霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ホタルイ

2006-06-25 21:05:23 | 
昨日紹介した田んぼの雑草イモヅルは、正式にはホタルイという。
ホタルの住むようなところに生えるイグサということからこの名前がついたらしい。
風流に聞こえるが稲には物凄い悪さをする。放置すると収穫量が半減する被害を被ることを昨年経験している。
そんなワルを放置する訳には行かない。一年草のこの草を今年しっかり除去すれば来年はかなり楽が出来るはず。
そんな使命感に燃えて今日は朝、午前、午後と三度も田んぼの中を這いずり回り、かなりのホタルイを除去することができた。
全滅させるまでの道のりは遠いが、少し光がさして来たような気がする。
(写真のように密生しており、ひどい所は稲よりも大きく伸びている。)



薄暗くなって田んぼから上がって来たら、小さな事件が起きた。
今日は息子の誕生日だったが、本人以外は皆忘れていた。当然、恒例のバースディケーキも準備していない。
仕方がないので、今日は別のもので凌ぎ、正式には明日お祝い会をすることとした。
35歳で独身。「花嫁募集中」だが、誰か来るような気配はみじんも無い。
結婚適齢を過ぎて歳を重ねるのが辛い状況なので、お祝いという雰囲気ではないが、他の家族と同じようにしてあげないと本人がイジケル。
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草、草、草

2006-06-24 19:04:31 | 
農業は草との闘いだ。
背丈近くまで伸びてしまった休耕田や堤の斜面の草刈りをしたり、畑の雑草対策に畝間を掘り起こしたりする仕事が続いている。
その中でも大変なのが、田んぼの除草だ。まだ、除草機で済ませられる所は良いが、イモヅルやオモダカと呼んでいる雑草は根が深いため除草機では効果が無く、手取りをしなければならない。
しかし、前にも紹介したように、これは大変な重労働でかつ時間がかかる。いつまでかかるのか見当がつかない。
草取りを終えホッとする面積より、草が伸びて除草が必要となってくる面積の方がはるかに多い。それを考えると具合が悪くなってくるが、全部に手が回らくとも、特に大きく収量に影響しそうな所だけは何とか手をかけねばと思っている。



昨夜の宴席用にオバサンはムラサキツユクサを飾ったが、残念ながらこの花、夜は花を閉じる性質があり功を奏しなかった。
しかし、呑兵衛さん達は花を愛でる余裕など全く無く、呑んで騒いで帰って行った。

朝から二日酔気味のオジサンは、田の草取りを一時間ぐらいすると吐き気がして来て長く続かなかった。この体たらくでは仕事がはかどらないのも当然だ。

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ユスリタカリの会

2006-06-23 14:19:16 | 生活
オジサンのサラリーマン時代の仲間で「経済フォーラム21」と銘打った呑兵衛の集まりが5年前から定期的に開かれている。
別名「ユスリタカリの会」と呼び、何のことは無い夏や冬のボーナスで評価の良かったメンバーにタカル会である。何故「ユスル」が入るかというと、「お前が高い評価を得たのは俺が支えてやったからで、ご馳走するのが当然だ」と脅しをかける図々しい輩が、この会をスタートさせたことによる。

今までは山形や仙台で開催していたが、「今回は一関で」ということになった。
残念ながら、ユスリタカリの権化のようなTさんとHさんが仕事の都合で参加できなくなった。Hさんは支店長に栄転の発令があり、着任日と重なってしまったのだ。
主役が欠けてしまい「ユスリタカリの会」ではなく、「ユスリタカリの被害者の集い」になってしまいそうだ。

宴はいつも「人生いろいろ」を歌ってから始まる。いい年のオジサン連中が、酒も入らない段階で真顔で歌う。第三者が見たらキチガイ集団の集まりとしか写らない。
しかし、大変なポジションに就いたり怖い上司に仕えたりして苦労し、ヨレヨレになりながらも生きながらえて来た自分達を讃え合う場でもある。
人の評価などというものは完璧なものではなく、その時の上司の好みにより左右されるいい加減な代物。そんなことで一喜一憂する人生だから、たまには呑んだり騒いだりして気を紛らすこともいいものだ。



宿泊は近くにある「簡保の宿」だが、宴会の主会場は例によって「禁煙スナック千代」。
オバサンは田舎料理に腕を振るっている。オジサンは会場設営を終えてこれから買出しにでかける。
今回はどんな楽しいフォーラムになることやら…。
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ジュンサイ

2006-06-22 19:02:30 | 山菜
吸い物などに欠かせない具として「ジュンサイ」は昔から貴重品であったという。そのジュンサイが堤の一つに群生している。
高級な食材なので採って売れれば良いのだが、何せ水の中にある。小さい舟みたいなものが必要となるし、慣れないことをして転覆したりしたら危険だ。それでなくとも近所から色々と言われているのに、欲をこいて水死したとなったらいい笑い者になりそうだ。

それでも諦め切れないオバサンは、一昨年、岸から届く範囲内を採って「道の駅」に出荷してみた。しかし、あまり馴染みが無いためか「骨折り損のくたびれ儲け」となってしまった。

毎年、宮城の業者が来て箱船を浮かべて収穫し、僅かばかりの謝礼を置いて行く。収穫に二人がかりで一日以上かかる量なので、「謝礼が少な過ぎるのでは?」などとここでも欲深なことを考えている。



この近くにもう一つの堤があり水質もほぼ同じなので、そこに移植できないものか、業者が来た時に訊いてみようと思っている。
少量多品種の「里山ビジネス」の一つに加えられたら嬉しい。


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子育て中のツバメ

2006-06-21 20:53:41 | 景色
軒下のツバメの巣で、雛が日増しに大きくなっている。

昨年の巣をそのまま活用するのかと思っていたら、チャント補修工事をした後に子作りを始めた。
カラスやスズメから攻撃されるような時もあり、無事に卵から雛がかえるかどうか心配されたが、卵が何個あったか不明だが、三羽の雛がかえった。
親鳥が餌を運んでくると三羽とも声を出し大きな口を開ける。親鳥はその口の一つに餌を入れて、直ぐにまた飛び立つ。一日中その繰り返しだ。
巣の中に居る雛は、下からは口しか見えないのだが、時々、狭い巣の中で体の向きを変え、お尻を巣の外に向け糞をする。巣の中を汚したり狭くしたりしないための配慮なのだろう。
この段階では人間の赤ちゃんより利口そうだ。

今は親鳥の二羽が一日に数百回も往復し、餌をねだる雛の声で賑やかだが、雛が飛べるようになると、いつの間にか親子共々姿を消し、水がひいたように静かになる。
その日まであと何日あるのだろう。



三羽の雛が一斉に大きな口を開け、餌をねだるシーンを写真に撮りたかったが、上手く行かなかった。
この写真は、餌を与え終えて飛び立とうとしている親鳥と餌を与えている親鳥が写っているが、ヒナはボンヤリとしか見えない。

巣を天井ギリギリに作っているため写真が撮りづらいが、カラスのような大きな鳥は羽が天井にぶつかるため襲うことができないようだ。

コメント (4)
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