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花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

中国四川省の自然と世界遺産に触れた旅(1)

2007年06月23日 | 海外旅行「中国Ⅰ」四川省・雲南省

 6月15日~22日の8日間のツアー旅に参加した報告をしたい。
 先ずは日程順に、それから現代中国をかいま見た私なりの感想を書く事にする。ツアーの人数は30人、添乗員一人だった。

 一日目 新千歳空港19時25分離陸して上海空港に、2時間40分かけて行った。(上海泊)
 中国東方航空の機内は左右3列ずつ、機内食が出たが、味が無く、不味くて食べられなかった。
 機内で「入国カード」「税関申告書」「健康検疫カード」の3枚のカードを作製した。「健康検疫カード」は、過去7日間に家禽や鳥と接したか、鳥インフルエンザの患者と接したか、性感染症・エイズ・精神病・肺結核などに罹っているか、などの調査項目があった。
 上海空港に着いた所で、日本との時差1時間分、腕時計を遅らせる。全乗客がリムジンバスに乗っても、公安の車が来て機内を点検するまで、かなりの時間、バスは機体の傍に止まったままだった。上海国際空港は凄く大きな空港だが、さらに国内便の空港を統合する工事がされていた。
 ホテルの水は黄色っぽく、消毒の臭いだろうが変に黴くさかった。部屋にはミネラルウオーターが2本「贈品」と書かれて置かれていた。

 二日目 上海空港から成都空港まで3時間かけて飛ぶ。千歳から上海までよりも時間がかかった。
 上海空港までの車窓から見た所、数カ所で大規模な街路樹の植樹をしていた。オリンピックを控えて緑化をしているのだろう。広いゴミ捨て場で何人かの大人がゴミを拾っている姿も見た。

 成都は人口400万人の四川省の首都で、中国四大都市の一つであり、高層建築や高層アパートがぎっしりと建ち並んでいたが、その中にかなり古いアパートもあり、住宅格差を思った。



 成都空港は標高450m程だそうだが、私達はそこから更に乗り継いで、標高3500mの九さい溝空港まで45分かけて飛んだ。
 その空港は、4000m前後の山々が連なる高地に2003年に作られた空港だという。(空港が無かった時は、成都からバスで11時間かかったそうである) 高地で空気が薄く、酸素が少ないので、歩くだけで胸が苦しくなった。気温がかなり低い場所なので、私は毛のカーデガンの上にゴアテックスの上着を着た。飛行場にはダウン入りの防寒ウエアーの売り場があった。(写真)




 私達は空港からバスに乗り、標高1500mの九さい溝の中心地にあるホテルまで1時間15分かけて山道を下った。
 所々にチベット族の集落や家が見えた。独特の模様と色彩を施してあり、何本もの経文を書いた長い旗が立てられていた。(写真)  
 彼らはヤク、山羊、馬を放牧して暮らしているそうである。
 飼育役の男性は、家畜を夏は高地に連れて行き、秋に低地に戻る生活をする。家族は昔から『一婦多夫』が多く、夫同士は互いに競争して良く働き、子どもはどの父の子か分からないため、夫全員の子として育てるそうだ。(かなり前にNHKTVでも放映された。その時の夫は兄弟二人で、遊牧地から交互に妻がいる家に帰って来ていた。) ヤクの糞は燃料として使うそうである。
送電線が走っていたが、今では電気がつき、山岳地帯なので衛星放送を受信しているとの事だ。私は、新しい情報はチベット族の若者に影響を与えずにはおかないと思った。
 次の日、チベット族の人が経営する土産物店に行ったが、まだ50代になっていない様な経営者は、去年の収入は私が一番だったとえばっていた。空港ができ、道路が整備され、電気が通って観光客がどんどん流入するようになると、それまでの伝統的な少数民族の生活スタイルは、きっと大きく変化するだろうなと私は感じた。

 途中に石造りの町があった。地元で採れる石を重ねて、内部に木材を使っているというホテルや住宅が沢山建っていた。
 やっとホテルに着き、夕食後外を見たら、中国の西の端なので、夜8時になってもまだ薄明るい状態だった

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