2016,5,26発売
手書きの歌詞カード
旧グッゲンハイム邸で録音したミュージシャン達の写真。
ライヴ会場となる あの部屋で録音したんや・・・
塩屋の駅に向かう写真も
宇都宮泰氏のマスタリングにより唯一無二の音像を作り上げた話題の『Music Exists』シリーズ。
テニスコーツのみでレコーディング、演奏を行ってきた本シリーズですが、
第三弾となる今作はテニスコーツと『Tan-Tan Therapy』(`06)、『Papa's Ear』(`11)を共演&プロデュースした盟友「TAPE」を迎えてのレコーディング・セッション。
テニスコーツの代表曲「違相」~純粋なセッションに至るまで、製作期間はまる2日間。
レコーディングは、西川文章 (テニスコーツ「ときのうた」2011を録音)。
ミックスは、西川文章とテニスコーツの共同、
RCマスタリングは、Disc1, 2と同様、宇都宮泰。トランペットにpopoで活動する山本信記、また、トロンボーンに堀川賢祐が参加。
2015年10月に行われたTape、テニスコーツの日本ツアー中の2日間を使い、
神戸市塩屋の旧グッゲンハイム邸にてほぼ一発録りでレコーディングした模様です。
テープ(TAPE)
2000年にAndreasとJohanのBerthling兄弟とTomas Hallonstenによりスウェーデン・ストックホルムにて結成。 当初よりエクスペリメンタル、ポップかつフォーキーな独自の音楽性を持ち、02年にはJohanが経営するレーベルHa¨pnaより1stアルバム“Opera"をリリースした。03年には初来日も果たし、以来アメリカ、ヨーロッパ諸国、中国、日本、台湾などツアーをまわり、Bill Wells,David Grubbs, Tenniscoats, Ass, Efterklangなど多くのミュージシャンと共演を果たしている。
これまでにテニスコーツがTapeとレコーディングしたアルバムは、「タンタン・テラピー」(07)、「パパズ・イヤー」(2010)。スウェーデンやドイツのスタジオで、Tapeによるプロデュースでレコーディングされ、瑞々しい楽曲とジェントルな演奏、音の良さも評判となった。
1. 違相
テニスコーツらしい歌
アコースティック・ギターとメロディカの演奏はジーンと来る。
ウッド・ベースの響きにシンセの伸びやかな音
ノイジーな音 鳥の鳴き声のような音
植野隆司氏は演奏中に泣いてしまったらしい。
「最後に「音楽はある」、「違相」をやった。最高のテイクが一発で録れた。特に「違相」の時は録音最中に泣いてしまった。涙をボロボロと流しながらギターを弾き続けた。強烈な体験だった。今でも何度聴いても、この曲のコードが動き出すとこで涙が出てきてしまう。トーマスのキーボードはまるで美しい海の向こうからやってくるオーロラのようだ。喜怒哀楽を超えた、ただただ感動的な風だ。
これは自分の一生の中でも極めて幸せな瞬間だった。それが録音機されて、こうして何度でも聴けるのだ。本当に素晴らしいことだ。 」
このコメントの通りに感じる幸福感がある。
おもしろいじゃない
2. 音楽はある
このギターの音色はフォーク・ソング的だけど、琴線に触れる
3. モンキ
動物の鳴き声を模写してるのか・・と思ったら動物園で猿の声を録音したものらしい。
声だけではなく、楽器でも鳥なども表現。インスト曲。
4. PaPa
ギターとアルトリコーダーとベースのリズム
「パパ」って歌うさやの声
トランペットがアクションになって広がっていく
男性コーラスも入って
病みつきになる曲
5. 夜は眺め
ギターが波のよう
サックスピアノ
ほわーん とした感じが朗らか
6. レクイエム
アコースティック・ギターにメロディカだけではなく
哀愁のあるトランペットが入って
さや のコーラス
じーんと涙が滲んで来ました。
後半はノイズ的な音、シンセ、フォーンが目立っていく
7. なんじゃもんじゃ
ギターとリコーダーと歌
8. トーマス・アザラシ
ファルセット気味の歌に温かみのあるトランペット
アザラシがいるような楽器の音
9. ダブル・アンドレアス
童謡のような温かみ
さや の歌に フォーンが付いてくる
シンセのうねり
10. ヨハンのご飯
ゆったりと 歌
サックス、トランペット、シンセが引き伸ばしている音に
ピアノとベースのリズム
11. すっからかあん
穏やかに
すっからかあん
になる喜び