霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

大豆の脱穀

2009-11-14 21:52:43 | 穀物
たまの雨ならいい休養となるがこれが毎日続くとなると「晴耕雨眠」などと気取っている訳には行かない。
収獲して一号ハウスで乾燥させている大豆の脱穀を少しでも前に進めなければならない。

畑から運んだ大束のまま立てていたのでは乾燥が不十分となるので、ジイチャンとバアチャンが藁で小さく束ね直して乾してくれていたので大豆は脱穀機の中で気持ち良く弾けてくれた。

脱穀は一日で終えられる量でないしアオバタ、黒豆、かほり豆と種類も異なるので、次の雨の機会に続きをやろうと思っている。



オバサンは厳美の「道の駅」の収穫祭参加で一日不在。
「雨でお客さんよりも売り子の方が多かった」と嘆きながら三時過ぎに疲れ果てて帰って来た。

収穫祭は明日も開催される。
イベント広場のカレーライス売り場に行けばオバサンが盛り付けしてくれるので是非お立ち寄りを。
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改善策

2009-11-13 20:37:54 | 
我が家には主に排水用に利用している小さな堰を併設している田んぼが何ヶ所かある。
この堰があるために年三度の畦道の草刈りはしなければならないし水の流れを良くするために泥上げもしなければならないので非常に厄介な存在になっている。

当初は当然必要なものとして受け止めていたが、湿田解消のために採用した「塩ビ管埋設方式」を応用するとこのような堰を解消できることに気が付いた。

昨年の冬に一部を試行的に実施して一年間様子をみたら、何の不都合も無いばかりか逆に排水が良くなり僅かながら耕作面積が増えるというメリットもあったので、この冬は全体的に取り組もうと思っている。

必要数を歩測してみたら数百本のは塩ビ管を調達しなければならないことが判ったが、その投資分は数年で回収できるものと見込んでいる。



晩秋になって草が枯れ小さい雑木も葉を落としエグネ(防風林を兼ねた屋敷林)もすっかり見通しが良くなった。
夏の間に小さい雑木が沢山枝を伸ばし始めたが、それらは冬の間に刈り払うことにしている。
目的は造林ではなくタラノメ、コシアブラ等の山菜の育成環境の確保であることは言うまでもない。
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事業仕分け そのニ

2009-11-12 20:51:42 | その他
夜七時のニュースが夕食時間帯と重なっていて、今日も「事業仕分け」の模様を見ることが出来た。

その中で「町づくり交付金」は「無駄な公共事業の温床になっている」というWGメンバーの発言に全く同感だったし、子育て関連の助成金10億円の内その半分は事務経費(天下り役員の報酬等)で使われているというのには全く驚かされた。
農水省の予算の半分以上が土建屋に流れている事実に驚いたことがあったが、そんな不思議なお金の使い方は「氷山の一角」だったようだ。

この「事業仕分け」を自民党の麻生前総理や伊吹元幹事長が批判する姿も報道されていたが、その国民目線から外れたコメントを聞いて、あれだけの大敗北を喫しても「自民党は全く変わっていない」とガッカリした視聴者も多かったのではないか。


(庭の山茶花)

零細農家の予算執行は厳しいので、先日ハウスの屋根にかけたビニールは長年繰り返し使っているもの。
しかし、何年も風雪に晒されていると劣化が進み、穴が空いたり裂け目が生じたりして来ている。
今日はその修理をしたが、修理箇所が多過ぎて一日がかりの仕事になってしまった。
新規調達のお金をケチって逆に維持費が高くなったのでは本末転倒なので、来年は更改しようと思っている。
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事業仕分け

2009-11-11 20:15:55 | その他
来年度の予算を縮減するための「事業仕分け」が始まったと七時のニュースで報道されていた。
その中で「農道整備事業」の廃止が決まったというのを聞いて、ようやく国の予算も「まともに使われるようになりそうだ」と感慨深く受け止めた。

これまでの「農道整備事業」は農業に必要とは思えない広くて立派な舗装道路を作ることに主眼が置かれていた。
その事業の受益者は農家ではなく、建設を請け負う土建業者とその企業に天下りする高級官僚と企業から「政治献金という名の賄賂」を受け取る政治家だった。

多方面に亘ってそんな馬鹿げた予算執行が長年続けられて来たことに終止符が打たれるとしたら、それだけでも国民が「政権交替」を選択した意義があったと思われる。



久し振りに朝からまとまった雨が降ったので、心置きなく「新鮮館おおまち」の定例勉強会に参加できた。
今日も講師役である「つー助さん」から「野菜の老化」や天候によって発症するという大根の「空洞症」の話しなど身近な問題で貴重なアドバイスを受けることができた。

雨は一日降り続く勢いだったので午後は「長い昼寝」を決め込んだ。
雨が降っても大豆の脱穀等々やらねばならない仕事は沢山あったが、「晴耕雨眠」という一番身体に優しい生き方を積極的に取り入れようと思っている。
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味噌作り

2009-11-10 22:35:00 | 生活
米で麹を作りそれに大豆と塩をミックスさせて手作り味噌を作る。
塩以外はすべて「自家製」というのが我が家の特徴。

味噌の年間消費量は半端ではないし、親類から分けて欲しいとのリクエトスもあったりするので可能な限り多目に作ることにしている。

最近は自家製の手作り味噌に拘る家が多くなっていることから「農村女性の家」ではそれ用の設備が整えてあるのでいつも利用させて貰っている。

味噌作りはその過程で少なくとも四人の共同作業が必要なので知人等に声かけして一緒に作るようにしているが、今回は都合で参加できない人が居て人手不足となったことから急遽オジサンも初めて参加することになった。

事前に作っておいた麹に茹でた豆と塩をミックスして磨り潰すだけの作業だが、豆を茹でるのに時間がかかることもあり参加した家族分を作り終えるには一日がかりの仕事となった。



写真は家に持ち帰った味噌樽。
約50kgはあると思われるこの味噌樽を今回は二つ作った。
このあと漬物小屋で保存し「土用の丑の日」に天地返しをするだけで秋には美味しい味噌が出来上がる。
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