2023,6,21発売 新潮社
教授が幼少期から57歳までの人生を振り返った『音楽は自由にする』(2009年)
に続いて、71歳、死ぬ直前までの自伝。
死後に家族から公開しても良い日記を渡された盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿を収録
遂に読み終えました。
最初は、鈴木さんが最後に死後に書き下ろした部分を読んでいたので、最初に戻って読みつつも
最後まで読み終えると、教授が亡くなったということに加えて、消えて行くような感じがして読み始めては止まって
2か月近くかかって、お盆に読み終えました。
どちらかと言うと、雑誌での追悼特集を優先して読んで、本人の表現する内容を避けていたのかもしれません。
追悼特集、まだアップしてないのもあるけど。
本人の表現を読んでいると、教授の声で聴いている錯覚(ラジオのトークを聞いてるような)もあって
内容に夢中になって蘇ったような感覚で読んでいるうちに
自分自身大丈夫かな?と思いつつ読んでいましたが。今日は覚悟して読み切りました。
婦人画報で教授が死の準備をして臨んでいることは解っていたし、いつかはこうなると覚悟はしていた。
教授は浅田彰氏が雑誌でコメントしていたように、最期を見事にこれ以上無いくらいの人生を歩んで迎えたんだ。
そう感じました。
改めて読んでいると、京都に住もうとしていた地域を散策したくなったし、交流があったり、評価している人物が気になって、実は幾つかは音源を探って聴こうとしていたり。
教授に影響されて音楽の世界で活躍している人もいれば、全く関係のない世界で生きている人も多いと思う。
まだ触れていない教授の作品も沢山あるので、どこかで見つけて聴けたら良いなとも思っているし、
フライング・ロータスがおそらく教授の音源を持ったままなので、こちらも楽しみにしている。
やはり、まとまらないな(笑)
そう、装丁の表紙を取って色々と見ました。
もし、表紙を剥がして見てない人がいたら、外して見てください。