2013,9,3元春レイディオショーで紹介されていた曲を聴いて、
上原ひろみも好きなJEFF BECKを聴いています♪
ジェフ・ベックの「Wired」は上原ひろみがカバーして聴くようになったが、
それ以外のアルバムとしては、これで聴くのは2枚目。
2006年のリマスター盤
1968年発表ジェフ・ベックの初リーダー作であり代表作の一つ。
ロッド・スチュアート(vo.)、ロン・ウッド(b.)、ミック・ウォーラー(ds.)に
勿論ジェフ・ベックのギターという豪華な布陣。
M1「シェイプス・オブ・シングス」はヤードバーズのヒット曲だが、ヤードバーズと比較して圧倒的にロッド・スチュアートのヴォーカルの良さが際立つ。
以上はHMVよりコピペ。
8、14曲目にはジミー・ペイジも参加
以下は元春レイディオショーで萩原健太氏とのトークです。
H 第1期ジェフ・ベック・グループ。これも1968年の音なんですけれども、「TRUES」というアルバムに入っていました。「You Shook Me」というね。これはあのーマディ・ウォーターズ(Muddy Waters, 1915年4月4日 - 1983年4月30日)のヴァージョンかな。この曲をジェフ・ベックはさっきのFleetwood Macのピーター・グリーンとはちょっと違うんですけれど。オリジナルに敬意を表しながらも、物凄く換骨奪胎したギターを聴かせるんですよ。フィードバック、ファズ、ワウワウ、その辺を駆使して。物凄くアヴァンギャルドなところまで持って行ってしまうようなギターを聴かせる。これも良い意味イギリス人ならでわのある種の狼藉を働いているわけなんですけれども、敬意をもって狼藉を働くというね。その代表として、この時はヴォーカルはロッド・スチュワート。
M ベースはロン・ウッド。キーボードにニッキー・ホプキンス、
H ドラムはミック・ウォーラーかな?でオルガンがこれ入っているんですけれど、オルガンを弾いているのは、後のレッド・ツェッペリンを結成するジョン・ポール・ジョーンズ。
M ああー。ジェフ・ベック第1期ですよね。そしてまたギターリストはジェフ・ベックと並べて称される同時代のギターリストと言えばジミー・ペイジですよね。ジミー・ペイジはこの後ヤードバーズを結成していきますよね。これは結成した後ですか?
H これは後ですね。ですから、エリック・クラプトンが最初ヤードバースにいて、その後にジェフ・ベックがいて、それからジミー・ペイジが入ってきて、二人で一緒にいた時期があってジェフ・ベックが辞めてくという
Mなるほど。
H それで残されたジミー・ベイジが、そのバンドをもとにしてレッド・ツェッペリンを作るという、こういう流れになりますね。
M 60年代 米国ブルースロックから2曲続けます。
5 Shake Your Moneymaker : Fleetwood Mac
6 You Shook Me : Jeff Beck & Rod Stewart
Mジェフ・ベックのギターはアバンギャルドですね。
H アバンギャルドだね。ただ壊すだけじゃないっていうか、本当に自分の好きなギターリストなら完璧にコピーしてそっから始めるみたいなところがあるんですよね。だから、最近、レス・ポール(Les Paul)さんというギターリストが亡くなってしまいましたけれども、あの方のレパートリーを全部フルコピーしてライヴでやっていたりとか。あるいはジーン・ヴィンセント (Gene Vincent、1935年2月11日-1971年10月12日)のBLUE CAPSというバンドにいたクリフ・ギャラップ (Cliff Gallup)っていうギターリストの完コピーのアルバムを一枚出したりとか、そういうこともちゃんと出来る。上でのこれなんですよね。
M そうなんですよね。どんな技術にしても、そのアバンギャルドな表現をして優れた人というのは、基礎的なスケッチをして、そして凄くしっかりしたものを踏まえた上での新しい表現ということなんでしょうね。
H ただ壊すだけだったら、誰にでも出来はするんだけれども、それを続けるとなると、そういうところが重要になるっていうね。そうかもしんないですけどね。
M そうですね。今、ジェフ・ベックという素晴らしいギターリストの話をしましたけれども、同時代にジェフ・ベックと並んで、このギターリストも大きな影響力を持ちましたね。ジミー・ペイジ
H 我々の世代、佐野さんとか僕の世代だとエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ三大ギターリストって
M 言ってました。
H まあ、日本は三大何とかって好きですからね、
M ヘェッ
H 御三家みたいなものとか大好きだね。なんかね、ありましたよ趣味、皆で話しましょうよ、誰が好きだとかっていうの
M そうね、僕はやっぱりクラプトンですね。まあ聴いていて安心、気持ち好いってところですね。
H 僕はねジェフ・ベックが好きだったんですけれど、だからジミー・ペイジって言う人はプレーで言うとクラプトンのソロのスムーズなものに比べると、ジミー・ペイジはソロとかの面では少し落ちるという言われ方をしていることがあるんですけれど、その代りこの人のリフ作りの上手さっていうのはもう絶妙でしょ。
M あぁー。そうですね。
