霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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巣立ち そのⅡ ~はなむけのご馳走~

2006-03-28 06:30:18 | 家族
旅立つ孫娘に「はなむけのご馳走をしたい」ということでバァチャンが出始めたばかりのヨモギを摘んで来てヨモギ餅を作った。本人がそれを喜んだかどうかは不明だが「ヨモギ餅おいしかったよ。バァチャン」と食べた後の一言を忘れないのがこの孫娘の隅に置けないところ。
実は、本人の本音として、高校時代を過ごした花巻に行き「大沢温泉で湯ッタリしたあと、美味しいお鮨を食べたい」という希望もあったのだが、もう農繁期が始まっているので、そんな時間的な余裕は作れそうもない。
昔から、お餅は田舎の最大のご馳走。ましてや、お鮨はお金さえ出せばどこででも食べられるが、バァチャンの心のこもったヨモギ餅は、いくらお金を積んでも食べられるとは限らない尊いもの。
社会人となって苦労を積めば、この味が益々恋しくなってくる筈だ。

孫娘との最後の夕食となる30日は、バァチャンが昼の内から粉を練って、得意のスイトンに腕を振るうに違いない。
普段はオバサンが食事の用意をするが、今週はバァチャンの出番が多そうだ。 



写真は、ヨモギ餅、納豆餅、エゴマ餅。昨夜はこの外に雑煮餅もあった。
我が家の餅のメニューとしては、この外にアンコ餅、ズンダ餅、ゴマ餅、ショウガ餅、クルミ餅などがある。
※一関地方ではヨモギではなくユムギ、エゴマをジューネという。また、スイトンはハット又はツメリが一般的。旧南部藩ではヒッツミというようだ。
コメント (5)
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