横浜FC 1対0 浦和
2007/12/1 NHK総合放送
J1の最終節、優勝のかかった2つの試合をNHKが生中継した。横浜FC対浦和はNHK総合放送、鹿島対清水はNHK-BS1だった。
ぼくは、主に、NHK総合放送の浦和の試合を見た。浦和が優勝する試合を見ておこうと思ったからだ。そうしながら、BS1で鹿島戦の動向を見るつもりだった。
しかし、試合が始まると、浦和の試合からまったく目が離せなくなった。疲れとプレッシャーで、動きが重く、鈍い浦和に対して、ベテラン揃いの横浜FCが、積極的にしかけていく。その結果、横浜FCが先制。最下位と首位の試合とは思えない面白い展開となった。後半になると、浦和の反撃で、同点、逆転の期待が高まる。
そんななか、浦和の勝利が遠のきはじめた後半40分過ぎ、NHK総合放送の中継が、日産スタジアムからカシマスタジアムに切り替わってしまった。浦和の勝利の可能性がなくなったので、鹿島が優勝する場面を中継することにしたようだ。
鹿島戦は、後半45分ごろからロスタイム3分が終わるまで中継された。鹿島戦が終わった後、まだ続行中の日産スタジアムに再び戻り、ロスタイムの模様が中継された。横浜FCの勝利が決まると、その直後から、歓喜のカシマスタジアムに切り替わった。なお、NHK-BS1では、ずっと鹿島戦が中継されていた。
何のことわりもなく、日産スタジアムからカシマスタジアムに切り替わってしまったことに、ぼくは驚き、とてもがっかりした。
なによりも、横浜FC対浦和の試合をさいごまで見届けたかったからだ。選手の思いが凝縮するさいごの5分間を見たかった。それだけ、この試合に魅せられていた。浦和の選手はどんな表情をしているのか。横浜FCのカズや山口はベテランならではの余裕顔だろうか。
しかし、NHK総合放送は試合中継よりも優勝報道を重視した。当然といえば、当然かもしれない。要するに、試合をきちんと見たいのなら、CS放送を見ろということなのだろう。
このJリーグの試合中継に限らず、今年は、地上波放送のスポーツ中継に不満を感じることが多かった。あえて避けてきたのだが、そろそろCS放送に加入することを考えるべきかもしれないと思った。
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