存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

SWITCH インタビュー 佐野元春×吉増剛造

2021-03-28 09:53:36 | 佐野元春

2021,3,27土曜日放送

吉増 剛造(よします ごうぞう)
東京出身、福生市
1939年(昭和14年)2月22日 生まれ

吉増剛造の手に20205月号の群像があった。付箋、蛍光ペンでマークされた「佐野元春インタビュー」
僕も書庫から取り出した。
この雑誌がきっかけとなって吉増が知人を通じて佐野へ送った一通4枚の手紙をきっかけに始まった。
佐野は手紙以上のメッセージを受け取り、手紙を一つの作品として残し、擦り切れたりしないように、自分でタイプアップして書き出して何度も読み返して、返信を書いた。

東京から三浦半島へのロードムービー。大型バスの中、太平洋を望む海岸、そして海辺の一軒家。
佐野元春が夏に滞在して詩を書いたり創作する場所へご案内します。
おじ・おばがこの近くに住んでいるのでと愛犬ゾーイを連れて歩く佐野元春と吉増剛造

「2日間にわたるダイアローグは、佐野が自らの音楽を分析する言葉の旅となった。」
とHPにあるように、この番組の内容は深く単純に反応したり理解したりするには時間がかかるかもしれない。

コロナ禍でミュージシャンとしてのパフォーマンスなどが出来なくなってしまった。条件があることで本質が見えてくるようになった。
一大事が起きたから反応するのではなく、普段からある種の危機感を持ってやってきたが、ライヴパフォーマンスをすることが出来ない。だから作曲をしよう、構えてするのではなく、むしろ淡々といつもの自分の姿勢を変えずに淡々と詩を紡ぐ、曲を紡ぐ、逆にそのような心境になりました。2020年12月に感染対策をしてライヴを複数個所で行った。観客とのコール&レスポンスなどが出来なくなった分、自分の表現するペースで表現に集中して見えてくるものがありました。

吉増は今、非常に重要なキーワードが出てきました。ここ十何年かのThe Coyote Bandとの作品を聴いてみて、ギターが二本、ベース、ドラムス、キーボードというメンバーが演奏しており、時折、佐野さんの後ろからヴォーカルとして入ってくるあの微妙な表現の層が危機感を持ってるような緊張感を持ってくるような時があるんじゃないか

佐野は嬉しそうに笑いながら、コヨーテバンドのメンバーはそれぞれがシンガーソングライターですから、僕の書いたリリックを聞いて、それに楽器でどう反応しようか、こういうような現象が起こるわけですよね。
それまでは、メロディーが先で言葉が追随していくという曲の作り方をしていたのですが、コヨーテバンドと一緒にやるようになってからはまず言葉が先で、ビートとメロディーが出てくるようになった。初期の頃とは真逆になってしまったんですね。

佐野が高校時代に吉増剛造の詩を読んで、さっぱり理解できない。
そこで、韻律に絞って、心の中で読むのではなく、語ってみた。
そうすると非常に音楽的だという発見があった。
ビルドアップして大きなダイナミズムを生んでいく
詩の中にビート、僕なりの表現をさせてもらえるなら、ロックンロールがあった。
詩の中に意味性を超えて巻き込まれていく感じですよね。
心の中で読むことで得られた経験です。

佐野が吉増の「失踪詩篇」1970年を朗読
確かに、韻律、ビート、音楽的な要素、波、海のうねりへ
発展していく感覚がった。

ビート・ジェネレーションの話
1980年代半ば、吉増は何度もアーウィン・アレン・ギンズバーグ(Irwin Allen Ginsberg, 1926年6月3日 - 1997年4月5日)と対談していたし、佐野元春も雑誌「This」の取材でアレン・ギンズバーグに会っている。

佐野はジャック・ケアルックジャック・ケルアック(Jack Kerouac、1922年3月12日 - 1969年10月21日)の「ON THE ROAD」を日本語のものを読んでみた。でも、散文詩的であったので、原文を取り寄せて英語で読んでみた。すると韻の嵐だった。


