第四章:オリジリティーとは非コピペの事ではないようだ。コピペの事かと思ったが、村上氏がそんなことを論じる訳がないか。
真似のしようがない独自性といいますかね。世間の一般小説家は知的財産権とかいって、日本ペンクラブでもいつかメンバーの誰かが対策委員会を作るとか記者会見していた記憶があるが、そんなつまらないことではない。
おのずから文体からにじみ出る独自性独創性ということらしい。彼は音楽家の例を引いて書いているが、これなら真似をされるわけがないから、泥棒にびくびくする様に「知的財産権」などとみっともなく騒ぎ立てることもない。模倣者、追随者、引用者は雲霞のごとく出るだろうか、それに一々目くじらをたてる作家は幻滅物だ。
村上はいっているが、オリジナリティーの条件は絶えず自己改革していくことだといっているがその通り。これなら知的財産権だとおびえることもない。模倣者の出ることは勲章と思うくらいの度量がほしい。
大体人間の考えることは似てくる物だよ。純然たるコピペは論外だがね。
オリジナリティーを対コピペだとか、知的財産権などと結びつけて村上氏が主張したらがっかりしたでしょう。