存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

坂本龍一 / ぼくはあと何回、満月を見るだろう 読了

2023-08-16 23:32:23 | 坂本龍一

2023,6,21発売 新潮社

教授が幼少期から57歳までの人生を振り返った『音楽は自由にする』(2009年)
に続いて、71歳、死ぬ直前までの自伝。
死後に家族から公開しても良い日記を渡された盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿を収録

遂に読み終えました。
最初は、鈴木さんが最後に死後に書き下ろした部分を読んでいたので、最初に戻って読みつつも
最後まで読み終えると、教授が亡くなったということに加えて、消えて行くような感じがして読み始めては止まって
2か月近くかかって、お盆に読み終えました。

どちらかと言うと、雑誌での追悼特集を優先して読んで、本人の表現する内容を避けていたのかもしれません。
追悼特集、まだアップしてないのもあるけど。
本人の表現を読んでいると、教授の声で聴いている錯覚(ラジオのトークを聞いてるような)もあって
内容に夢中になって蘇ったような感覚で読んでいるうちに
自分自身大丈夫かな?と思いつつ読んでいましたが。今日は覚悟して読み切りました。

婦人画報で教授が死の準備をして臨んでいることは解っていたし、いつかはこうなると覚悟はしていた。
教授は浅田彰氏が雑誌でコメントしていたように、最期を見事にこれ以上無いくらいの人生を歩んで迎えたんだ。
そう感じました。
改めて読んでいると、京都に住もうとしていた地域を散策したくなったし、交流があったり、評価している人物が気になって、実は幾つかは音源を探って聴こうとしていたり。
教授に影響されて音楽の世界で活躍している人もいれば、全く関係のない世界で生きている人も多いと思う。

まだ触れていない教授の作品も沢山あるので、どこかで見つけて聴けたら良いなとも思っているし、
フライング・ロータスがおそらく教授の音源を持ったままなので、こちらも楽しみにしている。

やはり、まとまらないな(笑)

そう、装丁の表紙を取って色々と見ました。
もし、表紙を剥がして見てない人がいたら、外して見てください。

 

 

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Keith Kenniff / It Shall Appear

2023-08-16 23:12:24 | album k

Keith Kenniff(キース・ケニフ)名義の新作
日本盤のみCDで発売
2023,6,30 発売

Keith Kenniffの曲を聴くきっかけは、教授、坂本龍一でした。
実は今日、教授の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を読み終え、その中にも彼の名前が出てきている。

このアルバムは、彼らしい。
アコースティックギターとiPhoneだけで製作したと以下の紹介でもある。
シンセの音色でのアンビエントなイメージもあったりしたけど、アコースティックギターの美しい音色の世界は
ジャケットの写真のように日常の中に良いものを再発見するようだ。


1  Voyage
2  Arches
3  There Was Loveliness
4  For Tomorrow
5  Half Remember
6  We Are A Circle
7  Bright Confusion
8  In The Willows
9  These Very Winds

以下はコピペ

GoldmundやHeliosそして彼の妻であるHolie Kenniffとの共同プロジェクト Mint Julepなど様々な名義で活動するKeith Kenniff。これまで本人名義ではサウンドトラックや企業のテレビCM などを手掛け自由な作風で楽曲を発表してきました。2012年にテレビCMや映像の為の作品をコンパイルしたアルバム『ブランチーズ』以来となる作品が完成。40年以上にわたって自宅のリビングルームに置かれ食卓で演奏されたり家族や友人の間を行き来していた為に磨耗や損傷のあるアコースティックギター。彼がコロナで隔離生活をしていた時に2日間でギターとiPhone を使って制作した楽曲。それは坂本龍一に『とても美しい音楽』と言わせたGoldmundの作風に近い雰囲気を持っています。美しくも儚いイメージを持ち合わせたサウンドは、彼が隔離された部屋から外の景色を慈しみながら奏でるギターの音色。日本のみCD化され音の雰囲気に合わせた特殊紙ジャケットで登場です。

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VULFPECK / THRILL OF THE ARTS

2023-08-10 22:22:42 | album v

おげんさんのサブスク堂で紹介されていたバンド

以下のように、メンバーに加えて、ゲスト・ミュージシャンが関わって曲を構成
スカパラっぽい他のミュージシャンとの絡みで幅が広がるようなバンドのようだ。

歌詞カードは無く、解説が一枚入っている。

2015年10月9日リリース
日本盤は2021,8,4

ファーストアルバム

VULFPECK
Jack Stratton — composer, drums, guitar, keyboards
Theo Katzman — composer, vocals, drums, guitar
Woody Goss — composer, keyboards, vibraphone
Joe Dart — composer, fender bass 

Joey Dosik — composer, alto saxophone (1), piano (5), bgvs (5)
Christine Hucal — composer, vocals (2)
Richie Rodriguez — composer, congas (2, 3, 8)
Mark Dover — composer, clarinet (2)
Antwaun Stanley —composer, vocals (3)
Blake Mills — composer, guitar (4)
Charles Jones — composer, vocals (5), rhodes (5)
David T. Walker — composer, guitar (5, 7)
Tyler Duncan — composer, whistle (9)
Mushy Krongold — composer, vocals (10) 


1.Welcome to Vulf Records 02:43
イントロの激しいピアノ
パーカッション
楽しく
ファンキーなグルーヴ

エレクトリック・ギター
リズムが変わったり、入ってくる楽器が変わったり

サックスとピアノとドラムス 
 
2.Back Pocket 03:01
ウィスパー気味な高音の美しいChristine Hucalヴォーカル
Theo Katzman のヴォーカル
早口で軽快
少し貯めたリズムに軽快なクラリネット

 
3.Funky Duck 02:10
ウーリツァー、ベース、コンガにオルガン
ミニマルな感じもあるけど、エコー効果がヴォーカルに
桑田佳祐っぽさも感じたりする
 
4.Rango II 04:11
エレクトリック・ギターとクラップ、ウーリツァー
淡々とした感じだけど、面白い。
後半で少し激しくなる ガラッと変わって戻る


RANGOというEPに入っていた曲をリアレンジしているとのこと。
 
 
5.Game Winner 03:32
ソウルフルなスローなヴォーカルとコーラス
ピアノ、ウーリツァー、エレクトリック・ギター 

 
6.Walkies 01:03
犬の鳴き声も入る 犬の散歩
軽快
途中からファンキーなグルーヴ 
 
 
7.Christmas in L.A. 03:03
クリスマスという感じは無い
軽快なポップス
ヴォーカルとコーラス
TULIPの「東京」を聴きたくなる感じ♪
もっとこっちの方が静かだけど
ドラムスにエレクトリック・ギター
 
 
8.Conscious Club (Instrumental) 03:03
ファンキーなエレクトリック・ギターとベース、ドラムス、ウーリツァー
ミニマルなグルーヴ 楽しい感じ
 
 
9.Smile Meditation 04:29
カシオペアを爽やかにしたフュージョンを感じる 
エレクトリック・ギター、ドラムス、ウーリツァー、ベース
シンセのホイッスル
粒粒した感じのエレクトロニカなアウトロ
 
10.Guided Smile Meditation 05:09
トーク
粒粒なエレクトロニカな音
3:43くらいから入るシンセの音
 

 

 

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TDKカセットテープ・マニアックス

2023-08-08 23:29:28 | 雑誌

出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (2023/8/7)
発売日 ‏ : ‎ 2023/8/7
言語 ‏ : ‎ 日本語
ムック ‏ : ‎ 112ページ 

思わず手に取って衝動買いしてしまった。

カセット・テープは1000巻くらいは今も残していて、FMなどで録音した貴重な音源も多々ある。
カセット・デッキが壊れて聴けなくなってしまい、ステレオのカセットを探したら新品では売ってなかったり。
簡易式のデッキも発売されているが、どうしようもなくなったら、それでも買うかもしれないけれど、メタルは再生できないかもなあ。

TDK,SONY,maxell,富士カセット,コロンビアなどのうち
お気に入りはTDKのノーマルポジション AD、OD ハイポジション SA
maxellのUD,UD2 ハイポジションのXL2

CDingやDJシリーズもあったなと思い出した。

メタルテープも持っているけど、高価だったので非常に少ない。

佐野元春の90年代のTDKのCMの荒い映像のワンカットも掲載されていた。

 

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Louis Cole / Live Sesh and Xtra Songs

2023-08-08 17:29:19 | album l

2023,6,9発売


『Live Sesh and Xtra Songs』のCDタワーレコード限定で発売
未発表のパワーバラード「Over」を追加収録
歌詞カードは読みやすく、英語歌詞と和訳が付いている

 1.    F it Up (Live Sesh)    00:04:21
歌の途中で ピ という音が入るのが気になる
一度 演奏が止まったり
電子音

 2.    Thinking (Live Sesh)    00:04:10

楽しそうに演奏が始まる
ドラムス
ストリングスやフォーンに
コーラス
ヴォーカル


 3.    My Buick (Live Sesh)    00:02:35

ドラムス、フォーン、ベース、エレクトリック・ギターかな?
セッションのフルーヴ
笛?打ち込み?
フォーンで終了

 4.    Doing the Things    00:01:55

軽快なクラップとパーカッション
ヴォーカル
思わず身体が動き出す

 5.    When You're Ugly (Instrumental)    00:01:48
アルバム『Time』のリードシングル

シンセ、声
ドラムス、打ち込みの音色の裏でドローンのような声
途切れて ドラムス 声ドローン シンセ、ウーリツァー
歌詞はなくとも物語が進行する

 6.    They Find You    00:03:04
ストリングス
ドラムス
ウイスパー気味のヴォーカル
心地よいグルーヴ

現実に抵抗することができない事態に直面することが起きることがある

 7.    Gimme a Hug    00:01:05
ドラムス、パーカッション
声 
ダーリン
喧嘩を止めよう、ハグしよう


 8.    PMS Meltdown (feat.Leah Zeger)    00:01:22
ストリングス


 9.    V    00:03:05
ハミング
コーラス
パーカッション

ドラムス、アコースティックギターも入って

優しい気持ちになる

エレクトリック・ギターも入って

10.    Over (bonus track)    00:03:14
ストリングス
ゆったりとドラムス
ヴォーカル

静かに現実を正面から受け止めていく覚悟のようだ

終わった 君の笑い声はため息に変わる
真実は実践されなければならない

 

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