ON THE ROADに影響されて散文詩を書いてみたいと思うようになった。
「エーテルの月はダイヤモンドに溶けて」という散文詩を書き始めた。

朗読「エーテルの月はダイヤモンドに溶けて」「こんな夜には」

映画「幻を見るひと」京都の吉増剛造
の映像が流れる。最近の教授のような物をぶつけて音を鳴らしたり、絵の具を垂らしたりする光景も。

佐野:現在の危機に、現代において詩はそれを乗り越える、打ち勝つ力をまだ持っているのか?ということをお聞きしたい。

吉増:これまであった短歌、和歌、俳句、小説あらゆる芸能も含めて、あらゆる価値あるものを、もう滅びたことにしないといけない。そういうものに自分の魂を傾けるわけにはいかない、そういう風に決断して
ヘボ道でも良い、読者がいなくても良い、誰も聞いてなくても良い、それでも表現の未知の大陸に向かって歩み出そう、形もない途方もない表現の大陸がある。アメリカと言うのはこの大陸のことかもしれない。人が生きて行って良い大きな大きな未完成の未知といって良い。これがギンズバーグの「ハウル(吠える)」が与えてくれたビートが与えてくれた根幹みたいなもんですよ。
私がしようとしていることは、そうした形あるものを全く拒絶して、拒否してそしてその形あるものの取り残して来たような断絶だとか亀裂とか空白とか沈黙とか、そこに目を向け、その中で大変な苦労をしなければいけないけれども、見つけてくるものを何とかして提示していかなければならない。それは提示ができないから提示の手前で終わってしまっていることかもしれないけれど、やろうとしたのが私の50~60年の貧しい道でした。そうしたことに本当に読者も要らない、解ってもらえなくても良い。新聞などのジャーナリズム文化に毒されないような、更に深い未知の声の根幹があるかもしれない。そういうものを時たま縷々、命綱のようにして見つけながら、それをお話していくだから、昨日・今日のお話はその一つの例ですけどね。そんな風です。

佐野:先生がヘボ道と仰ってますが、若い僕から見ると、T.S.エリオットが提示した「荒地」その荒地の先を面々とつながる詩人たちの努力。挑戦といったものが先生もその一員として荒地を(僕のイメージですよ)、その荒地を生き残りをかけて強くサヴァイヴァルの意識を持ってここまで歩んでこられている。決してヘボ道とは僕には見えないです。この勇敢さに本当に僕は感銘もします。

「幻を見ること」の映像
吉増が tongue of waterの tongue を何度も繰り返して言っていたことについて

吉増:tongue 英語に慣れた人でも発音が難しい。最後に u ユー と言っちゃうあれですが、
tongue , tongue で言葉が要らない盲腸を引っ張てるような、そういうこところがある。そうするとこれを捉えた佐野元春の直観というものは凄く深いものがあるなと思ったのは、それがジェームズ・ジョイスという人の詩
難解を極める詩の中で英語がどんどん解体されていく。英語の中の tell me tell me tell me elm これ少し韻を踏んでるんだな。英語を解体して波のように、また波であり、川であり海でもあるんですが、最後にnight 、Night! って最後に言うんですよね。


「聞こえないghが聞こえる」
ような気がしますね。英語の根源的な所に妖精のように存在しているこのNight , tongue はサイレントなんですよね。私が英語を習う時にナイトって書くときに無くても良いと思えるghが入ってる、サイレントが入ってる。これがジョイスの口から聞こえてくるような感じがする。
そういったところへ佐野さんの「コヨーテ、海へ」なんかの佐野さん自身も恐らく勇気をもって詩作(思索)の中で傍を通る力を利用して書かれたでしょうけれど
そこから先は勝利ある 勝利ある 勝利あるのみ show real
こうした普通、散文的な説明できちゃうことを説明しないで歌の中でこういう風にぶつけてくることは、そのtougue ,tougueという語感とそういう海へと引きずられて、そういうことを言うところまでやってきました。

佐野:いやー凄く面白いお話ですね。

吉増:歌が降りてくるとき、詩が降りてくる時 佐野さんにとって、どういう風ですか?

