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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



ドイツW杯が終わって、もうすぐ1ヶ月になる。記憶がうすれないうちに、自分なりに大会をまとめておこうと思っている。その方法のひとつとして、8年前のフランス大会との比較を考えた。同じヨーロッパで開催されたからである。そして、今回、ドイツでのぼくの観戦日程は、フランス大会のときを参考にして、まったく同じ日程で組んだからだ。

手始めに、当時の新聞やテレビの状況を調べ始めて、ちょっと驚いたことがある。

今度のドイツ大会での日本代表のグループリーグ敗退の原因のひとつに、過酷な暑さのなかで試合をしたことが考えられる。日本は、ドイツ時間の午後3時からの試合を2度もしなければならなかった。これには、テレビ中継が大きく関係していたと言われている。関係者は、夏の昼間の試合がいかに過酷かわからなかったのだろうか。

実は、フランス大会でも、日本は同じことをしていたことに気がついた。初戦のアルゼンチン、2試合目のクロアチアとの試合は、現地の午後2時半試合開始だった。日本では、夜の9時半である。フランス大会のときも、とくにクロアチア戦は、酷暑のなかの消耗戦だった。ちなみに、フランス大会で午後2時半からの試合を2試合戦ったのは日本だけだった。

当時から、日本代表は、テレビ中継の影響を受け、思うような結果を出すことができなかったとも考えられる。そして、日本代表は、ドイツ大会でも、たった8年前の教訓を活かすことなく、アウェーで散ってしまったとも。


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