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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



北京オリンピック観戦記(1)

サッカー女子 
日本2対2ニュージーランド


北京オリンピックの開幕に先立ち、サッカー女子のグループリーグが始まった。

日本女子「なでしこジャパン」は、ニュージーランドと対戦し、引き分けに終わった。あとは、米国(前回アテネで優勝)、ノルウェー(前々回のシドニーで優勝)との対戦なので、勝ち点1しか取れなかったのは、厳しいスタートとなってしまったと言える。

前半15分過ぎからは、日本がペースをつかみ、何度か得点チャンスがあったものの、相手の長身GKの好手に阻まれた。澤を中心に、右の安藤、左の宮間がチャンスをつくるが、ゴールマウスでのツメが甘かった。

日本の失点は、前半37分。相手のクロスボールに対して、GKと最終ラインが見合ってしまった隙をつかれた。ピンチに見えなかった状況での失点はなんとも残念だった。

両チームが得たPKは、ともにその原因となった反則があったのかどうかもわからないもの。レフェリーのジャッジは絶対だが、あまりに不明瞭。ただし、日本にもPKを与えたのは、判定のまずさをカバーした、なかなかのバランス感覚だった。

日本にとっては、勝ち点1しか取れなかったが、終了間際になんとか同点に追いついたという意味で、ポジティブにとらえ、次戦に臨んでほしいと思う。

この試合、オリンピックだから当然のことなのだが、タッチライン沿いのフェンスに企業の広告が一切なかった。いまどき、テレビ中継するサッカーの試合で広告看板がないものなどない。こんなところからも、4年に一度のビッグイベントが始まったんだなと思った。


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