佐野:ここは凄く難しいですね。自分の傍にいる大事な人が語った一言であったり、時折、自分の詩が時事性を帯びることがあるんですけれども、しかし、それは自分がどうにか3分間、4分間、限られた時間の中で気の利いたイメージ、気の利いた表現を人々に出されなければならない。単純に出てきたものをそのまま出すのではなく、まるで文脈のない、幾つかの全く違ったもの、それはお菓子で言いますと、ミルフィーユのように、そのパイ生地が幾重にも重なるように、まるで文脈のないのが幾層にも幾層にも重なり、しかし、最終的にはどんな人にも受け取ってもらえる美味しい形をしたミルフィーユ パイとして仕上げる。
あとは聴き手の皆さんの経験や感覚でどう理解して頂いても構いません。このミルフィーユの3番目の層に反応して頂いても良いですし、5番目の層に反応して頂いても良い。
ですので、自分が書くとき、歌の中での詩というのは、自分の中で決して完結するのではなく、聴き手に、非常に卑怯なやり方かもしれませんんが、聴き手に頼る。聴き手の経験とコラボレーションする。そうすることによって自分の詩がその先に成り立ってくるのかなと。このような気持ちですね。このようなやり方ですね。

吉増:一生懸命聴きながら、佐野さんが一曲ずつ書かれた回想。 回想と名付けられた非常にユニークな佐野さんならではのその時その時の曲に向けられたラブコールのようなそういう言葉ですよね。これ自体が詩のようなね。
たった今、気が付きましたけれど、この回想の中で「コヨーテ、海へ」はたった二行なんですよ。
「自分が愛する日本語から計り知れないほどの多くの美しい可能性を引き出すために。」
たったこれだけなんだよね(とスタッフに向かって語りかける)
回想が・・そういう意味ではミルフィーユから外れた刃(やいば)の輝きみたいなものまでここに入ってるね。
しかし、「コヨーテ、海へ」は
宇宙は歪んだ卵  歌いたいような気がしてきたな(僕はここで泣けて来ました)
世界中に知らせてやれ
って「コヨーテ、海へ」これは傑作ですけれども
これについて、この回想の言葉・・・その中には
(佐野元春も吉増に言葉を重ねて)
ビートも成熟したものも入ってるし、メロディー、ハーモニーも
時々口ごもったような聞こえない GH が入っている

佐野:迷った時は(左胸を右手で抑えながら)自分の鼓動感をこうして1分間ぐらいは感じるんですけれど、ここを拠り所としてやっていけば良いのかなあ。僕の願いは自分を超えるのであれば自律的でありたい。
私が超えたいという欲望が非常に強い。
ですので、まだテクノロジー、デジタルイクイップメント(=デジタル機器)を使って自分の身体を自分自身を乗り越えよとしている発想しているうちは、まだまだダメだなと。そういう風に率直に思ってます。自分自身で乗り越えたい、その先に詩人たちの人間的な魂を今まで人々が見たことのないような感じで表出させることが、もしかしたら可能かもしれないと
今、ふと直感でそう思いました。

吉増:テクノロジーというのは、実体を追っかけますから、まだ空白のところは追っかけないから、まだそこまで行ってないから、だから寧ろその都度その都度テクノロジーをあるいは科学が取り残していくような凸凹のそこの空白みたいなものを絶えず触っていくみたいなことが必要なのかもしれないですね。今、佐野さんの話を聞きながら、急にこんな話をしました。へへへへ(笑)

朗読「こんな夜には」佐野元春
朗読「燃えるモーツァルトの手を」吉増剛造(1970年)
朗読「世界劇場」佐野元春

 

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ミツメ / Ⅵ

2021-03-24 17:58:37 | album m

2021,3,24発売
ミツメの6枚目のオリジナル・アルバム
白い冊子に歌詞 読みやすい

すっかりミツメにもはまってしまって
手に入るアルバムは全て購入している。
今回も音が良いし、独特のグルーヴが好き♪

リモートでデモ作りを進め、メンバーそれぞれがこれまで以上に独立した状態で各パートのフレーズやソングライティングと向き合いながら1曲1曲を作り上げ、アルバムとして編んだ。
インタビューから
川辺:アルバムに向かってトータルで考えるというよりは、1曲1曲独立させて作っていきました。2020年全体の活動をどうしていくかという話からアルバムのことを考えだしたので、どうなるかわからないまま曲を作り始めたところがあって。

川辺:今、前作『Ghosts』みたいな不在を意味するような言葉を立てるのもキツいなとは考えました。シビアなことを表現するのは、あまりに救いがない世界だなって。せめて自分たちが作る音楽くらい、ポジティブでいこうと思ったんです。ポジティブなマインドで創作に向き合ってこの状況を乗り越えていきたい気持ちが強くあって、それが歌詞に関して共通してるところだと思います。

創作って「あ、そういうふうな捉え方もできるよね」ってジャンプできるような、いい作用があると思うんですけど、それが今までよりも前に出ている歌詞にしたかった。だから言っていただいたような「ささやかな願い」というニュアンスが自分の中から出てきたんだと思います。

