霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

メルトダウン

2011-06-10 20:45:44 | 穀物
トウモロコシや豆の中耕除草を兼ねた「土寄せ」が始まっている。
最初のトウモロコシ畑でやたら欠株(発芽していないもの))が多いのに驚いていたら、豆の方では発芽したにもかかわらず
半分ぐらいの苗が消えたり消えかかっている畑があって更に驚いた。
水不足か病害虫によるものか原因は不明だが、まさに「メルトダウン」状態となっていた。
鳩や狸対策は万全を期したつもりだが新たな難敵がまた現れたということか。

苗が消えてしまった畑に再度種を蒔くかどうかは「少しショックが和らいでから判断しよう」と思いながら後山の畑にネット外しに
行ったら、今度は殆ど発芽していない畑があるのに三度目のショックを受けた。

一日に三度もダメージを受け更に熱い日差しを受けながらの作業で疲れも三倍増になってしまった。
待ち焦がれている雨が「予報外れ」となったことがそれに追い打ちをかけた。



右半分を「土寄せ」をした豆畑。
「土寄せ」は根元まで土を被せるのが理想だが、未だ小さい苗が土に埋もれないよう少し遠慮気味に寄せている。
二度目の「土寄せ」で目いっぱいかける予定。
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出荷物

2011-06-09 21:16:18 | 野菜
今月に入ってからアスパラガス以外は出荷する野菜が無い日が続き寂しい思いをしていたが、
ようやく今朝からスナックエンドウを出荷できるようになった。



今朝は僅かだったが徐々に増えてくるはずだし、エグネにある山菜のミズなども出荷できるようにしたいと思っている。

出荷量が多いと逆に売れ行きが気になったりもするが、そんな心配をしてでもいいから出荷量を増やさないとどうも張り
合いが無いようだ。

もっとも過去の実績を振り返って見ると、意外にも6~7月は例年売り上げが落ち込む月となっていた。



花の方は矢車草と一緒にシャクヤクも出してみた。
いずこも満開を迎えているらしく、命が短いこの花を出荷する生産者が多く「新鮮館おおまち」の花コーナーは「シャクヤク畑」
になりつつあった。
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第一弾終了

2011-06-08 21:11:42 | 穀物
豆の種蒔きの第一弾が終了した。
長年休耕し湿地状態だった圃場は、ゴロンタ土と草の根の塊が多く鍬で土を被せるのは困難だったが、
管理機がその威力をフルに発揮してくれたので助かった。

そんな悪条件の耕地でも手を入れればそれなりの収穫が期待できるし、年を追うごとに畑らしい土に
変わって行くことも経験済みなので、「今年が最悪で来年以降は良くなる一方」と思うと少しぐらい困難が
伴ってもあまり苦にならなかった。

豆の種蒔きの第二弾は「小麦収穫後の跡地」となるので第一弾の中耕除草を兼ねた「土寄せ」と重なりそうだ。
その双方をこなす管理機には縦横無尽の活躍を期待しなければならない。


(エグネの手前にあるミョウガは更に生育範囲を拡大しつつある)

集落営農等で大規模に大豆を作付する場合は、種まきも中耕除草もトラクターなので肉体的には殆ど負担とならない
ようだ。
「命を削るような肉体労働」に限界を感じた時はトラクターの活用も検討しなければならないが、投資額が多過ぎると
今度は支払いのために「命を削る」ことになりそう。

鍬から管理機に変えただけでもかなりの負担軽減となったので、現在の作付規模からすれば「現状がベスト」と思っている。
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炎天下

2011-06-07 21:39:18 | 穀物
大豆の種蒔きも佳境に差し掛かっている。
天候に恵まれ連日「真夏日」となっていて麦藁帽子の着用が必須となっているが、今年は未だ準備ができていなかった。
普通の帽子で作業をしていると後頭部が陽に照らされ具合が悪くなって来るようだった。

それでも種蒔き役と土を被せる役との役割分担が上手く行き、麦畑と併用している川向い三枚の畑を半日で終えることができた。



米の生産量を「産直で販売できる範囲内」にしようと自主的に減反したのが今日の圃場。
周囲に側溝を掘った排水対策が効き過ぎて乾燥過多の土質となっていたが作業はし易かった。
もし昨年のような「日照り続きの夏」となった際には、上にある堤から直ぐに水を供給できるのが強みとなる。
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帰りがけの駄賃

2011-06-06 19:49:14 | 野菜
夕方近く、いつものように豆の種蒔きを終えて管理機を押して帰る途中の畑で、マルチかけした「トウヤ」という品種の
ジャガイモの土寄せをしようと思い立った。

この「行きがけの駄賃」ならぬ「帰りがけの駄賃」が良くなかった。
軍手をした手で黒マルチを外して行ったら元気のいいシマヘビが二匹も出て来て、腰を抜かさんばかりに驚いた。
大の「蛇嫌いの百姓」はこのような体験をすると夢にまで出て来るので困ってしまう。

「マルチは蛇の棲家」という常識が、疲れた身体には「想定外」になっていたようだ。



大規模に小麦を栽培している農地はよく見かけるが、我が家のように昔風に小規模に作付けしている風景は
殆ど見かけることがなくなった。
間もなく「麦秋」を迎える小麦は収獲まではあまり手がかからないが、収穫してからの作業が大変。

小規模とはいえ今年は九カ所の畑で作付しているので、これまでのような「ムシロで天日干し」では対応できない。
初挑戦となるが米で利用している乾燥機を使ってみようかとも思っている。

コメント (2)
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