霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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平和偽装集落 その一

2015-01-13 21:03:43 | 社会
霜後は僅か18戸の小さな集落で「皆喧嘩もせず仲よく暮らして来た」と18年間区長を務めた経験を有するジ
イチャンはいつも自慢の種にしていた。
転勤でジプシー暮らしをしていた時代は、そんな話しをまともに信じていたので当集落はジイチャンも含めて「立派な人達
の多い集落」かと思っていた。

ところが、一緒に暮らすようになって「聞くと見るとは大違い」に気付かされた。
ジイチャンは「何の見識も持たず、ただ周囲に迎合しているだけの人」だったし、集落の「世論」は公の場の議論によって
ではなく「他人の悪口を言いふらして回る」数人の不埒な連中によって作られ、しかもルール無視は日常茶飯事でそれに
異議を唱える人間も居ない無法地帯だった。
そんな「平和偽装集落」に少しだけ世間の荒波に揉まれた異端児が入り込んだことで混乱が生じるようになった。


(白モクレンの冬芽)

つい先日も「皆仲よくして来たのにアンタが一人でかき回している」と中山間の代表役員から直接非難されたばかり。
しかし、たった一人の「よそ者」に振り回されるのは「それだけ法律にも反するような非常識なことが行われている証拠」
とも言える。

「風土」はよそから吹き込む風と土着の民との融合で出来上がるという。
安易に土着の民に迎合したのでは「風」の役割の放棄につながると思っている。
コメント (2)
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