村上春樹の1Q84、BOOK2を読み終わった。なんとかまとめたね。
ちまたの書評を見るとBOOK3が出るだろうというのが多い。理解に苦しむ。
謎をばらまきすぎたとか、まだ続けないとすっきりしないことが多すぎるというのだが、この辺でやめておくのが無難だろう。
前作「海辺のカフカ」はまだ文章に艶が残っていたとも聞く。艶というのはポルノ調というのではない。女性を描かずとも、セックスを書かずとも、恋愛を物語らずといえども、艶のある文章と、ない文章がある。
それが古来言う「枯れてくる」ならまだいいが、無理やりバイアグラを飲んで書き続けるとゴツゴツしてくる。
世間では、NHKあたりのマスコミではノーベル賞候補というのだが、彼の作品のどういうところが対象になるのか。もしかりに受賞したとして(それもあるだろう、大江健三郎も貰うくらいだから)、ノーベル賞選考委員会が授賞理由をなんというか興味があるところだ。
ノーベル賞でも、平和賞と文学賞はいんちきくさい。だれが仕切っているのか。横綱審議委員会のメンバーはユダヤ人なのか。その筋のものを押さえての工作次第だと聞く。村上春樹の場合はどういうマシーンが工作しているのか。