ディスク   1

    01. Intro
ギターを爪びく
インスト曲

    02. フィクション
1曲目からの流れを感じる ギターから
ポップな感じもするけど、ミツメらしい心地よさ♪

二人を乗せた 小さな船が 夜空に消えてゆくのを 思い浮かべた

    03. 変身
やはりギターが印象的

終わりの気配を感じる もう戻れない二人 まるで違う姿の二人

    04. ダンス
日常の中のもがき
走る体もつれて 踊るように手を伸ばせば
という意味でのダンス

ギターにノイズも入って良い感じ
激しくはないです

    05. 睡魔
魅力的な音の変化♪ 睡魔に襲われてたので、ふと笑って聴いていた。

結末を急ぎすぎていた

溶けそうな 眠りに誘われて

    06. メッセージ
イントロのギターが チャットモンチー「染まるよ」っぽい
ミツメっぽい曲調は飽きない

離れた所から送る合図


    07. システム
さらっと歌っているけれど、歌詞を読むと・・

システムにしがみ付いて やがて暗闇が目の前に覆いかぶさる

    08. VIDEO
いつかどこかで切り取られたあの場面
褪せた色に誘われてた 胸の中

日常の心象風景が揺れている 直接的な表現しないところがミツメっぽい


    09. リピート
ベースのリズム

深い闇の中を 彷徨う魂だから 続ける今夜

    10. コンタクト
弦のずれる音 ドラムス ベース
インスト盤も楽しい

歌詞は 昔の私にどこかで会いたい 未来の私にどこかで会いたい
流れに流されていた 強い流れに抗っていける

    11. Interlude
ギター コツコツ ホワイトノイズっぽい

    12. トニック・ラブ
レコードでシングルを買った曲
イントロから坂本龍一っぽさもあって とっても良い♪

歌詞はなかなか魅力的

二人には触れない凍らせたいくつも
夜が止まりそうになった瞬間
溶けた氷が落ちて

出会った頃のように 今はもう話せない

フェイド・アウトしてからフェイド・イン

    13. Basic (feat.STUTS) (bonus track)
STUTSくんとnakayaanさんが同級生とのことです。

ちょっとミツメとは違う質感がある

手を伸ばせば触れたのに
遠くなるまで気づかなくて


ディスク   2

    01. Intro
    02. フィクション (instrumental)
    03. 変身 (instrumental)
    04. ダンス (instrumental)
    05. 睡魔 (instrumental)
    06. メッセージ (instrumental)
    07. システム (instrumental)
    08. VIDEO (instrumental)
    09. リピート (instrumental)
    10. コンタクト (instrumental)
    11. Interlude
    12. トニック・ラブ (instrumental) 

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あずかりやさん

2021-03-23 21:28:50 | 読書

大山淳子の小説「あずかりやさん」
をlatifaさんのブログで見かけて、販促装丁を選んで買って読んで、とても面白くて
続編を注文
こちらも販促装丁で購入しました。

ジャケ買いならぬ装丁買い
と思われがちですが、内容も気に入ってます♪

 

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[Alexandros] / Where's My History?

2021-03-16 18:10:38 | album a

[Alexandros]の2枚組ベスト盤
2021,3,17発売をフラゲ
(本当は2010年1月20日に1stアルバム「Where's My Potato?」でデビューした[Alexandros]が、10周年の締めくくり、そして11周年のスタートとして、デビュー日の1月20日に発売予定が延期されていた)
歌詞はしっかりとした白い冊子に黒い文字で字は小さめだが読みやすい。英語歌詞には和訳が付いています。


※全形態共通封入特典 (初回プレス分のみ)
Where's My History? リリース記念 Premium On-line Event
参加用 チケットコード

2021年3月27日(土)
20時START
21時30分終了予定


[Alexandros]
シリアで育った川上洋平はアメリカンスクールに通学していた。英語が堪能。
2001年に川上洋平が青山学院大学にてバンドを結成。何度かメンバー変更を経て、2007年に本格始動。
2010年1月20日に1stアルバム『Where's My Potato?』をRX-RECORDSからリリースしデビュー。
当初のバンド名[Champagne]から2014年に改名。

    川上洋平(ボーカル・ギター)
    磯部寛之(ベース・コーラス)
    白井眞輝(ギター)
    庄村聡泰(ドラムス)

 

