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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



クラマーさんを訪ねる旅(3)

1960年に初めてサッカー日本代表が訪れた、デュイスブルクのスポーツシューレに着いた。

約50年前、代表の平木主将は「この世に、こんなすごいものが存在するのだろうか」と言ったそうだが、今でも、ぼくらからは同じ感想が出てしまうほどだ。

想像はしていたが、これほどとは……。

当時はなかった宿泊施設の13階の部屋からみると、その緑の多さ、深さに驚く。まるでうっそうとした森のなかに、その高い木々のなかにサッカーのフィールドがいくつも見える。その広さゆえ、カメラではおさまりきらないのもすごい。

なかにはビーチバレーのコートが作ってあり、女子選手たちは、練習前のアップを、そこのやわらかくこまかな砂の上でおこなっていた。日本では、ちょっと考えられないだろう。

1960年の初遠征に同行した、元朝日新聞記者の中条さんが泊まったと思われるゲストハウスにも行ってみた。

明日(8/28)は、バスで、シューレ全体を見て回る予定だ。


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クラマーさんを訪ねる旅(2)

「デットマール・クラマーさんを訪ねるドイツ・サッカーの旅」に参加して、初めてルフトハンザ航空に乗った。その機内サービスで、「やっぱりドイツなんだなぁ」と思った。

ドリンクサービスのとき、ぼくがよく利用するエアフランスならば、ワインはミニボトルで、ビールは缶で配られる。そして、だいたいの航空会社は、エアフラと同じように、ビールは缶で配る。

しかし、ルフトハンザはちがった。ビールはボトルで、ワインはグラスで配る。ちょっとしたことだが、ビールの国としてのこだわりを感じた。

2度目となるビールの国の旅では、どんなことが待っているのだろう。



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クラマーさんを訪ねる旅(1)

40年前のメキシコ・オリンピックでサッカー日本代表が銅メダルを獲得したこと、中条一雄さんが書かれた「デットマール・クラマー 日本サッカー改革論」(ベースボール・マガジン社)の出版の2つを記念して企画された「デットマール・クラマーさんを訪ねるドイツ・サッカーの旅」に参加している。

8月27日(水)朝、出発のルフトハンザ航空でドイツに向かうときのことだ。搭乗口に着くと、卓球の北京オリンピック代表の岸川聖也選手がいた。昨日、北京オリンピック日本代表選手団の解団式を終え、早くもドイツに戻り、今週末から始まる卓球のブンデスリーガに参戦するとのこと。

オリンピックという華やかな非日常的なイベントが終わりオリンピックに参加した選手たちは、日常の戦いへと戻る。

クラマーさんが、東京オリンピックが終わった後に言った「試合終了のホイッスルは、次の試合の準備の始まりである」との言葉を思い出したが、よくよく考えれば、「次の試合の準備」どころではない、彼らにとっての本番が始まると言えるだろう。

スポーツファンにとっては、オリンピッというお祭りが終わって、ほっと一息というところだが、そうは言ってられないプロスポーツ選手の厳しさを身近に感じたわけである。


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