存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

藤原定家

2005-12-04 09:17:53 | 和歌
見渡せば花も紅葉(もみぢ)もなかりけり浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮

NHK BShiにて「嵯峨野 みやびに学ぶ」

美しい大河内山荘(俳優 大河内傳次郎が設計)、天龍寺などの風景もあったが、普段は目に触れることの無いものも紹介
茶室に掛け軸をかけるようになったのは藤原定家らしい。
彼の書いた太さと細さの混じった文字は芸術的評価が高く、徳川家康も真似て練習をしていたらしい。

大堰川(この上流は保津川、この下流は桂川)の川岸より山形由美がフルートを演奏。
堂々とこうした演奏をするって、この場所では普通出来ないだろうなぁ とちょっとミスマッチかも


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人はいにしえより 美を求めて

2005-11-26 04:45:50 | 和歌
正岡子規句碑(老杉洞)

 頭上の岩をめぐるや秋の雲

NHKで小豆島の紅葉を報道 寒霞渓の艶やかな緑・黄・茶・朱・紅の微妙な色合いがとても良く出ていました。
上記の句は正岡子規が訪れたときに詠んだもの関連HP



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新古今和歌集

2005-11-21 00:28:11 | 和歌
おく山のおどろが下も踏みわけて 道ある世ぞと人に知らせむ
                                      後鳥羽上皇
29歳の頃の作品らしい。北条義時追討の院宣を下し、承久の乱で幕府に敗れ、隠岐に流され、京都に戻ることなく死去する。「あるべき道」を求めた後鳥羽の決意を政治的敗北者のものとして詠むか、異なる視点で詠むかで、この歌の印象は変わった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする