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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



バスケットボール世界選手権・ファイナルラウンド
アルゼンチン対ニュージーランド
イタリア対リトアニア (さいたまスーパーアリーナ)

バスケットボール世界選手権、ベスト8決定戦のうちの2試合を、さいたまスーパーアリーナで見た。

8月26日、土曜日の10時からと13時からの2試合。最寄の、さいたま新都心駅や会場周辺はにぎわっていたが、場内に入ってみると空席も多く、ちょっとがっかりした。バスケットボール界のトップペレーヤーが集まり、いよいよ頂点に向けて激しい戦いがはじまるのに。

そんな場内のぬるい雰囲気を感じたのか、第1試合のアルゼンチン対ニュージーランドは、外からのシュートのミスが多く、しまらない試合となった。ただ、そんななか、NBAのスーパースターであるアルゼンチンのエース、ジノビリの要所をおさえたプレーが光っていた。序盤では、無理に自分で得点を狙うことなく、まるでマジックを見るかのような好アシストを連発し、中盤のこう着状態では、積極的にゴールを狙い、そして確実に決める。まだまだ全力を出し切ってはいないジノビリが引っ張るアルゼンチンの今後が楽しみである。

欧州同士の戦いとなった2試合目のイタリア対リトアニアは終盤1点を争う大接戦となった。試合開始直後から、ダンクシュートが炸裂し、その後も大型選手が激しくぶつかりあう。これこそ世界バスケというような、日本ではなかなか見ることができない熱戦となった。

それまで接戦だったのが、第4クォーター、6分過ぎ、リトアニアのGマシャウスカスの得点などで10点差となったときは、勝負あったと思ったが。それからイタリアが猛反撃を見せる。しかし、残り1分で2点差まで追いついた後、何度もフリースローで同点になるチャンスを得ながらも、最後の2秒でも同点にできる場面があったのに、フリースローの失敗を繰り返し、結局追いつくことができなかった。「イタリアの日」ではなかったということか。

世界バスケに登場する2メートル級の男たちの動きは、想像以上にやわらかだった。体を激しくぶつけあいながらも、ボールさばきは見事に脱力されていて、速く鋭いけれども、柔らかなパスやシュートが繰り出される。生で見なければわからない感覚かもしれない。

明日は、米国チームの試合を見る予定だ。今日の欧州勢とは違ったバスケットボールを見ることができることだろう。本気モードの凄いやつらのプレーが楽しみでしょうがない。

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