2021,5,21発売の雑誌を二つ購入
どちらも佐野元春の特集を組んでいたからだ。
40周年、エピック・ソニー時代のアルバムをボックスセットで販売する。
デビューからコヨーテバンドまでのバンドやアルバムなどについてもインタビューされている。
先に「SWITCH」を読んだので、ヴォリューム的には
少ない感じもするが、ミュージック・マガジンの企画としては
Dr.kyOn&佐橋佳幸が語る佐野元春
を特に楽しんで読んだ。
SWITCHでは、どの記事もたっぷりと楽しめたが、特に小川洋子との対談、吉増剛造との対談は、放送されていないEテレ「SWITCH」での未公開内容も含まれている。昔からの仲間でもある片寄明人がインタビューした内容も魅力的だった。
アルバム・アートワークに関するコメントも楽しめた。
【特集】 佐野元春
1980年に『BACK TO THE STREET』でデビューしてから40年。イノセントな視線で世界を見つめる佐野元春のポップ・ソングは社会現象となり、今も唯一無二の存在感でシーンを走り続けている。エピック期の集大成であるCDボックス『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』の発売を機に、キャリア全体を振り返る最新ロング・インタヴュー、著名人や関係者へのインタヴューを中心に、改めてその魅力を考察する。
■ ロング・インタヴュー〜変化を恐れず進み続けた40年(今井智子)
■ 田中裕二(爆笑問題)が語る佐野元春(高岡洋詞)
■ Dr.kyOn&佐橋佳幸が語る佐野元春(宗像明将)
■ オリジナル・アルバム・ガイド(天辰保文、大谷隆之、小川真一、近藤康太郎、峯大貴、矢野利裕、渡辺亨)
■ ライヴ作品の魅力(増渕俊之)
■ エピック・レコードに在籍していた24年の歴史(能地祐子)
【特集】 マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン
シューゲイザー・ムーヴメントのレジェンドとして現在もシーンに多大な影響を与える、アイルランド・ダブリンで結成されたバンドが、これまでの作品をサブスクで全面解禁し、新装版のCDとLPもリリースする。最新インタヴューをもとに彼らの魅力を現在の視点で考える。
■ ケヴィン・シールズ・インタヴュー(油納将志)
■ アルバム・ガイド(近藤真弥)
□ ブラック・ミディ〜さらに凄まじさを増した2作目(小野島大)
□ フライング・ロータス〜アニメ「YASUKE」のサントラを語る(原雅明)
□ スクエアプッシャー〜初作からの25年を振り返る(渡辺健吾)
□ エムドゥ・モクター〜“砂漠のブルース"の異端児、移籍第1弾(吉本秀純)
□ ニュー・スタンダード2020s〜第17回 テクノ以降のポップ・ミュージック(小野島大、金子厚武、木津毅、小山守、坂本哲哉、デンシノオト)
□ ゴーゴー・ペンギン(土佐有明)
□ パスクァーレ・グラッソ(原田和典)
□ KIRINJI(渡辺裕也)
□ INO hidefumi(村尾泰郎)
□ 諭吉佳作/men(小山守)
□ ALICE(石川真男)
Front Line
◇ ポール・ウェラー
◇ グリフ・リース
◇ ムスタファ
◇ グリーンハウス
◇ ダニー・エルフマン
◇ ビリー・F・ギボンズ
◇ ネクライトーキー
◇ SOMETIME'S
REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Black Midi/Paul Weller/Rhiannon Giddens With Francesco Turrisi/The Armed/Sons Of Kemet/Anyango/INO hidefumi/YOU THE ROCK★ ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
◆アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Marianne Faithfull With Warren Ellis/Noga Erez/Peggy Seeger/The Snuts/Andy Stott/Shelley FKA DRAM/Jadsa/Femi Solar ほか
◆[連載]近田春夫の帯に短し襷に長し/寺尾紗穂の戦前音楽探訪/入江陽のふたりのプレイリスト〜天川悠雅(ギリシャラブ)/木津毅のLGBTQ通信/相澤冬樹のロック記者人生/安田謙一のこれがヒットか!?/野沢あぐむの痛快! 艶歌まる齧り/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー
◆国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など
1980年3月21日、シングル「アンジェリーナ」でシンガーソングライターとしてのキャリアを踏み出した佐野元春。そこから彼は、まったく新しい日本のロック/ポップミュージックを、ソングライティングという表現の可能性をひたすら追求し、格闘を続けてきた。その姿勢はデビューから40年を経た2021年現在もまったく変わることはない。佐野元春の紡ぎ出す歌は常に時代を、社会を映し出してきた。表現者として40周年という大きな節目を迎えたいま、あらためてその軌跡を辿っていく総力特集――
佐野元春のソングライティングを“リリック”と“サウンド”の両面から 徹底的に紐解く。計5万字に及ぶ2本のロングインタビューを掲載
デビューから現在まで、「SOMEDAY」「レインボー・イン・マイ・ソウル」「私の人生」など、珠玉の10曲の歌詞を全文掲載の上、そのリリックと共に佐野元春の言葉の源泉と変貌を辿るロングインタビューを掲載。
PART1 “リリック” 2万字ロングインタビュー
デビューから現在まで、「SOMEDAY」「レインボー・イン・マイ・ソウル」「私の人生」など、珠玉の10曲の歌詞を全文掲載の上、そのリリックと共に佐野元春の言葉の源泉と変貌を辿るロングインタビューを掲載。
PART2 “サウンド” 3万字ロングインタビュー
1980年『BACK TO THE STREET』から2020年『或る秋の日』まで。佐野が生み出した全18作のオリジナルアルバムに刻まれた“音の軌跡”を紐解くロングインタビューも(訊き手・片寄明人)。長時間にわたり佐野が本誌に語った自身のソングライティングのすべてをここに。
作家・小川洋子と佐野元春が創作論を語り合う。本誌特別対談を掲載
2021年3月13日に日本武道館で行われた佐野元春デビュー40周年記念ライブ。かねてより佐野と親交のある作家・小川洋子はそのライブをどう見て、何を感じ取ったのか。ライブから僅か2日後に行われた特別対談で語られる日本を代表する作家とソングライターによる創作論とは。ぜひ本誌にて。
詩人・吉増剛造と佐野元春の邂逅。詩人の魂が共鳴した時間の記録
「SWITCH インタビュー 達人達」(NHK Eテレ)にて3月27日にOAされた佐野元春と吉増剛造の対談の再構成版を本誌に特別収録します。遂に実現した二人の対話。詩的な言葉で紡がれた圧倒的時間をここに。
佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA ヤア! 40年目の武道館
デビュー40周年を記念して開催された日本武道館ライブ。その特別な一夜の記録
アルバムアートワーク解説
アルバムアートワークから紐解かれる、表現者・佐野元春の作品に込めた挟持