存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

ラブリーサマーちゃん / Music For Walking (Out Of The Woods)

2025-01-28 21:07:02 | album l
2025,1,29発売のEP盤をフラゲ

禁煙するなど、ラブリーサマーちゃん いろいろと健康にも気を使った生活をしている。
可愛いジャケのキャラクターはステッカーで貼ってある

歌詞カードはこの光沢のあるジャケのままの冊子
歌詞は読みやすいし、セルフ・ライナーノーツ、各曲の歌詞にコード記号も掲載。


今回のテーマは「健康と内省」

20年以降のコロナ禍のステイホーム中に本人が「自分の奥に触れてみよう」と感じたこと、
「人間一人の身体のミクロさと、その身体が存在する世界・その身体が行ける世界のマクロさ」を
描きたいという気持ちが本作の根底にあり、それをテーマに作詞を行っており、
本人の現在地をシンプルに気取らず表現している楽曲群となる。

1. 普請中
森鷗外の短編『普請中』にもインスパイアされている。

イントロのヘビーな
エレクトリック・ギターとベースとドラムがズシーンと響く

ヴォーカルは気だるい感じ

じれったい 自分の嫌なところを解りつつ、不満もあるけど、前に歩きだすための準備をしている普請中

ありのままな感じで、どこかセクシーなヴォーカル

2. (Song For Walking) In My Mind
英語歌詞(和訳も載っている)

疾走感のあるパンク・ロック
ヴォーカルは抑え気味
コーラス

3. OK, Shady Lane
中国の若者の間で広がっている、向上心もない、消費もしない、寝そべっているだけの主義(寝そべり主義)。
サルトルの実存主義

何かをする目的のために生まれていない。
どう生きるか決められていない。
何もできなくても、立派じゃなくても平気で生きてて、OK

OKと歌うところが可愛くてカッコイイ。

4. The Great Time Killer
エレクトリック・ギターのイントロが切り込んで
カッコイイ
英語歌詞

Primal Scream David Bowie ピチカート・ファイヴをイメージして

5. (Song For Walking) Out Of The Wood
コロナ禍でしんどくなってきて作った曲

優しい歌声
サックス、トランペット、トランボーンなどの管楽器が入って厚みのあるサウンド


6.GIMME MONEY
シークレット・トラック
歌詞はCDケースの中に書いてある

コミカルな電子音に
ラップ

ラブリーサマーちゃんの才能を感じる曲


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雪国 / Lemuria

2025-01-22 22:19:49 | album y

2025,1,15配信 

雪国のEP

記念となるリリース・パーティを2025年2月3日に渋谷WWWにて開催。

『Lemuria』は偶然この星に産み落とされた人々が、苦しい思いをするたびに生きる理由を探るような過程の中で、その人生に架空の意味付けをしていく様を描いた作品。
きっと刺さる人も多いことだろう。

「ポトス」がとても良くて、このバンドはこれから大注目している。

01.Blue Train
シンセ
エレクトリック・ギター
ファルセット気味なヴォーカル

こんな夜は 僕たちしか見えない物かき集めて星を作る

02.時間
シンセ
虫の音のよう
タイトなリズム
進んではちょっと留まるような

途中からドラムスとクリアーな音に
コーラスも入って
より純粋に核心を自覚していくようだ

この世に産まれてしまって 誰かが決めつけた本当の嘘
背中に背負って家に帰るよ

何一つ変わらない自分に気付いてしまった


03.レムリア
EPタイトル曲

エレクトリック・ギターのフレーズ
シンセのジャケットのような風景の広がり

鏡越しの出会いのなかで
宇宙の定理に価値はないだろう

アコースティック・ギターのフレーズ


雲の上は純白の世界
暴れ馬も息を吞むだろう

ギターのフレーズとコーラス、シンセ


04.金星
エレクトリック・ギター
弦とピックが擦れる音とギターの音
ドラムス

あぁ記憶を溶かしてほしいのは今は

もう降ろせない身体を背負って生きてく


05.架空の君へ
ざわめきのあるギターのフレーズ
ドラムスのリズムと
ベース

生命のエネルギーを持って
思考や思想を持って
生きている
感情と現実の戸惑いを感じる



あの峠の先には
架空の街が広がってて

透明な暗闇 飛び立つ僕たちは


Credit:

All Music/Lyrics: 京 英一

Arrange: 雪国

Recording/Mixing/Mastering: Kensei Ogata

Artwork: Yuto Odagiri
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坂東祐大 / TRANCE / 花火 (青葉市子が参加)

2025-01-19 15:59:32 | 青葉市子

青葉市子がらみで続けて聴いています
実は、この作品については最近知って、市子ちゃんいろいろやってんなーと
今までもあちこちで見つけては聴いてきたんだけど全くノーマークでした。

