霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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春のクンタン焼き

2006-03-24 13:51:42 | 
クンタン焼きは秋の農村の風物詩。
その風景を見ると、何故か心のふるさとを覗いたような懐かしい気持ちになる。

クンタン焼きとは、もみ殻を焼き炭化させることで、写真のようにもみ殻を積み上げ、朝から夕方までじっくりと一日かけて焼いていく。焼きあがって真っ黒に炭化したもみ殻をクンタンと言う。(写真は焼き上がり1時間前ぐらいの状態)
常時見張っている訳ではない。時々様子を見て焼き具合がムラにならないようにかき上げてやるだけだ。
乾燥した風の強い日は火事の心配がある。春に焼かないのはそのためもあるようだ。

このクンタンは育苗用土に混ぜると、酸度調整、水はけの改善、根張りの改善、殺菌作用、など大きな働きをする。また、育苗以外でも畑等に活用の場が広いスグレモノだ。
毎年、秋の脱穀後は、二つの煙突を並べて毎日のようにクンタン焼きをする。


今年の育苗用のクンタンは、床土だけでなく覆土にも活用することとしたことから、秋に作ったものだけでは不足しそうだ。そのため、朝の雪で火事の心配がない昨日、急遽「春のクンタン焼き」となった。

クンタンは焼きあがった後に放置すると灰になってしまうので、水をかけて冷やすのが一般的だ。しかし、オバサンは一工夫凝らし、焼きあがったあとに表面にのみ水をかけ、厚手のビニールシートで覆い空気を遮断する。そのまま三日ほど置いて完成となる。全体を水で冷やしたものと較べると、ふっくらと乾燥した良質のクンタンができあがる。
コメント (4)
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