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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



横浜FC 1対0 浦和レッズ
(2007/12/1 NHK総合放送)

試合前夜、友人と飲みながら、Jリーグ最終節の話になった。

明日、浦和は、横浜FCに勝って、優勝を決めることができるのか?

ぼくは、いくら浦和が調子を落としているといっても、最下位で、降格が決まり、ほとんどの選手が解雇される横浜FCには、勝てるだろうと、たかをくくっていた。ACLの決勝戦以来、浦和の試合を見ていなかった。ただ、今季の成績と勝手なイメージから、そう予想していた。

一緒に飲んでいた友人は、実は仕事で浦和に関わっている。最近、心臓がドキドキしてしょうがないと言っていた。清水、鹿島、愛媛戦を、スタジアムで見続けていた彼は、深刻そうに、今の浦和を心配していた。浦和と鹿島がともに敗れて、浦和の優勝といった想像もしていた。それだけ、浦和が横浜FCに勝てないのではないかと思っていたわけだ。とくに、天皇杯で愛媛に敗れた試合内容はひどかったようだ。J2のチームに負けるのだから、J1の横浜FCに負ける可能性は十分にある。

果たして、ぼくの友人の心配は現実のものになってしまった。浦和が破れ、鹿島が完勝し、鹿島がJリーグの王者についた。

横浜FCと戦う浦和は、ぼくのイメージにあるものとは遠くかけ離れていた。ACLの王者になってから約2週間。ここまでチーム力は落ちてしまうものなのか。

実際に試合を見ずに、安易に、試合の予想をしたことを反省した。反省しなければならないほどのことではないのだが、きちんと自分の目で見て、ものを言うべきだということを思い知らされた。ただし、実際に見ていても、浦和の勝利を予想していたかもしれないが……。

さて、Jリーグが終わり、天皇杯を敗退した浦和だが、大きな目標が目前に迫っている。今週から始まるトヨタ・クラブワールドカップである。なんとしても、12月10日の豊田スタジアムでの初戦を勝ち抜き、13日には、欧州王者のACミランと戦う勇姿を見せて欲しい。

横浜の無念を、横浜で晴らして欲しいと思う。

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