2022,1,19発売

アルバムは全く知らない坂東祐大の作品
HPでプロフィールを見ると・・

坂東祐大
Yuta Bandoh

作曲家/音楽家。1991年生まれ。大阪府出身。

異化や脱構築による刺激と知覚の可能性などをテーマに、幅広い創作活動を行う。
作品はオーケストラ、室内楽から、立体音響を駆使したサウンドインスタレーション、シアター・パフォーマンスなど多岐に渡る。

東京芸術大学附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学作曲科を首席で卒業。同修士課程作曲専攻修了。
第25回芥川作曲賞受賞(2015年)、長谷川良夫賞(2012年)、アカンサス音楽賞(2013年)受賞、第83回日本音楽コンクール入賞。

作品はフランス放送管弦楽団、ロンドンシンフォニエッタ、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー管弦楽団、いずみシンフォニエッタ大阪、東京現音計画、LAPS Ensemble などによって国内外で多数演奏されている。

代表作に、「花火-ピアノとオーケストラのための協奏曲 (2017,サントリー芸術財団委嘱作品」、「SONAR-FIELD (2019, Ensemble FOVE, Shibaurahouse)」、「TRANS (2018, 京都芸術センターでの共同製作)」。

2016年、Ensemble FOVE を創立。代表として気鋭のメンバーと共にジャンルの枠を拡張する、様々な新しいアートプロジェクトを多方面に展開している。

また上記のメインワークに加え、ジャンルを横断した活動も多方面に展開する。

映像作品の音楽に、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(坂元裕二 脚本)、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した映画『竜とそばかすの姫』(細田守監督、 音楽:岩崎太整、Ludvig Forssellと共に )、TV アニメーションシリーズ 「ユーリ!!! on ice」(松司馬 拓名義)等 。

米津玄師 5thアルバム『STRAY SHEEP』における全面的な共同編曲 (「海の幽霊」、「馬と鹿」、「パプリカ」、「感電」、「カナリヤ」等)
宇多田ヒカル 「Beautiful World (Da Capo Version)」、「少年時代」(井上陽水トリビュート) 編曲及び指揮。
嵐 「カイト」(NHK2020ソング)オーケストラアレンジメント等。

作曲を野田暉行、安良岡章夫、野平一郎、 ピアノを中井正子 各氏に師事。

とのこと。ということは、様々なところで彼の関わったものに触れて来たんだということもわかった。


▶Disc 1

TRANCE
8作品の全てが繋がった作品として聴こえること、8曲目と1曲目も繋がってループ可能であること。
楽譜に書かれた作品を録音し、スタジオで再構築した作品。単に楽譜では表現しきれないものを演奏し、録音しておく。

1. Bubbles & Scales [Bricolage i]
青葉市子の歌声
ユザーンのタブラ

ドレミファソラシド

2. Étude (for flutes)
バス・フルートとコントラバス・フルートを含む拡張されたフルート・アンサンブルのための作品

フルートをこういう吹き方するんだっと思って聴いている
口で音を鳴らしたり、指でクラップしてたりしてるのかな・・
鉦の音色も
ドラムを一蹴り

3. Polyclock étude [Bricolage ii]
プリコラージュ
ミュージシャンに全体像を伝えず、自らも全体像を決めないままスタジオで色々な断片的な演奏をしたものを録音して組み合わせていったという曲。

ネジを巻いてカラカラ鳴る
柱時計の鐘の音
鉄琴の風鈴のような音色
フォーン、ドラムス、打ち込みの音か様々な音が次々出て来て面白い

4. Transform and Deform (for bassoon)
ファゴット( bassoon)は、ダブルリードで音を出す、低音の木管楽器で、長い管を二つ折りにした形。
シンセサイザーの音と絡ましている。

通常のファゴットとは違って変奏
次々と生まれては変化していく
ドレミファソラシドも演奏
途中リズムを刻む音が「バレエ・メカニック」(坂本龍一)のカメラのシャッター音ではないけれど、心地よく

5. Trance [Bricolage iii] (homage to Jóhann Jóhannsson)
2018年に死去したJóhann Jóhannssonへの哀悼も込めたオマージュ
坂本龍一がらみで知った音楽家でもある。

楽譜では表現しきれない魅力を持ったJóhann Jóhannssonの音楽づくりをイメージ

市子ちゃんの呼吸を伴う息の表現
ドローンのように鳴りだしたのは弦楽器か?
ストリングスのフレーズ
市子ちゃんの声

シーソー、シーソー…
ヴァイオリン
ふぁんうぁんわんゎん

6, Seesaw (for violin & piano)
市子ちゃんが前曲で歌った「シィーソォー、シーソー、シ-ソ、シ-ソ…」のフレーズを演奏するヴァイオリン

