「ぽじしょりぽーと」93ページ。第一章自律的エイジェント読了。何事も同情を持って読まなければいけない。
要するに地方自治かいいか、中央集権がいいかということである。それがどうもこの本の趣旨らしい。ゴキブリの自衛権すなわち危険回避システムは地方自治である。人間もそうしたほうがいいといいかねない本なので心配したが、使い分けているね。常識的だ、結局。そんなに恐ろしいことを主張していない。何事も、本を読む場合でも同情心を持って読むことをモットーにしているが、第一章を読み終わってやや安心した。
この著者はロボットにご執心だが(すこし異常)、誤解されやすい。人間の場合中央集権、言い換えれば社会的性格、言語、文化、法律の優位性がある、と一章の最後で常識的だ。
ただゴキブリ的地方分権システムのほうが安上がりで「すぴーでい」だというのだ。ようするにロボットの制作ではゴキブリ的発想だけで十分だというのだろう。これって、人間で言うと、幼児、子供、未熟な青年それから女性の行動を特徴づけるね。お後がよろしいようで、この辺でやめておこう。