H 曲を言う時に、例えばレッド・ツェッペリンっていうグループの曲を表現する時に、歌から歌いださないでしょ皆、ギターのリフから歌いだすでしょ。「 」って歌のダ ダーン ダ ダーン ダー ダーダーそのフレーズをねデデンデデンってそのギターリフで曲を表すんですよね。
M そうですね。思わず、ギターを弾いている少年であれば思わずコピーをしてしまいたくなるようなリフに溢れていましたよね。ツェッペリンの曲はね。
H ブルース・マナーが大好きです。この人はスタジオミュージシャンとしてやってきた人なんでね幅広いんですけれども、ブルース・マナーの曲っていうのもレッド・ツェッペリンにも結構ありますよね。今の「You Shock Me」なんかもやってますし、その中でも最高峰と言われる「Since I've Been Loving You」。
M あぁ。まあ長い曲ですけれども、このギターソロというのは本当に引き込まれますよね。
H またそれを歌っているロバート・プラントっていう人が、このアメリカのルーツ・ミュージック大好きなんですよね。
M えぇ
H 近年はもうカントリーと言っても良いような。
M そうですね。もうアメリカに渡って演奏してますからね。
H T・ボーン・バーネットとかね、アリソン・クラウス(Alison Krauss、1971年7月23日 - )のデュエットアルバムを作ったりとか、ロックンロールも大好きだし、ブルースも大好きだし。
M カントリーも好きだしね。
H とにかく合体していってたんだよね。良かったですよね、今思うと。
M 時代的に言うとレッド・ツェッペリンが出てきた60年代後半から70年代にかけて、これはレッド・ツェッペリンによってブルース・ロックのイメージは一新されましたね。
H そうですね、ある種の集大成みたいなところがありましたね、ブリティッシュ・ブルース・ロックのハード・ロックとしての魅力の頂点にツェッペリンが輝いていたという感じがしますよね。これは1970年の「レッド・ツェッペリンⅢ」というねアルバムに入っていた。
M そうですね。曲は「Since I've Been Loving You」。これは全体の構成とか歌詞がモビー・グレープの「Never」と類似しているという説が
H 根強いですよね。
M 根強いですよね。
H ただ、色んな音楽性を取り入れながら、ブルース・ロックを新しい地平にというかね、持って行った名演じゃないかって思うんですよね。
M 早速聴いてみたいと思います。これレコーディングマネージャー テリー・マニングが自分でレコーディングしていて、この曲の間奏はね、ロック史上最高のギターソロじゃないかって、こういう風に言っていますよね。聴いてみます。
さてさてアルバムを聴いて見ると
1. Shapes Of Things
上記にあるようにヤードバーズの曲。ロッド・スチュワートのヴォーカルよりもギターに耳がいく。
エレキギターが鳴っている というのを際立って感じる曲
2. Let Me Love You
ブルース・ロック ちょっと重いかな
3. Morning Dew
バグパイプのような音で始まる。
4. You Shook Me
元春レイディオショーで紹介されていた曲。
5. Ol' Man River
太鼓の響き。ロッド・スチュワートのヴォーカルが渋い。
6. Greensleeves
アコースティック・ギター
かの有名な曲です。
7. Rock My Plimsoul
確かにレッド・ツェッペリンとかにつながっていきそうな感じもあるなー。
なかなか凄いですねー
8. Beck's Bolero
ジミー・ペイジの16弦ギター。
レッド・ツェッペリンだけじゃなく、ヘビー・メタルに通じる要素もあるのかな?
これが ボレロ が原曲になっているところにも面白さがある。
9. Blues De Luxe
ウーリツァーからギターへ
ブルース・ロック
拍手は効果音かな。
ギターも語っている感じしますね。
10. I Ain't Superstitious
ギター、ドラム、ギター、ドラム
こういうグルーヴを時々楽しみたくなります♪
ワンワン鳴るギターでのエフェクトはそんなに好きではないですけど。
11. Bonus Track: I've Been Drinking (Stereo Mix)
シングル・アルバムのB面の曲
これ良い曲。
演奏も含めてロッド・スチュワートのヴォーカルが良い。
12. Bonus Track: You Shook Me (Take 1)
別テイク 聴き比べると面白いけれど、聴き込んでいる人ほどピーンと来る違い。
初めてこれをメインで聴くと、それが基準になってしまいます。
両方初めて聴く僕には、どちらも新鮮。
13. Bonus Track: Rock My Plimsoul (Stereo Mix)
これもシングル・アルバムのB面の曲。途中で音量がグッと下がったような感じも。
14. Bonus Track: (Beck's Bolero)
別テイク。これはこれで
15. Bonus Track: Blues De Luxe (Take 1)
別テイク。ライヴっぽくしてないので、これはこれで良いかな。
16. Bonus Track: Tallyman
ポップな曲
17. Bonus Track: Love Is Blue
よりオリジナル曲の演奏ですね
18. Bonus Track: Hi Ho Silver Lining
爽やか。ちょっとコミカル。