安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
市野々の帰りに後山で先日の黒豆の取り残し分を収穫した。
敢えて立ち寄るほどの量ではなかったが、ついでに青空をバックに写真を撮った。
その際、生産部長から「この林を伐採して薪の材料にすべき」との提案があった。
運ぶのが便利だし「10数年も経過すれば再び薪の供給地になれる」というのが
提案理由だった。
伐採候補は他にも沢山あるが生産部長の提言とあれば尊重しない訳には行かないので
優先順位一番に格上げすることにした。
ちなみに、手前の畑三枚は間もなく小麦の種を蒔くこととしている。
その前に堆肥を散布しなければならないが、なかなか時間が取れないため生産部長から
毎日のようにムチが入っている。
当地では大豆の収穫を「豆引き」と言う。
「引いて抜き取る」ことを指しているのかもしれない。
同様に大根の場合は「大根引き」という。
生産部長は一昨年大量の「大根引き」で肩の筋肉を傷めてしまった。
そのため「豆引き」も抜かないで鎌で刈り取るようになった。
根元で刈り取るので土がつかず脱穀機にそのまま放り込めるメリットがある。
しかし、作業スピードは抜き取るのが断然早い。
今日の「豆引き」は刈り取りと抜き取りの併用となった。
当面は大豆の収穫が続く。
一番早く収穫期を迎えている黒豆の収穫を昨日から初めた。
何処も雑草の中からの収穫となるのでどんな収穫方法が効率的かは試行錯誤しながらとなった。
昨日の畑は草刈機で刈り取ってから拾い集める方法を採用したが、大豆が雑草の中に埋もれてしまい「見落とし」
が多かった。
所を変えて今日はすっかり秋景色となった後山。
昨日同様に草刈機を使うか又は引き抜くか、それとも稲刈り鎌で刈り取るか迷ったが、鎌で刈り取るのが一番という
結論になった。
「大豆刈り」は二時間弱でほぼ全部を刈取り軽トラ一台分の収穫を得た。
こんな黒豆の収穫が明日も続く。
8月上旬から続いた枝豆出荷が今日で終わった。
夕方暗くなる前の収穫、早朝暗い内からの脱莢作業、それが三カ月弱続いた。
「年中無休の楽しい農業」を標榜している身としては「苦しい」とは言えないが
苦しい時もあった。
連日続くと疲れも蓄積し目覚まし時計に直ぐ反応しない朝も無い訳ではなかった。
そんな毎日からようやく解放された。
しかし、それと同時に貴重な固定収入の道も閉ざされたことになる。
(間引きを終えた畝を中耕除草。葉っぱまで隠してしまった)
一方的な愛で「人生を掛けた結婚」をし、仲良し夫婦として40余年が経過した。
そんなラブラブな夫婦でも「阿吽の呼吸」が通じず喧嘩になることも稀ではない。
夫婦喧嘩も最近はワンパターン化しつつある。
賢明な妻は「見れば分かるはず」と主張し、愚鈍な夫は「見ても分からない」と反駁する。
そんな些細なことで今朝も暗い内から喧嘩になった。
そして、単細胞の亭主は「熱しやすく冷めやすい」ので数分前のトラブルも直ぐに忘れてしまうが、
女はそうはならない。
何せ40年前の不祥事でも未だに口にするぐらい執念深い。
(生産部長は昨日に引き続き大根の間引き菜を収穫。その後、追肥をして中耕除草を行った)
「猫と女は殺すと化ける」とは古人の訓えだが、後で怖い思いをするから「女と喧嘩はする勿れ」
とのことかもしれない。