存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

『あの頃ペニー・レインと』( Almost Famous)

2018-01-13 00:43:53 | 映画
BSで放送していたので、偶然に見ていた。

キャメロン・クロウ 監督・脚本

2000年米国映画

幼少より音楽に傾倒し、16歳で『ローリング・ストーン』誌の記者となり、様々なミュージシャンと交友を深めた。という本人の実体験から映画を製作。


ブレイク寸前のロックバンド(スティルウォーター)のツアーの同行取材を任された15歳の少年ウィリアム・ミラー
取材で楽屋を訪れた、グルーピーの中にいたペニー・レインに一目惚れする。
ギターリストのラッセル(ビリー・クラダップ)とペニーは関係を持つが、ラッセルに気に入られたウィリアムはツアーに同行して仲間として受け入れられる。その中で様々な出来事が起きる。
感情がぶつかり合い、欲望が交錯する。
刺激を求めて生きている。喧嘩やトラブルの中、活動を続ける。

ウィリアムは学校にも行かずにツアーに同行しているため、ママに電話して安心させようとするが、なかなかママの思う通りにはならず、ラッセルが電話を代わって話したりもする。

感電したステージを途中で放棄して契約会社に損失を負わせたと結成当時からのマネージャーが会社から解雇されて新しいマネージャーに交代。バスから専用機に移動も変わった。

ラッセルから捨てられたペニー・レインはホテルで睡眠薬を大量に飲んでウィリアムが医者を呼んで助ける。

移動中の専用機は雷雲の中で墜落しかけて、バンドメンバーは告白しあうようになる。確執が浮き彫りに。ウィリアムはペニーををけなされて、一番のファンでバンドエイドをしているペニーを使い捨てたのはお前たちだ。それがわからないのならお前たちは最低だと怒りをぶつける。

ローリング・ストーン誌に出向いたウィリアム。ラッセルが別れ際に「好きに書け」と言われていた。
しかし、記事の内容をバンドメンバーが否定して記事は没に
打ちひしがれて空港にいたウィリアムを偶然CAとなった姉が見つけて、一緒に家に。

グルーピーのサファイアと話したラッセル。睡眠薬事件の話を聞く。

ラッセルはペニーに電話をして家を訪れる。しかし、そこはウィリアムの家。
ラッセルはローリング・ストーン誌に電話して、記事は事実だと伝えた
ラッセルとウィリアムは話をして、インタビューを行う。

バンドは雑誌の表紙を飾る

バンドは活動を続け
ウィリアムは姉と母と暮す

ペニーはモロッコ行きのチケットを取って飛行機へ
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ブンミおじさんの森

2018-01-06 00:38:30 | 映画
BSで放送
何となく見ていた

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
2010年の作品
第63回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール

何かひっかかるなあと思っていて、今日聴いていたら去年の9月に書いたこちら

やはり教授との繋がりがあった話だった。きっとこの映画のタイトルがどこかにひっかかっていたんだろうなあ。


タイの農村
腎臓病を患い、自らの死期を悟ったブンミ(タナパット・サイサイマー)
亡き妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)を自宅に招く。
ブンミ、トン(サックダー・ケァウブアディー)、ジェンが夕食のテーブルを囲んでいると、
半透明の状態から次第にハッキリとした姿になって19年前に亡くなったはずの妻フェン(ナッタカーン・アパイウォン)の霊が姿を現す。

さほど驚く様子もない三名は
久しぶりの再会に自然な話を始める

やがて猿の姿となった数年前に行方不明だった息子ブンソンが階段を登ってくる。
やや驚くが、ブンソンの声だとジェン
森に猿の写真を撮りに行っていたブンソンが猿の精霊に出会って彼らの仲間になったと話す
猿の精霊が赤い光る目で、格好良い。

ブンミの使用人のジャーイが彼らの場に現れるが、説明されて受け入れてしまう

ドキュメンタリーのようでファンタジーの世界が広がる

顔のあざを気に病む王女 籠に乗って移動している。
担いでいる男性に手をかけて
滝つぼの前で誘うがキスをしても若い男性は私の顔を見ようとしないと彼を遠ざける
悲しんでいる王女に
滝つぼの中からナマズが話しかける
王女に美しいと・・
王女は滝つぼの中へ
水の神に 私のすべてを捧げますと
身に着けている物を次々と取って行き、水に浮かぶ
ナマズと戯れる王女

ブンミの世話をするフェン
抱き合う二人
「俺が死んだら君をどうやって探したら良い?」
ファン「幽霊は場所に縛られない人に執着する」

TVを見ているジェンを呼ぶブンミ 俺の遺品のすべてだと話す
行く時が来たというブンミ

ジャングルの中を漕いでいく
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この世界の片隅に

2017-09-17 12:16:26 | 映画
2017,9,15発売



【収録内容】
1944(昭和19)年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。
夫・周作のほか、周作の両親と義姉・径子、姪・晴美も新しい家族となった。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、
毎日のくらしを積み重ねていく。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。
それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。


