霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

初めて鰹をさばく

2021-09-25 19:22:59 | グルメ
  先日頂戴した鰹のお礼に新米を持参したところ、貞秀さんから再び「戻り鰹」を頂戴してしまった。

 前回、切れない出刃包丁で鰹をさばくのに奥様が苦労したので、「男子厨房
に入らず」を頑なに守り続け来て70年が、初めて「タブーに挑戦」することになった。


 しかし、予備知識が全くないままでは無謀過ぎるのでネットの動画で
「鰹のさばき方」を繰り返し確認してから始めた。

 この事前学習が功を奏し多少の手際の悪さはあったものの、あまり時間
を掛けずに無事にさばくことが出来た。
 出来上がった新鮮な鰹の刺し身が、殊の外美味だったことは言うまでも
ない。
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小鹿のバンビ

2021-09-24 18:42:42 | 自然
 朝食時間の少し前、コンバインの準備をしようとしたところ目の前に
突然小鹿が現れて驚き、大きな声を上げてしまった。
 ところが、小鹿の方は別段驚きもせず、また、逃げようともせずに平然
としていた。


 親からはぐれたものと思われるが、あらゆる動物の中で「一番獰猛で恐ろ
しいのは人間である」ことを未だ知らないらしく、直ぐ手の届く距離に近づ
いての接写も可能だった。


 鹿は豆や小麦の葉を食べる有害獣で毎年のように被害を受けているので、
本来は退治したいところだが、小鹿の可愛らしさがそれを許さなかった。
 結局、そのまま居座り周囲の雑草を食べたり寝そべったりして過ごして
いた。


 午後の三時過ぎに「新鮮館おおまち」のHP等を作成している盛岡の
㈱「write a light」の社長と2人のスタッフが取材に訪れ、稲刈り風景や
秘伝畑それに鶏を撮影して行ったが、その時まで居続けチャッカリと
写真にも納まった。
 もしかすると「自然豊かな農村風景」としてHPに掲載されるのかも
しれない。

 春にシベリアに帰り損ねた白鳥が田圃に居座ったことがあったので、
小鹿も数日は居続けるのかと思っていたが、四時過ぎに稲刈りを終えて
戻った時には既に姿を消していた。

 寂しい夜を迎える前に母親が迎えに来たのかもしれない。

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渋沢栄一の言葉

2021-09-23 21:55:06 | 社会
 「はばかりながらいわせてもらえば、官吏は凡庸の者でも勤まりますが、
商工業者は相当に才覚ある者でなければ勤まりません」。
 これは渋沢栄一が大蔵省を辞し、日本初の銀行を創業した当時の言葉である。
 (今朝の毎日新聞「余禄」より)

  今も昔も「 官吏は凡庸の者でも勤まる」のは何故か。

 独占で競争が無いので切磋琢磨の必要が無い。
 失敗しても責任を問われることがなく、倒産の心配も無い。
 成果を追い求める必要はなく「大過なく」すごせばいい。

 そんな「ぬるま湯の中」で毎日暮らしていたら「優秀な人間も凡庸になる」のは必然かと思われる。
 

 
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要津院(ようしんいん)での墓参

2021-09-22 20:38:38 | 家族
 実家は赤荻の要津院の檀家となっている。




 幼い頃、各家庭からお寺まで葬列を組むお葬式が殆どだった。
    田圃の中の農道を通りお寺の長い坂道を登ってから本堂前の広場で三周する
様子を何度も目にしたものだった。

   高度経済成長期に檀家が急増し、半世紀以上も経て坂道や駐車場は勿論の
こと本堂や庭も立派に整備され、本堂前だけだった墓地も、隣接する林に
従来の数倍にもなる新たな墓地が完成し、実家の父もその奥で眠っている。


 御年96歳になる母の旧姓は阿部で、9人兄弟の一番上だった。
 二人の弟は既に逝去しているが、直ぐ下の妹の市野々と中里の叔母は健在で
90歳目前となっている。
  82歳になる次男の多賀城の叔父も健在なことから、市野々の叔母は機会
あるたびに「高齢者四人で記念写真を撮りたい」と願っていたが、コロナ騒ぎ
で叶わないままとなっている。

   ところが、最近になって叔父の腰痛が酷くなり「立ち上がれない状態で入院
した」との一報が入り驚いた。
   頑健な肉体を誇っていて何度か庭木の剪定や農作業を手伝ってくれた叔父
だったが、コロナ騒ぎでお見舞いに行くことも出来ないままとなっている。
 阿部家のお墓で天国の祖父母に「叔父をお守りください」とお願いするしか
なかった。 
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ツルボケ

2021-09-21 19:20:56 | 野菜
 庄内五号の種が手に入らなかった代打として「中生茶」という枝豆を紹介して貰った。
 初めて取り組む品種だったが、発芽率も良く枝葉も大きく雑草に負けない
生育振りだったので大いに期待をしていた。
 それが「捕らぬ狸の皮算用」になるとは夢にも思わなかった。
 莢の付きが悪く、然も、その数少ない莢に「実が入らない」という
10年余の枝豆栽培で初めて経験する不作となった。

 種苗メーカーに問い合わせたところ窒素肥料過多による「ツルボケ
ではないか」とのことだったが、同じ畑で栽培した庄内三号は通常通りの
収量だったので、「中生茶」は我が家の畑とは相性が合わなかったものと
思われる。
 
 その影響で枝豆販売の「書き入れ時」に半月も売上ゼロという事態
を招いてしまった。


 間もなく始まる秘伝の収穫前に稲刈りを終わらせたいと今日も頑張った。
 二日間で倒れている分は収穫を終えたのでまずは一安心。
 乾燥機の稼働が追い付かないため明日は「中休み」となる。
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