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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



日本対トリニダード・トバゴ(国立競技場)

注目のオシム・ジャパンの初陣は、ドイツW杯組のアレックスの2得点で、トリニダード・トバゴをくだした。

A3チャンピオンズカップや海外遠征試合などのために、ジェフ、ガンバ、アントラーズなどから選手を招集できない不条理ななかで、浦和レッズの選手を軸に手堅い陣容でのぞんだことが功を奏した。

しかし、試合内容は、選手不足、準備不足を考慮したとしても、必ずしも満足できるものではなかった。前半に2得点を奪った後がいけなかった。暑さのせいか、疲労のせいか、チーム全体に動きが鈍ってしまった。DF坪井にあっては、W杯の再現かのように、足がつって動けなくなった。

今回の代表選手18人の顔ぶれは、確かに日本代表としてはフレッシュである。しかし、平均年齢は約25歳と、必ずしも若くはない。4年後の南アフリカW杯のときには、29歳になっているのだ。Jリーグでの経験も豊富な選手ばかりだ。ならば、もう少しペース配分を考えた試合運びができてもよさそうなものではないか。オシム監督が標榜する「走るサッカー」を、素直に実行しようとしたのなら、代表選手としては、あまりにナイーブすぎるだろう。

90分間走り通せるサッカー選手などいない。「走るサッカー」とは、「必要のないときは、走らないサッカー」ではないか。「オシムの言葉」には裏があると思うのだが…。


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