存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガール」

2024-04-22 00:05:14 | 絵画

京セラ美術館に行ってきました。

村上隆のオブジェやジブリ展も魅力的だったけれど
美術館で過ごしたのは

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展
―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガール

2100円

主な目的は好きなジョルジュ・ブラックを見たいし、おそらくパブロ・ピカソも何点もあるだろうくらいだったんだけれど
行って見て知らなかったことを多く知ることができました。


キュビスムとは

キュビスムは、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出され、その名称は、1908年にブラックの風景画 が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来。

絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の捉え方から解放。
西欧文明に影響されない古代ギリシャ・ローマでもない
アフリカやオセアニアの先住民のお面やオブジェ、デザインを取り入れる視点。
「プリミティヴィズム」
後年タヒチへと移り住んだP・ゴーギャンやアフリカ彫刻に触発されたパブロ・ピカソが幾何学的に平面化された形によって画面を構成する試みの中で起きて来た潮流でもあった。それは、西欧中心主義的な側面もあるが、パリなどを中心に活動する芸術家たちの
視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、 絵画や彫刻の表現を根本から変えることで、抽象芸術やダダ 、シュルレアリスムへ、装飾やデザイン、建築など様々な分野にも瞬く間に広まり、芸術の多様な展開に決定的な影響を与えたとされている。

ポール・セザンヌの作品、ポール・ゴーギャンの作品、アンリー・ルソーの芸術家たちを招く自由の女神などで始まり、
コートジボワールの仮面、マリのバンバラの小像、ガボンの遺骨容器の守護像、コンゴ民主共和国のオブジェというプリミティヴィズムへの誘いがあって、
1907~1909年頃の「プリミティヴィズム」のピカソやアンドレ・ドラン、ブラック、マリー・ローランサンの作品が続く

セザンヌに導かれた芸術家たちの作品が並び
ジョルジュ・ブラックとパブロ・ピカソの作品が続く

フェルナン・レジェ、ファン・グリスから同時主義のロベール・ドローネ、ソニア・ドローネ

レモン・デュシャン=ヴィヨン、マルセル・デュシャン、ジャック・ヴィヨン、フレンティシュク・クプカなど

ラ・リュッシュ
モンパルナスの集合アトリエ「ラ・リュッシュ」(蜂の巣)
当時の写真が飾られていた。魅力的な その名のような独特な形をした4階建てくらいの建物。
アメディオ・モディリーアーニ、マルク・シャガール、シャイム・スーティン、アンリ・ルソー、アンリ・マティス、アレキサンダー・アーキペンコ、ジャック・リプシッツなどが住み、極貧の中で絵を描いてた。

レオポルド・シュルヴァージュ、セルジュ・フェラなど東欧系の作品

立体主義
第一次世界大戦
キュビズム以降

中でも衝撃的だったのは
出口付近で流れる音楽、リズム
近づくと
フェルナン・レジェ、ダドリー・マーフィー『バレエ・メカニック』 13分48秒の映画上映

坂本龍一の「未来派野郎」の「バレエ・メカニック」に影響を与えた作品だった。

堪能した。展示品の本を買おうと思ったが、重くて持ち運ぶ鞄でなかったこと。その後の予定を考慮して渋々諦めたが、無理して買っておけば良かったかなと思う。

ブラックは三度見くらいして観た。

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李禹煥 全版画 Lee Ufan Prints 1970-2022

2023-08-26 09:23:07 | 絵画

李禹煥というアーティストを知ったのは、坂本龍一の雑誌の対談だったと思う。
そして、教授の最後のアルバム「12」のジャケットも彼の作品となった。
彼の作品を殆ど知らないので、高価だったけれど全版画ということで購入した。

ジャケの青い色の
「Dialogue 2019  1」
とても気に入っている。

「もの派」に対する理解も教養もないけれど、画集を見ると
線や筆で表現したようなものが多いので
気に入るかどうかは人によって様々だとは思う。
個人的には坂本龍一の触れた世界観に触れてみたいと思っている自分がいる。

存在するものは何か?
 ふと浮かんできたのは、そういう考えだった。

李禹煥 全版画 Lee Ufan Prints 1970-2022
6600円(税込み)

2022,12,16発売

著者について
1936年大韓民国慶尚南道生まれ。美術家。1956年来日し、以降、日本を拠点に世界的に活動。1960年代末~1970年代初頭の日本美術の大きな動向である「もの派」の理論的主導者として有名。現在、香川県直島に安藤忠雄とのコラボレーションによる「李禹煥美術館」を開館する他、釜山市立美術館(韓国)に「Space Lee Ufan」、フランス・アルルに「Lee Ufan Arles」を開設するなど、国際的に活躍する。多摩美術大学名誉教授。


以下はコピペ

国際的に活躍する現代美術家・李禹煥は「もの派」の旗手として活動を始めた1970年頃から現在に至るまで、継続的に版画作品を制作しています。そんな作家の全版画を掲載した『李禹煥 全版画1970-2019』は、2019年の発売以来、お蔭様で美術愛好家のみならず、研究者、美術マーケット関係者をはじめ、皆様のご好評をいただいております。本書は、そんな全版画集に2019年以降の最新作品、最新情報を加えた、決定版画集(日英バイリンガル)の増補新版です。

峯村敏明 氏のものを読むと、

「モノ派」とは、1970年代前後の日本で、芸術表現の舞台に未加工の自然的な物質・物体(いか「モノ」と記す)を、素材としてでなく主役として登場させ、モノの在りようやものの働きから直かに何らかの芸術言語を引き出そうと試みた一群の作家たちを指す。

 

 

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TAKORASU

2007-10-05 00:10:15 | 絵画
28歳 千葉県佐倉市在住の作家 TAKORASUさんの作品を紹介します。
ハウルの動く城のような作風
動画も魅力的です。
こちらから どうぞ
「時計台のある街」という動画
曲も親指ピアノぽくて良い感じです。


「8本猫の怪獣都市」

コメント (6)
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坂本奈緒

2007-08-25 16:34:41 | 絵画
yanokamiのジャケを描いたイラストレーターの
Nao Sakamotoさん
坂本に反応するのは僕だけ?

今日は様々な音楽を流しながら彼女のイラストを見ていました。
ヤノカミのジャケのようなモノクロの街の風景が良いな。
ところどころ輪郭が途切れるイラストも描かれています。

こちらから 見てみてください

コメント (2)
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Robert Platt

2005-09-25 11:13:14 | 絵画
Robert Platt という人は京都在住のイギリス人のようなのだが、まだよくわかりません。
この写真は良いなあと…
Flow
oil on board
53.0 x65.0 cm
2004





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