[A]盤
1.Adventure


2.ワタリドリ
車のCMで初めて、この曲を知る。印象深いポップな曲。

3.Dracula La
ポップな曲だけど、ドラキュラかあ

4.風になって ※新曲
CMでこの曲を耳にして、このバンドをもっと聴きたくなった。
疾走感があるポップな曲
とても良い♪

5.Feel like
川上洋平の高音の歌声
英語歌詞
演奏と歌がシンクロして
カッコいい

6.月色ホライズン ※CD初収録
ドラムの乾いた音に
立体的に浮かんでくるギター、ベース
川上の歌も魅力的でメロディーは彼らっぽい感じ。

7.Droshky!
エレキ・ギター、ベース、ドラムス
茅野嘉亮(かやのよしあき)のトランペット

白仁“KOTETSU”賢哉 Kenya“KOTETSU”Shiraniのトロンボーン
はスカパラかと思った。

ノリノリのグルーヴ
ギターのフレーズは・・・聞き覚えのある・・・

8.Leaving Grapefruits
ピアノで始まる
サビはエルレっぽさもあったり。
陰のある音色混じり

9.Girl A
ハードロック調で始まる
早口な歌の部分から伸びやかな歌へ
なかなか良い感じ

10.Mosquito Bite
ギターの掛け合い
ヴォーカル
良いね

11.ムーンソング
バラードではないんだけれど

It was so bright high
などのサビの高音が伸びやかで気持ち良い。

12.Philosophy ※CD初収録
あてもなく 抗っていこう
僕は僕でしかない

13.アルペジオ
ヴォコーダーが入ってるかな?
ギター
刺さってくるねえ

うまく馴染めなくて、離れてみて孤独でいることが心地よくて
偽って笑ってるくらいなら、何物にも変わらない「私」があるなら
嘘偽りのない「私」で

14.LAST MINUTE
ドラムスと響く打ち込みのミニマルな繰り返す音が心地よい。
ヴォーカル

良いグルーヴの曲♪
思わずリピート
最後のギターを鳴らして終わるのは珍しい終わり方

15.あまりにも素敵な夜だから ※CD初収録
優しい感じで歌う
流れるような曲
ポップで良い感じ

マイケルジャクソンの物まねしてたけど、
ちょっとマイケルっぽい部分がある

16.PARTY IS OVER
ほっぺを指で弾くような「ぽぉっ」
君がいないと始まらないよ

サンプリングされた音に犬の鳴き声もあるかな・・
音的にも変化があって面白い曲

17.rooftop
ギターとピアノ
ドラムス
ミディアム・テンポでカッコイイ

全17曲

[C]盤
1.Burger Queen ※新MIX
声をサンプリングした音で始まるインスト曲

2.For Freedom ※新MIX
前半は英語歌詞 違和感なく日本語歌詞へ
早口で歌う傾向があるけど、演奏がしっかりしていて面白い

私が私だって言えることが何事にも変えられないほど心地良い

3.Starrrrrrr
ギター、ドラムス、ベース、キーボード

私の昔の理想は跡形もなく消え去った
彷徨って途方に暮れたって
また明日には新しい方向へ

言葉を失い自分を見失いそうになっても
前向きに生きて行こうという感じになる
魅力的な曲

演奏にも工夫があって面白い。

4.Run Away
イントロのキーボードの繰り返すメロディー
ヴォーカルが入って流れていく

優れたバンドだな

5.Untitled
イントロの弦の響き
ヴォーカル

英語歌詞

エンディングのギターも良い感じ

無題だけど
君がスターになるってことを知ってる
僕は
番匠谷紗衣がいつかスマッシュ・ヒットしないかなって思っている。

6.city ※新MIX
ギターで始まる
ドラムス

ここは何処ですか?
私は誰ですか?

