霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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ヘソ大根

2011-02-14 21:07:29 | 加工品
ヘソ大根は、大根を「輪切りにし、煮て干す」という手数をかけているし「天日干し」で栄養価も旨味も加わっているので、大根のまま販売するよりも高価格になるのは当然のことと思っている。

ところが「新鮮館おおまち」では、いわゆる「年寄りの小遣い稼ぎ」で「凍み大根」を大根のまま出したのと変わりない若しくはそれよりも安い価格で販売する生産者も少なくない。
量目でも価格でも「とても太刀打ちできない」と思って出荷を自主規制していた。

そんな時に、いつも接客の先頭に立っているHさんから「価格ではなく品質を重視するお客様も多いから出してみたら」と励まされて店頭に並べることになった。

不安混じりの販売初日、並べている内に六パックも買って行かれるお客様が居たのには驚いたが「ビギナーラックかも?」と俄かには信じられなかった。
しかし、その後も毎日補充しなければならない程の好調な売れ行きが続き、ようやく手応えを感じることが出来た。

冬場の出荷する物が少ない時期にコンスタントに出荷できる加工品を持てたというのは大きな成果。
「一本漬け」と並ぶ大根の新たな市場を獲得できたかもしれない。


(出荷に備えてパッキングを終えたヘソ大根)

「新鮮館おおまち」では先月から楽天市場でのネット販売もスタートさせている。
「大根の一本漬け」はネット上でも好評だったが既に在庫が無くなってしまった。
そのリリーフ役をヘソ大根に担って貰おうと思っている。
コメント
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