今日、10時頃来客があった。玄関に出てみると90歳の友人女性と彼女の20代の孫息子、それと彼の友人だった。
昨年秋、友人から、孫が広い庭の菜園で野菜作りをしたいと言っていると聞いていた。2人の男性は普段会社勤めをしているので、畑仕事には土曜か日曜に車で来るという。
早速一緒に友人宅に行き、予め私が畑を4分割して、通路も作って置いたので、差し当たり今日は、何故植え付け場所を分けるのか、作物の科と連作障害のこと、日本の土は雨が多いので酸性になりやすいこと、作物の生育には弱アルカリ性当たりが良いので、ジャガイモを除いて、予め石灰を施す必要があること、家庭菜園は基本的に農薬をほとんど使わないので、安心であることなど、農作業の基本をわかりやすく説明した。また今年は、ウクライナの事で色々な食品が高騰しそうだから、土地の有効活用は大切になる筈だとも。
2人にスコップで耕して貰ってから、石灰も施して貰った。
それから昨年植え付けた物を思い出して、「アブラナ科」「ナス科」「豆科」「キク科」と書いた棒をそれぞれの区画に立てた。またそれぞれの科の野菜の一覧表を渡した。
友人が昨年残した「小松菜」の種があったので、それで種の蒔き方を教えた。(化成肥料と培養土を使ったが、できれば堆肥があると良い事も話した)
また、野菜作りは「植物科学」なので、気づいたことや種を蒔いた日、施した肥料、発芽した日、与えた肥料などを簡単にメモすると、来年のためにも良いと教えた。
2人の青年は、スコップで耕しながら、「ワクワクして来るね。」と話し合っていた。
後は2人と祖母に当たる私の友人とで相談して何を植えたいかを決めて、種や苗を求めるように話した。次に来た時に、また連絡して欲しいと言った。
今年は広い友人の菜園を若い2人と一緒に使うことになったので、彼らの自主性を尊重しながら、私自身にも刺激になる楽しい半年にしたい。
次に彼らが来た時に、どんな種を用意してくるのかが楽しみだ。