7.Thunder
イントロのノリは聴いたことのあるような・・
 ヴォコーダーもあるせいか
早口で歌っているけど、ノリはダフトパンクっぽさも

8.Kick&Spin
イントロの打ち込みは野田洋次郎 illion名義っぽい感じもした
ドラムス
「ワタリドリ」っぽい

9.Kill Me If You Can ※新MIX
「殺れるもんなら殺ってみろ」が邦題

早口で歌う
英語歌詞

追い込まれた人間の心理を吐露

10.Cat 2
吾輩は猫である
ギターは猫の鳴き声をイメージしてるのか?
歌詞は面白い

川上は猫を二匹飼っていて、猫専用のトイレのある部屋もTVで紹介していた。

11.You're So Sweet & I Love You
ギターのメロディー
重なってドラムス

殆ど英語歌詞

しきりに戦争反対と言う
まずは「戦争」を知った方が良い

君の魂に滑り込む
俺は歌うために生まれたんだ

12.spy
ファルセット
長めのギターの音
人生の色んな思いを歌う

13.Waitress, Waitress! ※新MIX
ギターとドラムス
ヴォーカル
息つく暇もない感じで歌う

英語歌詞

赤い靴とドレスの娘に恋をした

14.Don't Fuck With Yoohei Kawakami ※新MIX
殆ど英語歌詞
こういう発想で歌うというのが面白い

15.かえりみち ※新MIX
ギターとヴォーカル
クラップ
軽いタッチで

かえりみち 始発までの

16.温度差 ※新録
街の中で暮らし、孤独に暮らし
自分との折り合いをつけて生きていく
そういう人々に伝わる歌ではないかな?

メロディーとても良いね♪

全16曲

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Sarah Davachi /  Cantus, Descant

2021-03-14 16:39:03 | album s

2020年11月のRADIO SAKAMOTOで教授が紹介していた。

Sarah Davachi
1987年生まれ カナダ カルガリー出身
60~70年代のミニマル音楽、バロック音楽、スタジオ環境における実験から影響を受け、アナログ・シンセサイザー、ピアノ、電子オルガン、パイプ/リード・オルガン、ヴォーカル、テープ・サンプラー、管弦楽といった多彩な音色を用いた楽曲制作を行う

2020,9,18発売
無常と終末についての17曲80分の2枚組アルバムとなり、ミニマルでメディテーショナルなオルガンのサウンドと、重なり合う繊細なハーモニーから構成されている。


ディスク   1

    01. Stations II
ドローン系笛のようでもありパイプ・オルガンのようでもあり
MELLOTRONも使っていて録音された音もループしてるんだろう。
シンセで鳴らしているんだとは思うのだが、表現しにくい。
アンビエントという表現もしてたなあ

    02. The Pelican
ピアノ、シンセのドローン
ストリングス
少し哀しみも滲む音色
ペリカンのイメージではない心象風景が見えてくる

    03. Ruminant
パイプ・オルガンのドローン系
しっくり来るなあ
教授っぽい

    04. Still Lives
RADIO SAKAMOTOで紹介された曲
静かに始まる ドローン系で鳴っている音に
微妙に揺れている別の音色の変化に
違う音が重なって来て

    05. Stations V
オルガンのドローン系
管楽器を軽く吹いているような音色が重なって
シンセの透明な音色がスルーしていく

    06. Midlands
鳴り始めたドーン系の音が揺れ始める
途中からパイプ・オルガンで教会っぽさも
9:45

    07. Play The Ghost
ピアノ、ストリングスでメロディーが流れる
ヴォーカルはエンヤほどの深みはないけれど、高音でしなやか

    08. Stations IV
シンセのドローン系
一部は尺八っぽさもある
イントロで思い出す感じがあったせいか、ドローン系が多いせいか
REI HARAKAMIの「LUST」を聴きたくなってきた

ディスク   2

    01. Passing Bell
ドーン系の音色は金属っぽい
1:26

    02. Hanging Gardens
ドローン系の音色は微妙な揺るぎを伴って
ストリングスっぽい
血の気が静かに軽く引いていくような
音は遠くに去っていく

    03. Stations I
オルガンのような管楽器のような反響

    04. Gold Upon White
ドローン系 これもオルガンっぽいような音色に
揺らぐ差しこむ日差しのような音色も重なる
ホイッスルを伸ばしたような音色にアコースティックギターの音色も

    05. Oldgrowth
ハーモニカっぽい音色
舟のオールが舟と当たるような音
オルガンっぽくなってきた

    06. Stations III
ドローン系のオルガンっぽい音色


    07. Canyon Walls
笛っぽい音色に弦っぽい音色
Sarahのヴォイス


    08. Badlands
ドローン系 揺れながらフルートのような管楽器っぽい音色
オルガンっぽい音色

    09. Diaphonia Basilica 
ドローン系 オルガンっぽい音色にシンセで加味された音色に
1枚を何回か聴いていて、飽きそうでついつい焚火の炎を見つめているような感覚で聴いている♪

 

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