牛尾憲輔がソロ・ユニットagraph名義 3作目
2016,2,3発売
『聲の形』のサントラにも大きな影響を与えたという。
音楽的なことはよくわからないけれど、
牛尾憲輔というミュージシャンが映画の音を通じて気になっているので聴いてみた。
以下はコピペ
「さながら電子音の大聖堂のようであり、あらゆる技工を凝らし精緻で多様な意匠を盛り込んで人々を圧倒しようとした17世紀の建築様式になぞらえるなら、“バロック・エレクトロニックミュージック"とでも言うべき驚くべき作品となった。緻密な倍音構成、微細な音の粒子、そして聴く者の感情に訴えかける旋律は早くも畏敬の念を抱かざるを得ないほど円熟の域に到達。さらに今作のマスタリング・エンジニアはエイフェックス・ツイン、スクエアプッシャー、ジェイムス・ブレイク、タイヨンダイ・ブラクストン、アルカ、アクトレス、デムダイク・ステアといった錚々たる電子音楽家たちの作品を手掛けてきたマット・コルトンが担当している。」
1. reference frame
ピアノで静かに始まる
少し反響する音に シンセのドローン
ノイズ
ストリングス的な要素も入って
やや壮大な感じにも
2. poly perspective
強弱に点滅するエレクトロニカ
タイトなドラムの音は太鼓の革が弾けている様子が目に浮かぶ 尺八っぽい響きも
細かいノイズ
教授の「フィールド・ワーク」っぽいパーカッションになる部分も魅了的
最初の音に戻って終わる
3. greyscale
ウーリツァーで始まる
シンセでチェンバロっぽくも
『聲の形』っぽい音がここにある
高揚していく感じがあったり
鼓動にも似たリズムになってり
そしてまた激しめに、ギターに、ノイズ
でもなんかイマイチかな・・
4. cos^4
重さを伴った風が迫ってくるような 地響きのような音
擦れて途切れてくノイズ
金属がぶつかったり擦れたりする音
フォーンの粗いビブラートのような音
ばらばらとリズムを刻む音 クラップっぽい音
最初の地響きのような音が重なってくる
電子音のリズム
5. toward the pole
イントロの音色の変化が笙の音の変化っぽい
ピアノとシンセの音色の変化に 擦れていくようなリズム音
エレクトロニカな魅力的な音の変化
6. asymptote
圧を感じる強弱なシンセ音に高音で鳴っている音
音が途切れ途切れになってるのがリズムに
突然終わる
7. radial pattern
疾走感のある始まり
一旦途切れ気味になって、弦を電気的にして鳴らした音が心地よく
高音で鳴っている音 ミニマルな部分があって面白い
ストローで最後に残った液体を啜った空気混じりの音
ノイズもブチ
一気になだれ込んで終わる
8. trace of nothing
打ち込みで細かく詰まった音が連続
低音でのドローン
ギターの一弦鳴らした音
ぼーっと聴いていて心地よい
9. div
前曲からの少しの間があって静かに始まる
胎動し始める
水が流れるような音
ストリングスを加工した途切れながら擦れる音
流れていく感じ
10. inversion/91
ノイズ
パソコンのキーを叩くような 焚火をサンプリングして加工したような音
蠢いている 遠くで鳴っている高音の動きに
低音で鳴り響く音が別々に
マリンバ
ノイズ
フォーンっぽい音が刻まれて
マリンバが絡んでいく