霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

異常気象

2006-03-23 16:24:41 | 生活
朝起きたら、一面銀世界だった。まだ、三月なのでこの程度の雪が降るのは当たり前のことで驚くほどのことではない。
しかし、先日の「春の嵐」には驚いた。被害はビニールハウスだけかと思っていたら、そうではなかった。家の近くにある杉が何本か倒されていた。その内の三本は樹齢40年を超す大物だった。
写真のように他の木に引っかかり、斜めになったままのものもあるが、元に戻す訳にも行かないので、残念ながら伐って何かに活用するしか道はない。
ここの林にもタラノキが増えていたが、今回の倒木で何本かが犠牲になってしまった。あと一月余で美味しいタラノメが収穫できたのに、とこちらも悔やまれる。


それにしても、最近の気候はおかしい。以前、春から秋にかけては、四、五日天気が続いて一雨降るといったパターンだったが、最近は、日照り続きと長雨が交互に来る感じで、農業は勿論、その他の社会生活においても支障を来たすことが多くなった。
それに加えて台風の大型化だ。今回の「春の嵐」もその延長線上にあるような気がする。春の強風で、長年の風雪に耐えてきた大木が倒れる、という例はあまり記憶に無い。

このような異常気象は日本だけの現象ではなく、世界中で起きている。昨年は、あのアマゾン川の水量が激減し、魚が大量死したり、船での貨物輸送が二ケ月もストップした時期があったという。また、ほかの国でも「記録的な」とか「史上初の」という形容詞付きの大洪水や大干ばつのニュースが目白押しだ。
これらが「地球温暖化」の影響だとしたら、この異常気象はもっともっと拡大化し、深刻化するに違いない。
これからの農業は、予期せぬ災害のオンパレードとなることを覚悟のうえで取り組まなければならない。


コメント
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