◎キャスト◎
北條すず:のん/北條周作:細谷佳正/黒村晴美:稲葉菜月/黒村径子:尾身美詞/水原 哲:小野大輔/浦野すみ:潘 めぐみ
白木リン:岩井七世/北條円太郎:牛山 茂/北條サン:新谷真弓/澁谷天外(特別出演)
ブルーレイを買ってじっくりと鑑賞しました。

以前、
コトリンゴにはライヴ後の物販でサインと握手をしてもらいながら少し話をしていた。
教授がコトリンゴの話をして、アルバムを通して聴くようになっていた。

能年玲奈の芸名が「のん」になり、あまり活動は知らなかったけど、この作品を機にワールドハピネスにも参加して、今後の活躍にも期待したいところです。

呉を訪問した時に、この作品はなかったけれど、映画を観ながら、呉の街を歩いた風景が何となく感じられ、もし港付近の空襲を考えていたら、また違った思いをしていたと思う。
それに、今だったら、山の斜面も登っていたかもしれないな。

戦時中の日本が再現される世界は、当時の街並みや家族を再現してアニメにしたということらしい。
貴重な映像だ。
今の生活は便利で過ごしやすくなっていると思うが、日本が失ってきた価値もあると思った。

人びとの生活圏を今も兵器で崩壊させることが世界中で展開されているが、残酷な人間の側面を剥きだしにしていた戦争の悲惨さや無情さも
今、生きている人たちの日常に再現されることがないように

すず の人生は 右手を失う前と後では大きく変わっていく
耐えがたいものを抱えながらも生きていく
それは凄いことなんだ。

クラウドファンディングで作られた映画なので、エンドロールに、出資した人たちが流れて、割とじっくりとみていた。


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Blade Runner

2017-08-14 17:02:50 | 映画
1982年公開のアメリカ映画。
フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
(原題:Do androids dream of electric sheep?)を原作。

今年
Blade Runner 2049
が公開される。

久しぶりに見た。以前見た時よりも、アンドロイドたちの存在が身近に感じた。
教授の影響で原作の小説も読んだけど、人の生き様を考えるのは変わりない。

設定が2019年11月となっていて、近未来が身近に。

2049はハリソン・フォードはブレードランナーのリック・デッカード役で出演しているし、リドリー・スコットは製作総指揮となっており、続編としての魅力がある。
いつ見ることになるやら・・


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タルコフスキー/NOSTALGHIA

2017-04-08 12:36:52 | 映画
アンドレイ・タルコフスキー監督のラスト2の作品
教授の『Async』がタルコフスキーの架空のサントラとしての要素があるということで、この作品を観ても楽しめた。

武満徹(1930年-1996年)がタルコフスキーの死を悼んで、弦楽合奏曲『ノスタルジア--アンドレイ・タルコフスキーの追憶に』を作曲したという。
坂本龍一も「ノスタルジア」のタイトルの作品を「out of noise」で発表
デヴィッド・シルヴィアンも「ノスタルジア」というタイトルの作品を「brilliant tree」で発表

1983年のタルコフスキーの作品。

映画冒頭でヴェルディの「レクイエム」の冒頭部




オリジナル・イタリア語版音声を、教授のアルバムでも有名なオノ セイゲン氏が新たにリマスタリング。
16ページの封入ブックレットには作家・池澤夏樹氏の書き下ろし原稿

ストーリーをアマゾンからコピペ
【ストーリー】
自殺したロシアの作曲家(サスノフスキー)の取材のためにモスクワからイタリアに旅行に来ている作家アンドレイ・ゴルチャコフは、温泉の街バーニョ・ヴィニョーニで老人ドメニコに出会う。
ドメニコは世界の終末を信じ、7年間にもわたって家族を幽閉したため周囲からは奇異な目で見られていた。
彼はアンドレイに「ロウソクに火を灯し、それを消すことなく温泉の広場の端から端まで渡れたら、世界が救済される」と言い残し、ローマに発つ。
マルクス・アウレリウス像の下で人々に目を覚ませとアジテーションを行ったドメニコは人々の見守る中で焼身自殺。
その頃、アンドレイはドメニコの言葉通り、ロウソクに火を灯し温泉を歩き出していた……。

霧の中の風景
一本木
教会 石畳の上を歩く人々の足音 水の流れる音 紙を捲る音 
モノクローム カラー
ロシア語 イタリア語
アルセニー・タルコフスキーの詩 雨の音 戸や水台の音
大人しい犬
鏡 鏡の役割を果たす反射するもの
大量に雨漏りする石材のドメニコの家

回転のこぎりで木を切る時の音(換気扇が逆風で逆回転してうなるような音)
映像の中で全く動かないものがいくつか配置されている(白い馬、ローマの街中の人)

上記 ジャケットの風景に合成したラストシーン

映像や音に
詩的な世界

自己を犠牲にする話が出てくるのは他のタルコフスキーの映画でも見受けられる。
日常の中に自己とは別の価値観や現象が溢れていて
良く見ると変な設定のものも
夢や記憶と行ったり来たりするような

何度か見たくなるというのも解らないでもない。




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