昨日は、伯母と約束していた芋掘りに出掛けた。
朝から晴天で気温は28度位あったが、朝、老人ホームに伯母を迎えに行き、一緒に伯母の家に向かった。
春に私が種芋2kgを植え付けた「洞爺」と1kgを植え付けた「メイクイーン」の収穫だ。
まず、伯母から要領を教えて貰った。
まだ枯れきっていない茎を伯母が引き抜いて、横の溝に置いていった。私が芋を傷つけないように注意しながらスコップで掘り出し、小芋も全て掘ってから平にしたその場所に芋を置いていくのだ。
土の中から出てきたのは、直径が8~10cmもある芋だった。大きいのは12~3cmもあるのだ。去年は伯母が植えた「北あかり」の掘るのを手伝ったが、結構小さめの2~3cmの芋が1カ所に幾つかあったが、今年は1つあるかないかだった。伯母は「農家を60年以上して来たけれど、初めての大豊作だ。」と言って喜んでいた。
最後に、掘り出した芋をコンテナに拾い集めて、一輪車で納屋に運んだ。
昼食に早速、「洞爺」を塩茹でした。真っ黄色に茹で上がった芋は本当に美味しかったので、私がこの種芋を買った事を伯母に喜ばれた。伯母がとうもろこしも数本採って来たので、茹でた。こちらも取り立てで甘く、凄くおいしかった。
午後から、300坪以上の広さがあると思われる庭を見回ったら、どの木も生い茂り、折角のダリアや薔薇が花柄を摘んで貰えないので哀れな様子になっていた。おおきな紫陽花の木の花も、枯れてしおれていた。
そこで剪定が好きな私は、「花の終わった紫陽花を切って良いかい。」と聞いて見た。是非切って欲しいと言われたので、鎌と鋸を納屋から持ち出して切り始めた。緑色の若い茎は直ぐに切れたが、茶色の数年前の硬い茎は、木質状態になっていて、なかなか大変で、汗が出た。
次に、その横に伸びすぎて姿が乱れたツツジがあったので、その剪定も了解を取り付けて徒長枝を鋸で切った。
回りを見ると、そんなツツジが他にもいっぱいある。根本から10本ものひこばえが生えているものばかりだ。
伯母に「ひこばえをこのままにしておくと樹勢が衰えるので、切った方が良いと思うよ。」と言ったら、伯母は、「今まで何も知らなくて、ただ植えておけば良いと思っていた。」と言うのだ。そこで数本のつつじのひこばえを切り取り、雪の重みで曲がってしまった枝などを剪定した。上の方には、枯れている枝も結構あった。
「私のやり方で良かったら、秋になったらまた来て上げるから。」と言って作業を終えた。
誰も見ないこんなに広い庭は、管理しなければ林の様になっていく運命にある。高齢化社会の一面なのだ。しかし、ある程度、手を入れて置かないと、一目見ただけで住む人の居ない家だということが判り、泥棒に入られてしまうだろう。入るだけなら良いが、泊まり込んで火でも出されたら困ると思う。火災保険を掛けているのか聞いて見たら、掛けていないと伯母に言われて驚いた。
帰りに伯母から、南瓜2個と段ボール箱のジャガイモを頂いた。伯母が歯医者に予約してあるというので、送り届けて別れた。
伯母は、「来年はもう、畑作りは止めようかな。」と言っていたが、私も、老人ホームから片道バスに20分乗り、40分歩いて家に通って作物を作るのは、もう無理だと思った。それに作った作物を上げたい人も少なくなったのだから。
農作業と剪定ですっかり疲れたので、家までの1時間の運転を居眠りしないように注意した。
帰ってから、「洞爺」はこちらでもまだ珍しい芋なので、普段お世話になっているご近所にお裾分けした。どの人からも「大きくて立派な芋だね。」と言われた。
夜、伯母が返してくれたタッパーを洗おうとしたら、その袋にお金が入っているのを発見した。電話をしたら「ガソリン代として取っておいて欲しい。」と言われた。南瓜と芋を頂いただけで十分だったのにと気の毒に思ったが、折角の伯母の気持ちを有り難く頂く事にした。
昨日は、疲れたけれど、私が植えた芋の後始末ができて良かった。
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