?」と聞きに行くのもはばかれる。以前に庭に来て種を蒔いた菜園に排泄をし、土をかき回して行く猫について話したら、「内の猫ではない。」と言われてしまった事があったからだ。
その方のアドバイスで、早速市役所に電話した。日曜日の早朝だったが、警備員が出た。猫のことを伝えると、住所と電話番号を聞かれた。何と直ぐに口に出てこない。数秒後に何とか言えた。早朝なので、頭がまだ目覚めていなかったのか、それとも自宅の住所すら記憶が曖昧になってきたのか。
警備員は「業者に連絡します。」と言ってくれた。
約一時間後、軽トラックが来て、高齢男性が軍手をはいた手で猫をつかんだ。猫は死後硬直していた。私は「日曜なのに、早速来ていただいてありがとうございます。」とお礼を言った。私は助かったが、仕事とは言え、朝から業者の方も大変だった。