ヴァイオリンとピアノ

7. Melting dance [Bricolage iv]
ピチカート
パーカッション
激しく鳴ったり止まったり
タブラでユザーンが演奏しているようにも聞こえる

8. Untitled / Fantastic (for violin)
多様なヴァイオリンの表現が面白い
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映画「サンセット・サンライズ」オリジナル・サウンドトラック

2025-01-19 15:47:56 | 青葉市子

2025,1,15発売
2025年1月17日(金)に公開となる、泣き笑い移住エンターテインメント映画『サンセット・サンライズ』
のオリジナル・サウンドトラック

青葉市子の歌が聴きたくて購入。2曲しか入ってないけど・・・
映画は全く知らないが菅田将暉が主演のようだ。

網守将平は坂本龍一・大貫妙子がらみで聴くようになって、このブログでも3枚のアルバムのことを書いた。

映画のシーンは不明だけど、網守将平の曲をじっくりと聴いていると 気にならなくなって自然と耳にしていて気が付くとアルバムが終わっていた。それぞれに耳を傾けていると坂本龍一を聴きたくなるんですよね。


1:宇田濱
ピアノとシンセ
爽やかな日の出のよう

2:サンライズ
プログラミングされた音色
アコースティック・ギター

3:よそもの
パーカッションに重なるプログラミングの音
リズムやグルーヴは民族音楽の要素を感じる
ちょっとコミカルで奇妙な
タイトルは よそもの

4:ももちゃんの幸せを祈る会

ストリングスを細かく刻んで
アコースティック・ギターの1弦を鳴らして
ピアノ


5:け!
パーカッション 複数の音とリズム 静寂の中から鳴る
弦 プログラミング
弦を指で抑えたような音色の変化に
シンセの変化する音色
ドローンっぽいクラリネットのような音色

声をサンプリングしたような音が強弱
ピアノ
小さな音でやり取りしている


6:会社の同僚
ピアノ伴奏
クラリネットっぽい音色
プログラミングの音色が加わって
途切れ
ピアノのリズムに重なる音の変化は
昔見た映画をイメージした

7:目撃情報
ぽわぁん ぽわぁん 
パーカッション

ドラムス
「エスペラント」坂本龍一を聴きたくなってきた


8:お勤め後の食卓
高音のシンセの音色
弦をピチカート
プログラミングの音色

ストリングスが入って来て


9:祈る会と晋作


10:もてなしハラスメント


11:社長の野望


12:秘密の場所


13:茂子さん


14:別れ


15:すんばる


16:空き家活用プロジェクト


17:宝物


18:ディスタンス


19:芋煮会


20:告白


21:きれいになったね


22:思い出のアルバム(歌唱:青葉市子)
 卒園などで歌われている曲

23:再会

24:サンセット・サンライズ(歌唱:青葉市子)
 1分12秒ほどの弾き語りの曲

All Songs written & arranged by 網守将平(except M22,24)
M22「思い出のアルバム」words: 増子とし music: 本多鉄麿 arrange: 網守将平
M24「サンセット・サンライズ」 words: 宮藤官九郎 music: 網守将平 arrange: 青葉市子

【映画情報】
映画『サンセット・サンライズ』
2025年1月17日(金)公開

<ストーリー>
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた 2020 年。リモートワークを機に
東京の⼤企業に勤める釣り好きの晋作(菅⽥将暉)は、4LDK・家賃 6 万円の神物件に⼀⽬惚れ。
何より海が近くて⼤好きな釣りが楽しめる南三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。
仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の⼈たちは気が気でない。
⼀癖も⼆癖もある地元⺠の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジ ティブな性格と⾏動⼒でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの⼈⽣が待っていた!?

<出演>
菅⽥将暉
井上真央
⽵原ピストル ⼭本浩司 好井まさお 藤間爽⼦ 茅島みずき
⽩川和⼦ ビートきよし 半海⼀晃 宮崎吐夢 少路勇介 松尾貴史
三宅健 池脇千鶴 ⼩⽇向⽂世 / 中村雅俊
脚本:宮藤官九郎
監督:岸善幸『あゝ、荒野』
原作:楡周平『サンセット・サンライズ』(講談社⽂庫)
⾳楽:網守将平 歌唱:⻘葉市⼦
製作幹事:murmur 制作プロダクション:テレビマンユニオン 配給:ワーナー・ブラザース映画
©楡周平/講談社 ©2024「サンセット・サンライズ」製作委員会


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佐野元春 / つまらない大人にはなりたくない

2025-01-17 00:08:18 | album a
2025,1,17配信が始まりました。

「ガラスのジェネレーション」の再定義 

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