sports-freak.blog
観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



2008/8/2 日本青年館

北京オリンピック開幕が間近に迫った昨日(8/2)、40年前のメキシコ・オリンピックでのサッカー日本代表銅メダルを記念したシンポジウムを開いた。主催・運営は、ぼくら、ビバ!サッカー研究会。

当時の日本サッカーを大躍進させたドイツ人コーチ、デットマール・クラマーについて元朝日新聞記者の中条一雄さん、JFA最高顧問の岡野俊一郎さん、当時の代表選手、杉山隆一さんの3人に語ってもらった(コーディネートは後藤健生さん)。

中条さんは、1960年に日本代表が初めてクラマーさんと会った欧州遠征にマネージャーとして同行して以来、岡野さんはクラマーさんが初来日して以来、ともに50年におよぶ付き合いである。杉山さんは、釜本とともに日本の武器となるべく、クラマーさんにもっともしごかれた選手だ。

御三方の話に共通していたのは、クラマーさんの「徹底した」厳しさと優しさだった。そして、クラマーさんからの教えが、数十年たった今でも、よどみなく出てくるということは、よっぽど徹底的に繰り返されたことの証なのだろう。今、はたしてそのような指導者が存在するのだろうか。

そんな感想を思っているうちに、約2時間があっという間にすぎてしまった。後半になって、話っぷりに勢いがついてきた杉山さんは、2次会のパーティの席でさらに加速。サッカーがあれば、酒のつまみは要らない、何時間でも大丈夫だという。「クラマーを語る。パート2」を楽しみにしたい。

なお、このシンポジウムの内容は、ビバ!サッカー研究会・公式サイトに掲載される予定ですので、その際は、この場でお知らせします。

また、中条一雄さんの本「デットマール・クラマー 日本サッカー改革論」が出版されるので、ぜひ読んでいただきたい。推薦者・岡野俊一郎さんの「サッカーというスポーツの基本は、100年たっても変わらないという真実をあなたは知ることになるだろう」という言葉が実感できるはず。




コメント ( 0 ) | Trackback (  )